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【マーケのしごと】顧客に価値を届けるコンテンツプランニング

こんにちは、Sansan公式note編集部です。今回はマーケティング部が執筆した記事をお届けします。

今年で創業17年を迎えるSansan。その成長を支えるべく、Sansanのマーケティング部では70名近くのメンバーが、それぞれの仕事に日々取り組んでいます。そして、Sansanをもっともっと大きくしていくため、新たな仲間たちを大募集しています。(どんな仕事があるのかな?と思ってくださった方、応募はこちらから!)

「Sansanのマーケティングの仕事に興味があるけど、どんな人たちが働いているの?」
「どんな仕事をしているのかな?」
「自分もSansanで働いてみたい!」

このnoteでは、そんな皆さんの声にお応えすべく、さまざまなマーケティングの仕事を担当するメンバーの生の声をお届けしていきたいと思います。


Sansanでコンテンツを制作するお仕事って?


そんなSansanのマーケティング部には、コンテンツプランニングという領域を担当する仕事があります。他の会社ではあまり聞かない名前でもあり、「何をしている人たちなのか」という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回の記事では、そんな「Sansanでのコンテンツプランナーの仕事って?」と思っている皆さんに、コンテンツの担当者はどんな仕事をしているのか?どんなバックグラウンドを持った人たちが、どんな想いをもって働いているのか?といった内容について、2023年12月に入社した竹田眞さん・酒井美保さんに対談してもらいました。

出身業界は大きく違えど、編集という共通のバックグラウンドを持つ二人の視点から、Sansanでのコンテンツ企画・制作に関わる仕事のやりがいについて感じていただければ幸いです。

写真左:竹田 眞(たけだ まこと)
Bill One事業部 マーケティング部 コンテンツプランニンググループ

大学卒業後、投資家向け開示資料の制作支援会社に入社。編集・営業兼務担当者として企業の統合報告書を中心とした商材を手がける。その後更なる成長の機会を求め、2023年にSansan株式会社に入社。インボイス管理サービス「Bill One」を中心としたサービスの顧客事例制作、ダウンロード用コンテンツなどを主に担当する。

写真右:酒井 美保(さかい みほ)
Sansan事業部 マーケティング部 コンテンツプランニンググループ

販促・人材領域の事業会社に新卒入社し、ブライダル雑誌の広告営業に従事した後、編集者として記事編集や販促などを担当。一度家庭に専念したが、新たな挑戦を求め、Sansan株式会社に入社。営業DXサービス「Sansan」訴求のためのコンテンツ制作を主に担当する。

「コンテンツプランニング」って何をする仕事?


竹田
:「コンテンツプランナー」という仕事についてですが、「ITの会社でマーケティング、そこでコンテンツプランナーってどんなことをしているの?」と聞かれること、多くありませんか?(笑)

酒井:ありますね。例えば「イベント」などのグループと違って、名前からいまいち実態が分かりづらいかもしれません。竹田さんはご自分のお仕事を、周りの方にはどのように説明されていますか?

竹田:主に、Sansanが売り出している各プロダクトのウェブページに掲載するカタログや、説明資料などのダウンロードコンテンツ、お客様に弊社プロダクトをお使いいただいた感想をまとめた導入事例、プロダクトを宣伝するためのイベントで使うプレゼン資料など、事業をリードするコンテンツを作る「攻め」の仕事、そして会社全体で使う表記ルールを校正やガイダンスのチェックなどで守る「守り」の仕事、というように説明しています。一言でいうと、「マーケティングとブランディングを両立させる」という感じですね。

私自身は、今のところダウンロードコンテンツやプレゼン資料の作成に携わる機会が多いです。

酒井:私も基本は同じなのですが、それに加え、Sansanのログイン画面に掲載するコンテンツの制作や進行も行っています。

あとはイベントの告知メールや募集ページなど、他マーケティンググループが作成した文章の校正も行っています。「守り」の仕事、主に他チームが作成した文章を、Sansan独自で作成しているルールブックに沿った表記に統一されているか、誤字脱字がないか、などの観点からチェックすることも重要な仕事ですね。

竹田:そうですね。Sansanでは数多くのイベントに登壇したり、プロダクトを訴求するための記事を他社のニュース媒体に掲載したりもするので、チェックする必要がある文章の数も自然と多くなります。自分で文章を執筆することもありますし、Sansanが開催するイベントにご登壇いただくお客様のプレゼン資料作成をお手伝いするなど、幅が広い仕事だと感じています。

酒井:イベント担当チームやウェブサイト担当チーム、デザインを担当するブランド エクスペリエンス部と仕事を進めることも多いですし、導入いただいているお客様の事例を作成する際には営業やカスタマーサクセス (CS)部門の担当者とチームを組んで進行することもあります。

単純に文章を編集する力や企画力だけでなく、いろいろなチームとやり取りするコミュニケーション力や、中心となって引っ張っていく推進力も問われる仕事だなと感じています。

竹田:そうですね。大変なことも多いですが、自分が協力したイベントや施策の成功、あとは自分が企画したコンテンツがどれくらい読まれたか、商談につながったかといった成果が見えるのは、やはりとても嬉しいですし、やりがいがありますね。

Sansanに辿り着くまでの道


酒井
:私は2008年に販促・人材領域で広告や出版も行っている事業会社に新卒で就職しました。当時からメディアに関わる仕事がしたくて、特に編集をやりたいと思っていました。

ただ、新卒からいきなり編集部には行けず、事業がどのように売上を立てているか、お客様からどのようにお金をいただいているかを理解するために、営業を数年間経験しました。その後、編集部に異動させてもらいました。

竹田:どんなお仕事をされていたんですか?

酒井:ブライダル部門に所属していたので、ドレスの選び方やお金のかけ方など、結婚準備や式にまつわる記事の編集ページの制作を担当していました。企画や紙面の構成作成、撮影ディレクション、記事の入稿まで行っていました。また紙面作成だけではなく、雑誌の付録制作やPR関係にも携わっていました。

竹田:幅広いお仕事を経験されていたんですね。

酒井:そうなんです。編集の仕事はとても楽しかったんですが、子どもが小学校に入学したあたりで周辺環境の変化もあり、仕事と育児との両立に難しさを感じたこともあって、退職する決断をしました。

その後数年は専業主婦をしたり、フリーランスで働いたりしていましたが、やっぱり社会に出て働きたい、新しいことに挑戦したいと思ったんですよね。そこで仕事を探し始めたときに、Sansanに出会いました。

竹田さんの前職もやはり編集関係だったと聞きましたが、どのようなお仕事をされていたんですか?

竹田:私は制作会社で、IR (投資家向け広報)部門から外注を受け、企業の統合報告書を制作するという仕事を長くしていました。編集だけではなく営業も兼務しており、自分が提案して買っていただいた企画の内容もすべて自分で作る、といった形で仕事をしていました。

企業の方にヒヤリングをして、今の御社ではこんなメッセージを打ち出されてはいかがでしょうか、 という感じでコアメッセージを提案したり、そのメッセージを伝えるためには内容の構成はこのようにして、ということまで考えたりして、 実際に取材と紙面を作っていました。

酒井:統合報告書の制作ですか!とても珍しいお仕事ですね。

竹田:なかなかない仕事ですよね。受注から取材、お客様へのヒヤリングから内容作成、そして完成から納品へ、と一気通貫で仕事を受け持つので、やりがいはもちろんありました。

酒井:そんな中で、転職を決意されたんですよね。転機のようなものはあったのでしょうか?

竹田:私が制作していたのは統合報告書なので、出すこと自体に意義はもちろんあるのですが、「出してこれだけの成果があった」「こんな反響があった」といった、直接目に見える成果を得られるものではないんですよね。その意味では、自分の手掛けた制作物が果たしてどれほど良い物だったのか、去年からどれだけ改善できたのかといったことを理解し、手応えを感じるのが難しい面もありました。

また、統合報告書を外注するのは大手企業にほぼ限られるので、顧客企業がどうしても限られてしまいがちなことや、統合報告書といった限定的なツールの編集者、という、とてもニッチな職種を突き詰めるキャリアであったため、将来のキャリアの方向性についても悩んでいたんですよね。

そこから「他の仕事がしてみたい」「もっと別の会社も見てみたい」という気持ちを持つようになりました。そんなときに、既にSansanに勤めていた知人から「Sansan Barっていうイベントがあるんだけど来てみない?」と声をかけてもらい、来社したのがSansanとの出会いのきっかけでした。

社員と出会えるSansan Barと熱量の高い面接


酒井
:竹田さんはSansan barに参加されたんですね。私は参加経験がないのですが、どんな感じのイベントなんですか?

竹田:一言でいうと中途採用向けのリクルートイベントなんですが、一般的な会社の合同説明会とは少し違う感じです。「Bar」の名前のとおり、夕方以降の開催で、飲食しながら、自由にSansanに勤めるメンバーと会話できるのがユニークだなと思いました。

会の冒頭に事業部長が来て乾杯の音頭を取り、その後はほぼフリートークのような感じで、今一緒に働いているマーケティング部のメンバー複数名とも会話する機会がありました。

酒井:入社後に一緒に仕事をする人たちと直接、カジュアルにお話しできるのは良いですね!会話された印象はどうでしたか?

竹田:マーケティング部の皆さんの、仕事に対する熱量の高さに驚きましたね。熱意を持って仕事に取り組む人が多い会社で働きたい、と思っていたので、それまでは候補の中の一つとして考えているレベルだったのですが、Sansanで働きたいという思いが一気に現実的なものになった気がしました。紹介してくれた知人に本格的に入社面接を受けたい旨を伝え、その後数回の面接を経て入社となりました。

酒井:私も面接期間中、Sansanメンバーの熱量の高さに触れて感銘を受けた一人です。自分の上長になる人だけでなく、部門長や事業部長からも、これからSansanやBill Oneというプロダクトを、そして企業を伸ばしていくんだという意気込み、仕事に対する熱量を感じましたね。

竹田:確かに面接中も、熱量を強く感じました。一般的に面接というと、チェックリストを読むような感じで淡々と質問を重ねられる会社さんもあると思うのですが、Sansanでは面接担当の方々はこちらの回答に興味をもって反応してくださり、ちゃんと「会話」としてやり取りが成立していたことや、きちんとした面接に対するフィードバックをしていただけたことにも感銘を受けました。

酒井
:機械的にではなく、人と人として向き合ってもらえるのは嬉しいですよね。私も保育園探しを並行して進める必要があったのですが、採用担当の方が保育園に詳しい担当の方につないでくださって、直接質問をすることができました。そこまで真剣に向き合ってくださったことにお礼を言ったら、「やり切りたいんです」と答えてくださって。その「やり切る」姿勢は、面接を通してSansanメンバーから常に感じました。

柔軟な姿勢と仕事への矜持


酒井
:私も竹田さんも2023年12月入社なので、入社からほぼ半年になりますね。これまでの期間、コンテンツプランナーとして働いてみて、どうですか?

竹田:プロダクトの詳細な機能についてはもちろんですが、お客様になってくださる方が何を求めているのか、どんな課題を持っているのか、その課題に関する世の中のトレンドはどうなっているのかなど、勉強しなくてはいけないことはたくさんあります。

大変なこともありますが、周りのメンバーがいつでも手を差し伸べてくれるのでとても助かっています。酒井さんはどうです?

酒井:前職では一般消費者向けのコンテンツを編集していましたが、SansanではBtoB向けの読み物系コンテンツを作っているので、リード獲得に結び付くコンテンツを作らなくては、という思いは常に持っていますし、その意味ではプレッシャーも感じます。

竹田さんがおっしゃるとおり、常に勉強しないといけないなと思いますし、いろいろな方のご意見を取り入れて、コンテンツの内容を改善していくことも重要だと思っています。勉強を重ねて、もっともっとお客様の課題解決やニーズに応えるコンテンツを作りたいと思っていますし、そのための環境が会社全体で整っているのは良いことだと思います。

竹田:そうですね。コンテンツ制作に従事するグループのメンバーも、同じ姿勢の人が多いです。決して「ガリ勉」的な意味ではないのですが、みんな新しい知識を吸収することにとても熱心で、知的好奇心が強い。みんな、「これは何でこうなっているんだろう?」「どうやったらもっと改善できるだろう?」という姿勢で常に仕事に取り組んでいますよね。

酒井:先ほど竹田さんがおっしゃっていた、手を差し伸べあいながら仕事に向き合う風土があることは、私も強く感じます。企画を作る、文章を書くといった仕事だと、一人でコツコツと進めていくという印象があるかもしれないですが、実は、いろいろな部門やチーム、時にはお客様と一緒に一丸となって仕事を進めることの方が多いですよね。

竹田:そうですよね。そういった関係者が多いプロジェクトは、一人で解決できない課題も出てきますが、そんな時にはチーム内でも意見を出し合い、方向性を決めることもあります。その意味では、コンテンツのメンバーはとても考え方が柔軟なのですが、みんな主張ははっきり持っているんですよね。それぞれ自分の仕事に対する矜持というか、自分の軸をしっかり持っている人たちなのですが、聞く力もきちんと持っている感じがします。

酒井:それは本当にそうですね。「自分はこういう理由でこう思うんだけど、あなたはどうですか?」と、常にオープンな姿勢で向き合ってくれる人が多いです。自主的に学び、知的好奇心を持って仕事に取り組める人には、とても良い仕事環境だと思います。自分の意見をしっかり持っていて、フラットな姿勢で他人の意見を尊重できる人が向いていると思います。

私たちの後にも新しい仲間がチームに加わり、コンテンツプランナーが携わる領域もこれから拡大していくと思います。私たちもチームと一緒に成長していけると期待していますが、竹田さんの今後の目標はどんなものでしょう?

新たなことに挑戦しながらスキルを磨いていきたい


竹田
:マーケティングに携わることは、自分自身のキャリアの中で新しい挑戦となるので、まずは目の前のことですが「自分の作ったコンテンツは、プロダクトの認知や売上に貢献している」と胸を張って言えるようになりたいですね。

また、これまでの仕事では「冊子」の制作が中心だったので、制作できるコンテンツの種類や引き出しも広げていきたいと思っています。そして、「もっとこんなものがあればより良くできるはず!」と思った内容を提案・実行できる環境でもあると感じているので、将来的には新しい発信方法の企画や提案も積極的にできるようになっていきたいと思います。

酒井:私はBtoB向けのコンテンツ企画・制作スキルを磨き続けたいと思っています。世の中のビジネスパーソンが持っている課題解決に役立ち、Sansanの事業に貢献できるようなコンテンツを発信できる人になりたいと思います。

また、Sansanは時代の変化に柔軟に対応する企業なので、そうした環境で新たなことにチャレンジしながら、自分のアウトプットの引き出しが増えていくことも楽しみです。


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