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アスペクト。July.14.2020


こんにちは!3度のメシより映画が好きなサノ☆ユタカです。


IMAXのフルサイズ版のダークナイトが東京でも公開されたのでさっそく池袋まで観に行ってきたぜ。

本編前にTENETのIMAX用特別編集トレーラーが流れるんだけどそれがまず超ヤバいっす。

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ヤバイ迫力っす。画面がデカすぎて溺れるかと思ったす。


クリストファー・ノーランのやりたい放題ぶりがフルサイズで観られてヤバいっす。特にロスのダウンタウンの地下道でバットモービルと囚人護送車とジョーカーの乗ったトラックがチェイスするシーン。上下が劇場で観たときの2倍くらいあるから超迫力あるっす。ブルーレイのメイキングは何度も観たけど、このシーンでは70mmのカメラを1個ぶっ壊してるんだよな。アメリカにも数個しかないのに。

70mmフィルムのフルサイズっていうのは普通の映画館のスタンダードサイズに比べるとこんなに上下が違うんだぜ。

ダークナイト画角

普通の映画はだいたい2.39:1なんだけどIMAXのフルサイズは1.43:1。ほぼ映画館で観ると感覚的に正方形。っていうかむしろ縦に長く高さがあるように感じます。

ちなみに普通のIMAXデジタルは1.9:1なので青い線とのちょうど半分くらいのところです。都内にたくさんIMAXデジタルはありますがまだまだ上下の差はすごくあるわけっす。

アスペクト比なんて言葉、普段使わないけどね。

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このダークナイトも全てのシーンを70mmで撮影してるわけではなくて普通の室内シーンなど35mmフィルムで撮影しているところも多いのでそういうカットは上下が切れて黒くなります。それも含めて面白いのでぜひ池袋までこの機会に行ってみるべし。

このサイズで観られる映画館は東京だと池袋のグランドシネマサンシャインだけっす。ダンケルク公開の時は大阪の万博会場の109シネマズまで行かないとなかったからわざわざ観に行ってたんだけどね。

池袋のIMAXは音も超やばいっす。関西の人は万博会場で。

画面がデカすぎるので前すぎは危険っす。できるだけ中央の席で観るべし。

なんで70mmのフィルムで撮ると絵がこんなに綺麗なのかっていうのがわかりやすいのはこれ。

フィルム


画面が同じ大きさだとしたらこれだけ大きいフィルムで撮影すると情報量が全く違うっていうことっす。


CMでもフィルムを使えることはほとんどなくなってきたけど、映画の世界でも35mmのフィルムでさえ使う機会は減ってきてビデオで撮ってる映画が多い中で70mmのフィルムで映画を撮ってるってすごいことっす。ノーラン節を堪能すべし。



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ダークナイトにゴッサム市長の役で出ている地味なキューバ系役者ネスター・カーボネルが情けない天気キャスターで出演している「ザ・モーニングショー」。Apple TV+のドラマだけどおもろいっす。


主演が元ブラピの嫁ジェニファー・アニストンとリース・ウィザースプーンだからおばさん向け恋愛モノだろうと思って最近までチェックしてなかったのだけど、ちゃんと見てみたら実は#me too問題を扱った硬派なドラマで、超よくできてておもろいっす。

出ている役者は全員巧いし、ディレクターがアクションもののイメージだったミミ・レダー。この監督の演出がドッシリしてて超クラシックで巧いっす。まあ68歳のババアだもんな。最近のドラマにありがちなカメラの動きすぎがないところが巧いっす。

人気キャスターだったのにセクハラでどん底まで落ちるスティーヴ・カレルもいい味出してるんだけど、テレビ局の報道局長の役のビリー・クラダップが超いい味出していて良し。

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こういう題材って日本では作ってもうまくいきそうにないけど本当に面白く出来上がっているっす。男が見ても女が見てもオモロイっす。チェックすべし。シーズン2も早く見たいっす。


しかしダークナイトって最初の公開から12年も経ってるのか。

それはオレも年をとったわけだよな。まじで。




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