"Thank you!"から学んだこと
”英語ではオープンでストレートな表現が良し!”とされているから、日本語のように言葉の裏に隠された意味とかないよ〜、と多くの人は解釈しているかもしれない。
でもそれって本当にそうかな、っという話。
ビジネス文書の締めの言葉としてもよく使われる"Thank you!"
この"Thank you!" はフォーマルでもカジュアルでも使える言葉として、日頃から重宝されている。
ビジネス文書の締めの言葉には他にも"Regards" とか"Best"がよく使われるけれど、"Thank you!"の響きはフレンドリーな中にも暖かさを感じて私は好んで使っていた。
ただ状況によって、文章を書き上げた後、文章の頭から末まで読み返したとき
”ん〜。。。”
と思うことがあった。
それは本文にネガティブ要素を含む場合や、間違いを指摘するような内容だった場合。
この状況で締め言葉に"Thank you!"を使うと、私的には嫌味な雰囲気や上から目線な印象を感じていたから。
日本語だったらここで”ありがとうございます”は使わないよな。。。
でも、この"Thank you!"が、文末に”敬具”のような意味合いで使われているのであれば、そこまで気にしなくてもいいのかな。。。とか。
あるとき、たまたま顧客宛に書いた文章を夫にproof read(校正)してもらった。
彼はささっと文章に目を通して、目立つ文法的な間違いを修正したあと、こう言った。
”この’Thank you!’ なんだけどさ、すごく嫌味な感じ。なんか性格悪い人だよ。”
これを聞いて私はハッとした。
"やっぱそうだよね!私もなんとなくこの"Thank you!"の使い方、嫌味っぽいなって思ってたんだよね。でも翻訳サイトとかみても、なかなかそういうニュアンスとか細かく説明してくれているのってなくて。アメリカ人ってそういうところ気にしてないのかな、って勝手に思ってた。”
すると、夫は
”英語だからとか日本語だからとか、そういうの関係なくない?人として受け取ったとき気持ちの良くない言葉とか、なんか好きじゃないなって表現は、使わない方がいいよね。”
はい、全くおっしゃる通りでございます。
そっか、やっぱり私の感じていた違和感って間違ってはいなかったんだな。
”アメリカ人は大雑把だから細かい表現なんて気にしていない”っていうのって
”関西人はみんな面白い”っと同じくらいおかしなことなんだよね。
っというわけで。。。
”英語にも裏に隠れた意味はいっぱいあります!”
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