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撮影対象としての「影」

今回も、ストリートスナップに沿った内容になるのですが、
被写体となる「影」について記事にしてみようと思います。

私もよく写真を撮るために外出をするのですが、どこかでいい被写体はないかと探して歩くことがよくあります。
その被写体とは、構図的にキレイなもの、色合いがきれいなものと、いわゆる写真に映えるシーンを探しているのですが、シンプルに影と光だけを被写体にするのもバリエーションが増えてシャッターを切る頻度が高くなります。

梅雨も明けだして太陽の光とそれが生む影が、そこら中に存在しています。
今まで何気なく通り過ぎていたいつもの道も、「影」という視点で見ると、新たな被写体として加えることができるのでおすすめです!

少し解説も入りますが、実例の写真も掲載しながらご紹介いたします!

1.写真に影を収める効果について

  影を写真に含めることにより、以下の効果があると言われています。

  ①写真に対して立体感を与える
  ②目立たせたい特定の部分に注目を集める
  ③何気ない一コマが作品になる

①写真に対して立体感を与える

天井から差し込む光で影ができる
橋梁から伸びる影

2枚の写真は、ともによく行く散歩コースで、何気ない影を撮影した写真です。
少し加工で影の部分を意識し、コントラストを上げていますが、上の写真ではメインの被写体のテーブルセットに光と影が入り、手前の椅子と奥の椅子の間でも立体感が出ています。
下の写真では、横断歩道の奥に向けて影が伸び、全体的に奥行き感が出ています。
影を意識すると、写真に立体感が出て、いつもは素通りしてしまうような被写体でも、キレイな一枚に仕上げることができます。

②目立たせたい特定の部分に注目を集める

メインの植木以外に影が降りるシーン
影の中で花の部分にのみ光があたる

続いての2枚の写真も、メインで目立たせたい被写体が存在していて、
それ以外の箇所に影が降りているという写真になっています。
影の効果で、メインで伝えたい被写体がダイレクトに視覚に入ってくるように感じますね。

③何気ない一コマが作品になる

影をメインにした写真
単なる路地の煙と光と影

こちらの2枚も、晴れた日の散歩中の何気ない一コマです。
特に明確な被写体を意識したわけではなく、影だけに注目し撮影しました。普段通っている道、路地など、何気ない一瞬でも、影が写真をキレイに仕上げてくれます。

2.まとめ

少し作例も交えて、影について記事にしてみました。
私の経験上、日常において「影」を意識することは写真を取り始めるまではありませんでしたが、写真を撮影するようになってからは、できるだけ影と光を意識するようになりました。
影がもたらす効果について、皆さんのフォト活で少しでもお役立ちできていれば幸いです。

また、次回開催を予定しておりますテーマでは、光と影が関係するテーマを開催しようと考えております。お楽しみに。

現在2つのテーマを開催しております。

こちらのテーマについても、引き続きご参加いただきますようお願いいたします。

散歩写真運営担当 Yoshi


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