【他者を理解できない人へ】他者を理解せずに自分を理解することはできないし、自分を理解せずに他者を理解できない、という話 #コラム #間主観性
はじめに
みなさん、「他者」を理解する難しさは、経験上ご存じなのではないでしょうか。パートナーと喧嘩をしたり、友達や家族と分かり合えない経験がある方も多いでしょう。
ここでは、「他者を理解するには」という難題について、他者を理解せずに自分を理解することはできないし、自分を理解せずに他者を理解できない、という観点からみていきます。
他者を理解するとは?
まず、他者を理解するとはどういうことでしょうか。
「他者」とは、自分以外の者のことです。
「理解」するとは、ある事物や概念を十分に把握し、その内容や意味を正しく認識することを指します。理解するためには、情報を受け取り、処理し、内部で統合する過程が必要です。
つまり、他者を理解することとは、自分以外の人の情報を言語化し正しく認識することです。
他者を理解せずに自分を理解することはできない?
他者を理解することは、相手の感情や心情や気持ちを理解することですが、相手が発する言語やジェスチャー、態度では、相手の気持ちを理解できないことも多いです。他人の「本当の気持ち」はなかなか分からないからです。
そこで、相手の気持ちを理解できるからこそ、自分自身の気持ちを客観化できるようになると筆者は考えています。つまり、相手がドアに指を挟まれたときに、「痛い!」といえば、それは「痛い」ことなのだと自分自身が理解できるということです。
相手がどのような問題に直面し、それについてどのような悩みを抱えているかを理解できれば、同じようなシチュエーションで自分がどのような心情になっているかを客観的に理解できるようになるのです。
自分を理解せずに他者を理解できない?
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