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2.2 新規アクセスを増やすタイトルタグ - 「自分でできるSEO対策」

「タイトルタグ」については、LEVEL1のはじめに以下の記事で解説いたしました。もし、「タイトルタグって何?」という方は、まずは以下をご参照ください。
タイトルタグに社名・店名を入れる

さて今回は、「新規アクセスを増やすタイトルタグ」についてです。上記のLEVEL1の記事では、自分の会社やお店の名前をタイトルタグに入れておくこと、つまり、SEO対策の基本中の基本をお伝えいたしました。

今回はその一歩先の話、あなたの会社やお店の名前を知らない人が、あなたのホームページを見つけやすくするために、タイトルタグをさらに見直していきましょう、という内容です。

前回の記事「検索キーワードの発掘」では、見込み顧客(未来のお客様)がどのようなキーワードで検索しているかを考え、そのキーワードをなるべくたくさん見つけてみましょう、という内容をお伝えしました。

やることは単純です。前回発掘したキーワードを使って、タイトルタグを改善していきます。そうすることで、あなたのホームページは、格段に新規のアクセスが増える可能性が高まります。

前回は1〜5のステップで、キーワードを発掘しました。復習すると以下のような項目でした。

1. 業種を表すキーワードを書き出す
例)エアコン修理 ...etc

2. 得意・長所・特徴を表すキーワードを書き出す
例)スピード対応、業務用、ダイキン全機種 ...etc

3. お客様が知りたがっているキーワードを書き出す
例)エアコン修理 即日、エアコン修理 車 ...etc

4.同じ意味や似ているキーワードを書き出す
例)エアコン修復、エアコン改修、エアコンリペア ...etc

5.営業エリアを表すキーワードを書き出す
例)東京都世田谷区、神奈川県 西部、北海道 道南 ...etc

発掘キーワードを組み合わせて短い文章をつくる

あらかじめ発掘しておいたキーワードを組み合わせて、30文字程度の短い文章であなたのビジネスを紹介してみましょう。たとえばこんな感じです。

A:神奈川県の即日対応のエアコン修理業者ならスカイサポート

B:業務用エアコン修理・故障対応の専門業者スカイサポート

C:エアコン復旧・修復の専門業者スカイサポートなら即日対応

上記3案ほど作成してみました。なるべく「の」「は」「なら」などのシンプルな助詞を使ってキーワードをつなぎ合わせると上手くいきます。文章としてスムーズで意味がわかるように工夫してみてください。これが、そのままタイトルタグとして使えます。

タイトルタグ作成のポイントとコツ


1. だいたい30文字以内に収めましょう

タイトルタグはあまりに長いとGoogleが「不自然で過剰なSEO対策」と判断してしまい、逆に順位を下げられてしまうリスクがあります。文字数は厳密ではありませんが、だいたい30文字程度に収まることがおすすめです。長くなっても35文字くらいまでなら許容範囲と考えましょう。

2. あなたのビジネスの業種がはっきりと分かる文章に
検索キーワードを意識するあまり、何の事業やサービスをやっている会社かが文章としてわかりにくくなってしまっては本末転倒です。何屋さんかがまずは明確に理解できる文章であることが大切です。

3. あなたのビジネスの特徴や長所が分かる文章に
上記の例では、「即日対応」や「業務用エアコン」などがそれになりますが、あなたのビジネスがどのような特徴で、なにがウリなのか、を含める文章にしましょう。

4. 営業エリアは必要に応じて含めましょう
営業エリアは、あなたのビジネスが地域を限定する場合は入れると効果的です。そうでない場合は、特に含める必要はありません。

5. 会社やお店の名前を忘れずに入れましょう
最後に必ずあなたの会社やお店の名前が入っているか確認しましょう。「自分のお店は無名だから、お店の名前で検索する人はいない」と考える人もいるかもしれません。しかしそうだとしても、会社やお店の名前を入れる必要があります。タイトルタグとは、そもそもSEO対策のためにあるわけではなく、ホームページの題名を表すもので、誰が運営しているホームページかを示すことが常識でもあり、暗黙のルールです。

また、SEO対策とは、いずれ、あなたの会社やお店が知られるようになり、社名や店名でも検索してもらえるような人気の存在になるための過程にすぎないと考えるべきです。そのことからも、自分の会社・お店の名前は、タイトルタグに含めるようにしておきましょう。

以上の5つをしっかりチェックしてみましょう。いかがでしょうか。上手にタイトルタグが作成できましたか?

類語からキーワードを戦略的に選定する

少しだけとっつきにくい話になります。SEO対策のやや小難しい部分なのですが、「エアコン修理」と「エアコン復旧」は、意味としてはほぼ同じになりますが、検索結果は異なるということを前回の記事でお伝えしました。

では、タイトルタグに含めるのは、どちらを選べばよいのでしょうか?
単純に考えると、より検索している人が多いキーワードを選ぶ方が、新規アクセスが増える可能性が高まるはずですね。しかし、必ずしもそうとは限らないのがSEO対策の少しやっかいなところなのです。

SEO対策は、言い換えると、あなたのライバルとなるホームページとの競争であり、戦いでもあります。「エアコン修理」というキーワードを狙ってSEO対策を頑張っているライバルがとても多いとすると、その分だけ、あなたのホームページが上位に表示されにくいということになります。

逆に、「エアコン復旧」というキーワードではあまりライバルとなるホームページがいないとなると、あなたのホームページがそのキーワードでSEO対策することで上位表示される可能性はぐんと高いということになります。

なるべく多くの人が検索していて、ライバルが少ないキーワードを選ぶ、というのがキーワードのかしこい選択方法になります。

実際に検索をして、ライバルの存在を確認してみる

ライバルが多いか少ないかを、簡易的に把握するための目安は、実際にそのキーワードで検索をしてみることです。

「エアコン修理 神奈川」で実際に検索してみます。

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すると、「約 9,740,000 件」という結果が表示されました。これはとてつもなく大きい数字に見えますが、実際に存在するエアコン業者の数ではなく、あくまでもGoogleがこの検索キーワードに対して、情報提示しようとしたページの数ということです。しかし、この数字の大小は「検索キーワードに対しての情報量」とも言えますので、ある程度、ライバルの存在が多いか少ないかのざっくりとした目安程度に考えましょう。

いくつか実際にクリックしてみて、ホームページの内容もチェックしてみましょう。充実した内容のホームページが多いほど、そのキーワードでは上位表示させることが難しいことになります。

次に、「エアコン復旧 神奈川」で実際に検索してみます。

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すると、「約 2,310,000 件」という結果になりました。先ほどよりも少ないことがわかります。同じように、いくつかクリックしてみて、ホームページの内容をチェックしてみます。比較サイトなども多いですが、実際のライバル業者のホームページも出てきていますので、確認してみましょう。

このように、ライバルの数だけではなく、実際のホームページの内容を確認することが大切です。

繰り返しになりますが、SEO対策とは、ライバルとの競争・戦いですので、ライバルよりも充実した内容のホームページを作成することが大前提となります。あまりライバルが多くなさそうなキーワードを選定し、そのキーワードでは一番充実したホームページ(の内容)をつくっていくこと。SEO対策とはそれに尽きるのです。

タイトルタグの決定

上記の例は、神奈川県のエアコン修理業で、検索調査をしてみました。
今回は、ライバルは少なくはなさそうだけど、ホームページの内容では負けないぞという判断をします。よって、タイトルタグは…

神奈川県の即日対応のエアコン修理業者ならスカイサポート

と決定しました。30文字以内、業種は明確になっていて、特徴も打ち出していて、営業エリアも含んでいて、会社名を入れています。これで勝負していくということになります。

次は、「METAタグの設定」についてです。

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