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私はまた旅に出た

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#梶井基次郎

みんな、いやしい、欲張りばかり

1,濡れ落ち葉 かなり年下の女とひっそりと恋愛をしていた2年前などは、もう少し艶っぽい記事…

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「ア、秋」

1,梶井基次郎「雪後」まずは、一年を通して、暇になれば太宰治か梶井基次郎の電子書籍を開い…

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太宰治「津軽」と、梶井基次郎「檸檬」と、可愛いやまパンちゃんの件

太宰治の傑作中の傑作、紀行小説「津軽」はこんな一節で終わっている。 多分にも脱稿が1944年…

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街に嘆けるマリア

三鷹市の陸橋そうですか。取り壊し、ですか。 僕がこの三鷹市の陸橋を訪れた3年前の夏は、ポケ…

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悲しいはなし

注:下段は、いとこの葬儀に参列した時の感想を書いています。スルーして頂いてかまいません。…

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「寺のある町にて」を・・・

梶井基次郎「城のある町にて」高校生の頃、恥ずかしながら(笑)「文芸班(部活)」に入部して、…

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暇だったので

私は、まだ会社員なので毎日それなりにする仕事はあるけれど、それでも若い頃に比したら活動力も鈍り、そうなると余暇の時間を上手に使えなくなってきて、畢竟、土日はずっと茶の間に座り、ぼーっと口を開いて過ごす体たらく。世間では高齢化社会が進行いや浸食してきて、日本中随所で、元気な年寄りが町を埋め尽くしている。郊外の道を見よ。朝から、どや顔の老夫婦が颯爽としてウォーキングなど闊歩し、歩道を埋めている形相。郊外のマクドナルドを覗いて見よ。朝の7時ともなれば老人たちが三々五々集まっては年金