あるもんde散走〜淡路島のエコな暮らし体験2022年8月 レポート
自転車で淡路島を散走しながら食・歴史・暮らしを堪能し、淡路島西部に位置する古民家「琴屋」を目指す散走を行いました!
スタート地点は“陸の港西淡”
*市内と神戸・大阪方面を結ぶパークアイランド型の駐車場で公共交通の主要施設。高速バス乗車県販売、市内公共交通情報・観光情報の発信、レンタサイクルを行っている。
ここではまず、持ち込みの自転車をセッティングしたり、レンタサイクルを利用したり散走の準備をしています。
自転車の準備が終わった後は、ブリーフィングです。
安全に散走できるように正しいヘルメットの被り方、散走中の手信号、自転車に乗るときの注意事項を共有しています。
まず初めに“おろころ島神社”に向かいます。
なるべく大通りを避け、のどかな農道をゆっくり散走しました。
「牛の匂いがする!」
「カエルの鳴き声が大きいねぇ」
と、五感を使って自然の変化に気づけるのも散走の魅力ですね♪
“おろころ島神社”に到着してまず目に入るのは、巨大な鳥居です。
*古事記・日本書紀の国産み神話に登場する日本最初の国土「おろころ島」の伝承地。高さ21.7mに及ぶ朱色の鳥居は 「日本三大鳥居」に数えられています。
ここでは、淡路島にお邪魔させていただく御挨拶と散走の安全祈願をしました。
続いて向かう場所は、道の駅“福良”です。
15㎞ほどの長い道のりですが、平坦な道が続き軽快に散走することができます。
散走していると、広大な田園の真中に生えていた不思議な一本の木と出会いました。
その木の葉が全て上に向かって生えており、
「炎のように見えるね」
「神々しい雰囲気があるよね!」
と、なんだか不思議な気持ちになっていました。
車ではなく自転車だからこそ立ち寄れた素敵な出会いです♪
道の駅“福良”に着き、まずはお昼休憩。
海鮮料理をメインとするお店が立ち並ぶ中、今回選んだお店は“天羽商店”です!
甘エビ、サーモン、まぐろ、イカなど種類豊富な海鮮丼はとっても新鮮で美味しいと大絶賛です。
次に向かったのは、道の駅“福良”から歩いてすぐのアイスクリーム屋さん“G・エルム”です。
お洒落な外観と種類豊富なジェラートが有名なお店。
食後のデザートにぴったりで、皆さん大満足で自然と笑顔が溢れていました!
ちなみに私はお店の看板メニュー“トマトいちご”にしました!
サッパリした甘さとツブツブいちごの果肉がとっても美味しかったです♪
次は今夜の食料調達のため、“福良マルシェ”に向かいます。
*福良マルシェは淡路島の食材のみを販売しているお店です。
農家の方が直接持ってくる食材はどれも新鮮で、島内で作られた加工商品はお土産にもピッタリです。
次に食料調達へ向かった場所は、“道の駅 福良”を出て海沿いを少し走った先にある“別所水産”です。
ここでは、瀬戸内海の漁場でとれた魚を直送で取り扱っており、抜群の鮮度の魚や貝を提供している地元のお店。
旬の魚やオススメの食材を漁師さん自ら教えてくれます。また、購入した魚を捌いて頂くこともできて、とっても良心的でした!
最後に向かった場所は、“道の駅うずしお”です。
*鳴門海峡大橋の渦潮に最も近い道の駅。
併設されているレストランでは、農家直送の玉ねぎや瀬戸内海の新鮮な海産物を使った料理を食べることができます。
“別所水産”から“道の駅うずしお”までの道のりは、5kmほど続く険しい峠道です。
E-バイクに乗っている参加者の方たちは、
「こんな坂を自転車で登れるんですか?汗」
「車だったらすぐなのに…」
と、ゴールの見えない坂道に不安の声が募りましたが、いざ登ってみると電動アシストの力が発揮されてグングンと登ってました!
その足並みはロードバイクに乗ったサイクリスト達を引き離す勢いで、
「少しペダルを漕ぐだけで勝手に自転車が進んでくれました。」
「快適ですね♪」
と、スタート時の声から驚きと感動の声へと変わっていました。
陸の港西淡からスタートし、自分の力で自転車を漕ぎ進めてきた道のりには、沢山の発見と感動や学びがありました。
参加者の方たちに感想を聞くと、
「自転車でめぐると、匂いや土地の変化など細いことにも関心を持てて、童心に戻ったような感覚になりました。素直な気持ちで楽しめました。」
「集団で自転車に乗っていると、人によってペースが違う体力が違う。だからこそお互いの身体を気遣い合いながら散走できて絆が深まりました!」
ゴール地点の「琴屋」では、家守のマーキーこと青木将幸さんが先回りして、すべて準備してくれていました。ガスも水道も電気がなくても、新鮮な野菜と鮮魚、湧き水に、薪を割って火をおこし、すべて淡路島にあるもんde自然の恵みに感謝しながら美味しくいただいた「食」と「出逢い」は、ずっと心に残る思い出になりました。