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私の選択ミス ”体裁”>”寒さ”

”女性は体を冷やしたらいけないよ”
よく言われている言葉ですが、もともと冷え性の私は
”それは十分すぎるくらいわかってるよ”
と言える部類の人。

普段から腹巻きとスカーフは欠かせないし、冬になると、レッグウォーマーやマフラー、手袋で完全装備。
まさしく雪山装備。笑

しかし、意外に困るのが今の時期。
春の終わりから初夏にかけて。
冬のようには寒くはなりけれど、かといって夏にはまだ早い。

そんな中、今日は学校の卒業式がありました。
こちらでは、9月が新年度なので、5月中旬−6月上旬にかけてが卒業式シーズン。
数日前からお天気を気にしていました。
ここのところ、朝はどんより曇り空、霧がかかって肌寒い日が続いていたので。
今日も朝からどんよりの曇り空。
式典は屋外なので、ワンピースの上からカーディガンを羽織り、スカーフを巻き、冬用タイツを履き、手袋を持って出かけた。

卒業式のセレモニーは2時間半ほど。
これで何とかなるかな。。。

案の定、肌寒い朝だった。
会場には暖かい飲み物とちょっとつまめるものが用意されていたので、温かいハーブティーと一緒にいただいた。

これで最初の1時間ほどは大丈夫だった。
1時間を過ぎたあたりから、体が芯から冷えていくのがわかった。
寒いな。。。
そこからは寒さとの闘い。
寒い、寒い、寒い。
寒さでモゾモゾしながら手袋の上から手をさすっても全く暖まらない。
まもなく寒さのため手と足が痺れてきた。

もう式典のスピーチは全く耳に入らない。
寒い。。。早く終わってくれ!
これだけしか頭にない。

いや、寒がりなんだからダウンジャケットやタートルネックのセーターを着ていくべきじゃなかったのか。
その通り!
なんだけれどね。
春先だったら間違いなくそうしていたんだけれどね。

でもここは南カリフォルニア。
そしてこっちの人たちは、体感温度が違うのか、もともと体温が高いのか、キャミドレスに素足なんて人たちもぞろぞろいる。

あ〜、そうなのだ。
ついつい、思ってしまったのだ。
”ばりばりの真冬装備な格好していったら、場違いで恥ずかしいかな。”
なんて。

式典は無事終わり、
かわいい卒業生たちに”おめでとう!”って声をかけてから、
早々に会場を後にした。

家へ帰って、マグカップいっぱいに熱いお茶を淹れる。
ほ〜っっ、と一息。
熱いお茶が身体に染みわたっていく。。。
手足と身体がじんわりと温まってくる。
あ〜、よかった。
生き返った。。。

”寒い”という感覚がこれほどまでに身体と心にストレスを与えるとは。。。
寒さは思考も感情も感覚も麻痺させてしまうんだな。
時には体裁も大事だけれど、それより先に考えなくてはいけないことがある、
ってこと。

ごめんね、私の身体。
これからはもうちょっと優しくしてあげようと思った。




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