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DePauw1年目の終わりに✨

ついに!!!

全ての試験とエッセイの提出を終えました〜〜〜!日本に帰ります🇯🇵!!

DePauw1年目の振り返りとして、書きたいことはたくさんありますが、文章がとっ散らかっててもあれなので、出来るだけいろんな経験を織り交ぜつつも、簡潔に書こうと思います。後で、カテゴリー別(学業面、生活面みたいな)に分けて、他のブログを投稿するかも?(多分せーへん)

今回は今学期とったクラスの振り返りに絞って書いていきまーす。

REL130(宗教学入門)

以前投稿したブログを読んでくださった方は、なんで宗教学のクラスをとったか知っているかもしれませんが、きっかけの1つは、人の心理を勉強するのに、心理学だけやってても全然足りないと思ったからです。一人ひとり、育った場所、慣れ親しんだ文化などから多かれ少なかれ影響を受けていると思うので、その部分を学べる歴史学、宗教学、などの学問を勉強したいなーと思いました。もう1つは、DePauwで仲良くなった友達の多くが、キリスト教、ヒンドゥー教などの宗教を信仰していたからです。そしてもう1つ、以前のブログには、書いていませんでしたが、せっかく分野を横断した学びができる環境にいるのだから、1学期に少なくとも1つは、今まで自分が学ぶと思っていなかった学問を取ることを意識して授業を選んで、今学期のそれが宗教学でした。このアイデアは、DePauwに行く前に読んでいた海外大学に通う先輩方の文章に書かれていたので、私も真似しよう!と思い、始めました。偶然性のある学びとの出会いができるのは、リベラルアーツカレッジの好きな部分の1つです☺︎

宗教の教授は、リベカレ(リベラルアーツカレッジの略)の教授になるために生まれてきたんじゃないかと感じてしまうほど授業が生徒の好奇心を、くーーーっと引っ張るのが上手で、来学期もこの教授の授業を取ることにしました!Independent classといって、教授と生徒の1対1のクラスを組んでもらったので、それが楽しみです!テーマを、cognitive science for religionにするか、black religionsにするか悩んでいるので、もしどちらかに詳しい人がいれば教えてください。

なんでこの教授の教え方が面白かったかというと、異なる宗教の違い、特徴で終わるのではなく、それらがどのように政治、歴史、などの観点と結びついているのかをクラスに織り込んでくれたからです。

CSC121(コンピューターサイエンス入門)

このクラスは、Javaのクラスで、クラスの雰囲気が良かったです。アメリカのカルチャーとして好きな部分の1つは、それぞれ学んできたことが全然違うので、「誰かが〇〇ってどういうことですか?」「意味分からへん!」ってなった時に、この人は勉強していない人だ、みたいな視点を持たず、お互いにリスペクトを持ちながら助け合えることだなと感じました。

PSY232(異常心理学)

このクラスは、人のメンタルの状態がどのように変化するのか、簡単に言えば、精神疾患について、要因、治療法などの内容が含まれていました。このクラスのエッセイ課題が興味深かったです。エッセイ1つ目は、アドルフ・ヒトラーの幼少期からの人生を振り返り、考えられる精神疾患について考察するものでした。このクラスのリーディングを通して、1つ私の読書の癖みたいなものを見つけたのですが、歴史や特定の人物の本を読んでいる際に、この本に出てくる人たちの当時の心境はどんなんやったんやろう、、、と考え始めて、一向にページが進まない時があることに気がつきました。この他のエッセイ課題は、「モンスター(Monster)」という映画の主人公であるAileen Wuornosのパーソナリティ障害を診断するといったものでした。授業で習った内容を、実践としてペーパーを書かせてくれる形式がこの授業の好きな部分でした。

春休み中に、留フェロのメンバーから"Crazy Like Us"という本を紹介してもらって読んでいたのですが、その本のテーマが「西洋化した精神医学」で、このクラスは本のテーマにより関心を持つきっかけになりました。例えば、香港の拒食症患者とアメリカの拒食症患者が、拒食症になった要因は異なるみたいな話が書かれてありました。心理学者やカウンセラーが精神疾患を持つ人を診断する際にDSM-5という本を使うのですが、それらは西洋の研究者が中心となって作られているので、DSM-5を使って香港の患者は治療できないのでは?みたいな問いが書かれてあり、興味深かったです。もし、いろんな分野の研究者が協力して、もう一回DSM-5を作り直したら、どんなものになるんだろうと気になってます。

PACS100(Peace and Conflict Studies)

元々は化学のクラスを取ろうとしていたのですが、授業を受けてみて、私にとって全然楽しくなかったので、友達から勧められ、このクラスをとることにしました。このクラスの教授は、視点がすごく広く、政治の話をし始めたと思ったら、国際関係の視点で話始めたり、たくさんの異なる視点が次々と授業内に追加されていく感覚がありました。毎回、宗教学の授業を取った後に、PACSの授業だったので、使う視点、思考を変えるのに学期始めは手こずってました。このクラスで特に楽しかったのが、授業で学んだ理論を取り入れて、ダイアグラムを作り、それを数時間じーっと眺めながら、ここの関係性はこうだのあーだの考えたり、クラスメイトや教授と話したりすることでした。

ヨハン・ガルトゥングの直接的・構造的・文化的暴力の理論を使って、
移民問題を考察するためのダイアグラム

このクラスのエッセイは、主張(argument)を持つことが欲求されたので、それが1番難しかったです。なんで主張を形作るのに、時間がかかるのかなぁと考えた時に、きっとこれは日本の教育からかなりの影響を受けているんじゃないかなぁと思いました。時々、日本人が意見や主張を持たないのは、受け身の授業が多いからだなどという意見を聞くことがありますが、この教育のおかげで、人の話を聞く力はめっちゃついたと思っています。ただ、私はいろんな人のいろんな意見を「あーそーゆー考え方するのねー!いいねいいねー!」っていって、自分の脳みそに入れていくのが好きで、自分の主張を作るとなると、それらの中から、特に好きなもの、自分が共感できるものなどを引っ張ってこないといけないので、その部分が苦手なんだろうなぁと思います。どの主張も良いよねー!って思うタイプなので、どうやって優先順位つけるんだよーって思ってしまう部分があります。特に、留学生の多いDePauwでの授業となると、自分の主張や意見が知らぬ間に誰かの心にグサグサ刺さってるみたいなことって多いんじゃないかなと思っていて、その中で意見を言い合うってなんかモヤモヤするなぁと感じます。でも、この経験があったから「誰もが心地よく発言をできる環境を整えるための条件ってなんやろ?」って考えるようになりました。自分の主張を紙に落とし込む、発言するのはまだまだ苦手ですが、このクラスのエッセイ課題のおかげで、自分の思考を言語化する力は少し向上したと思います。

授業の振り返りはこんな感じです〜。話は学業面からずれますが、今年キャンパス内で1番楽しかった活動はダンスだったと思います。

パフォーマンス後にネパール人の友達と
"multitalented"

学年末に、ダンスのチームメイトにメッセージを送ると言うゲーム?をしたのですが、"Multitalented"と書かれたプレートをもらいました。このダンスチームにいる人だけでなく、お互いのバックグラウンドが違うからこそ、私が今まで気づいてこなかった自分の性格に気づかせてくれる友達ができたことが嬉しいし、おかげで毎日楽しんでいます。

また、気が向いたらブログ更新します☺️ではまた〜!

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