マネジメント[中]ー課題、責任、実践(P.F.ドラッカー[著])
最近、ありがたいことに非常に多くのご依頼をいただいております。
今ある事案に手早く対処し、さらに多くの事案を解決できるようにするためには、うまく人材を活用できなければならないと考え、
を読み進めました。
👤 本書の構成 👤
マネジメント[中]では、第Ⅱ部として、「マネジメントの方法」について取り扱われています。
なお、第Ⅰ部(上巻)では「マネジメントの役割」を、第Ⅲ部(下巻)では「マネジメントの戦略」を取り扱っています。
まだ上巻と中巻しか読んでいませんが、より具体的なマネジメントの手法について記載されいていたため、中巻の方が学ぶことが多かったです。
「マネジメントの方法」では、
●マネジメントの仕事
●マネジメントのスキル
●マネジメントの組織
の3つのトピックについて触れられています。
👤 マネジメントのスキル:真摯さ 👤
本書の帯には、次のように書かれています。
マネジメントにできなければならないことは学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、初めから身に着けていなければならない資質がひとつだけある。才能ではない。真摯さである。
本文の109頁以下に、真摯さについて色々なことが書かれていました。
真摯さはごまかせない。無能、無知、頼りなさ、態度の悪さには寛大になれる。だが真摯さの欠如は許されない。
→ 難題が立ちはだかっても、逃げずに誠実に対処するなどでしょうか。
そう対処できなかったな、という場面がいくつか思い当たります。
人の強みよりも弱みに目のいく者をマネジメントの地位に就けてはならない。
→ 上司が弱点ばかりを気にする人だと、仕事がしにくいですね。
マネジメントたる者は実践家でなければならない。評論家であってはならない。
→ これは本当にそうだと思います。言うだけ番長になっているときもあるので、気を付けなければなりません。
何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心をもつ者をマネジメントの地位に就けてはならない。
真摯さよりも頭のよさを重視する者は、マネジメントの地位に就けてはならない。そのような者は人として未熟であって、しかもその未熟さは通常直らない。
できる部下に脅威を感じることが明らかな者も、マネジメントの地位に就けてはならない。
→ 同じ組織内で、出る杭は打つ、などということをしていると、発展しませんね。とはいえ、人間誰しも嫉妬心が芽生えるでしょうから、その時のふるまいには、十分気を付けなければなりませんね。
自らの仕事に高い基準を設定しない者もマネジメントの地位に就けてはならない。
→ 私は、基準だけは高く設定しているという自負はありますが、どこまで達成できているでしょうか。。。
また、真摯さに関する記述のほかに、リーダーシップについての記述もありました。
平凡なようでも、実践することだけならば、適正も、個性も、姿勢も関係なしに行うことができる。才能は必要ない。
などと記載されていました。
ここでも、言うだけ番長はダメだということが記載されています。
耳が痛いです。
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