ヒマ。February 27, 2016

こんにちは！３度のメシより建築が好きなサノ☆ユタカです。

ロケに行って空いた時間ができた時のヒマつぶしといえばとりあえずロケハンにかぎるっす。特にサノ☆の好物は建築ロケハン。
LAあたりは撮影のロケハンといってアポ取ればじっくりタダで見学できるのでヒマつぶしにはサイコーっす。仕事で行った際にはコーディネーターの人にたのむべし。

ハリウッドの丘の上に立つPierre Koenigのスタールハウス。サノ☆も撮影に使ったことがありますが数々の撮影に使われてきたこの名建築。ここで撮影された映画でサノ☆の大好物は『ギャラクシー・クエスト』。スタートレックとシガニーウィーバーを徹底的にバカにした最高にくだらないこの映画で必見っす。主人公タガート艦長の住んでいる家がここ。

続編の製作が発表されたブレードランナー。デッカードが住むアパートの内装はFrank Lloyd Wrightのエニス邸。

１週間も住んだら絶対喘息になりそうなこの家俺は見るだけで十分っす。Frank Lloyd WrightのHollyhock House は普通に行って無料で中も見られるっす。弟子のRudolf Michael Schindlerのシンドラーハウスも有料だけど見学可。

Hollyhock House | Frank Lloyd Wright Foundation

コリンファーズが孤独なゲイを演じるトムフォードの初監督作品にしてジャックラセルテリアの飼い主にはたまらない傑作映画シングルマン。

主人公ジョージの家はLAの郊外グレンデールにある通称ガラスの家。Frank Lloyd Wrightの弟子のJohn Lautner設計っす。サノ☆が初めて見に行った時にはちょうど前のオーナーが売りに出していた時でプルーベのオリジナル家具付きで１億５０００万くらいだったす。この家なら住んでもいいなあ。

同じJohn Lautner設計のGoldstein HouseもLAにあって映画でよく使われているっす。

https://www.archdaily.com/782344/john-lautners-goldstein-house-gifted-to-lacma-by-its-owner

他にも有名なイームズのケースステディハウスは予約すれば一般見学可っす。

Eames Foundation

今回撮影で来ているイタリアのモリアーノベネトは田舎なんであんまり映画のロケ地はないけど安藤忠雄がリノベしたBENNETONのFABRICAって学校があるのでちょっと撮影を検討しているとかなんとか言って潜り込んできたっす。

ガーサスの忠雄クオリティ。かっちょよかったす。

そういえば結局『JEEG ROBOT』観たっす。まったくわからないイタリア語だから間違ってるかもしれないけど簡単に言うと放射性廃棄物で無敵になっちゃったオッさんがアニメファンの足りないオンナのコに鋼鉄ジークみたいって言われて張り切って悪いやつをやっつけるっていう話っす。

オンナのコの毛糸の手作りのジーグマスクとかガーサスのイタリアB級クオリティで突っ込みどころ満載。主演のクラウディオサンタマリアがいい感じにただのおっさんなんだけどエンドロールで本気で鋼鉄ジーグのテーマ曲を歌っちゃっててドしぶ。全体的に超やばいっす。

この映画はなんとか日本に呼びたいぜ。マジで。