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「映画感想」Winny

突然だが、ステーキを食べるのにナイフ、フォークは必要だよね?

では、

そのナイフで人を殺したとする。


犯人は、もちろんナイフで刺して殺人を犯した人間だ。ソコは間違いない。
問題は、その凶器となった「ナイフ」を作った人も犯人として捕まえるのか?!
と言うのが、この映画の最も言いたい事だと思う。

実話なので結構、地味な映画かもしれない。

金子勇と言うネット社会で「悲劇の天才」と呼ばれた人を私は全く知らなかった。そして、全く知識も何もなく「東出昌大」が、久しぶりにどんな演技してるんだよ?え、え、どうよ〜?!
なんて、くだらない好奇心とふざけた気持ちで観始めてしまった。
ところがだ!
いい!(語彙力)
実に巧みに奇人変人天才を演じきっているではないか。東出昌大よ、演る時は演るんだな~(女ともヤッちゃったけど)

これは日本と言う国の問題点にもメスを入れた傑作だと思う。
とにかく一度観て欲しい。
ラストに……
あ〜、言いたいけど言えない。

度肝を抜かれる真実の結末をあなたも、味わって!!


この『罪』を許せるか、許せないかは観た人によると思う。いや、そもそも『罪』なのか、そうではないのか?

「winny」はPCソフトであり、肉を切るための「ナイフ」ではない(そんなこと、最初から分かってるって? 笑)
ソフト開発技術者の未来を守るべきなら、映画や音楽等のクリエイターの立場や収入も守って欲しいと願う人も、当然多数居るはずだ。
本当のところは、いったいどうだったのか?
映画では、金子勇は純粋な天才技術者として描かれている。その心に一欠片も邪悪なモノはなかったのか?と想像してしまったりする。
映画は、そんなところは微塵も感じさせない手法なのに何故か色々と考えさせられてしまう。
しかし、そんな凡人の感想を得る為にも是非観た方がいい。


ところで、昔の警察官って何処でも煙草吸ってたんだなぁ……(ソコ?!)
いや、マジで(苦笑)

伏線のDr.コトー(吉岡秀隆)は必要だったのか?あればあったで、いいにはいいんだけど…とお茶を濁しておくことにしよう(笑)
うーん、ソコだけが、ちょっと疑問だ(苦笑)
まぁまぁ、それは置いておいて一度は観るべき映画じゃないかな。
三浦貴大って地味だけど、いい俳優だな~と関心した。東出昌大は、こういうダサい役の方が本領を発揮出来て合ってるわ(笑)

個人的には、どんな役でもひょーひょーとしている吹越満が結構好きだったりする(笑)この人、実生活でも団体行動には不向きなんじゃない?って、いつも思ってる(余計なお世話だ)




感想: 天才は、やっぱり社会生活不適合者が多い(笑)私はかなり好き。



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