檀一雄『美味放浪記』

美味放浪記 改版 (中公文庫 た 34-6 BIBLIO)

ボック・ブルスト（ソーセージの湯びき、または油炒め）、シャシュリーク（羊肉の串焼）、ビール、コルン（焼酎）、鯖と竹の子の煮付、コップ酒、ニロギ、ドロメ、鰹のタタキ、サワチ、ラーメン、ギョーザ、カレーライス、チキンライス、サザエ、トコブシ、エビ、ペトルーシカ（ロシアの香草）、サツマ汁、シラス、鰯の煮干し、鯵の煮干し、竹輪、蒲鉾、タビエビ、毛エビ、イカ、ヤナギ、口ボソ、マコガレイ、石ガレイ、ナンバ（南蕃）エビ、アマエビ、アミの塩辛、アオリイカ、スケソウダラ、鮭、キスの刺身、バイ、鮭のヒズの酢漬、タラチリ、ビフテキ、ワラビの味噌漬、くるみの味味噌、タラコの粕漬、ショッツル鍋、ハタハタ、キリタンポ、大根の鉈漬、ガッコ、イカゴ、アゲマキ、シャコ、ワケ、パエリア、シタビラメ、サフラン、鰻メシ、蓮の実、柳川鍋、エツ、コブツキ、オコゼ、葱ナンバン、ウドン、水タキ、フグの白子、モツ鍋、牛のテール、ギョウザ、ウデダコ、豚の角煮、アラのアラ煮、シッポク料理、ダゴムキ、芝エビ、三角ソバ、伊勢エビ、ナガラメ、トコブシ、ムカデノリ（トサカノリ）、松葉ノリ（ツノマタ）、寒干し漬、南蛮漬、オビ天、サツマ揚げ、天麩羅、冷ッ汁、鮭のイリ酒、ソーメン、サボテン・ピックルス、猪鍋、ボラのウス、カツオの腹皮、鰹の腹子、トビ魚の腹子、丸鰯のミリン干し、ハモニカ、キビナゴの刺身、春寒、カルカン饅頭、狐けつねウドン、スッポンのウドンすき、サエズリ、コロ、ドジョウ、アンコウ、オコゼの雑煮、キクラゲの天麩羅、カヤクメシ、菱冨オムレツ、オニオン・スープ、成吉思汗鍋、神戸牛、烤羊肉カオヤンロウ、ローストビーフ、鮭の燻製、フェッチーネ、ピッツァ、濃縮コーヒー、ビフテキ、穴子ずし、押ずし、棒パン、アミの塩漬、ツケアミ、アカヒゲ、ヌカエビ、クラゲ、キビ団子、ママカリ、サッパ、ハダラのポンポン焼き、チャウジ（千屋牛）、鮒メシ、鮒くづし、鯉コク、モロコ、ゴモクずし、チラシずし、ベラタ（真穴子の幼魚）……。

――ごちそうさまでした。

参考：檀一雄『美味放浪記』（中公文庫）、中央公論社。昭和五十一年五月十日初版。昭和五十五年五月二十日七版。
カバー画　大下健一。