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待ち合わせ その名がつけば 立ち読みを ついついはやる 気持ちで駆ける。

「明日は、約束の日だね」から始まるメッセージに、そこで待ち合わせの時間や場所を決めたり、当日に待ち合わせ場所で誰かを待ったり、そういう時間に、わくわく感を感じる。「待たせちゃった?ごめんね!」と小走りにそこへ走ることも、あえて待ち合わせ時間よりも早く到着して「まだかなぁ」と待つのも、どちらも選び難い。

駅とかモニュメントの前で待ち合わせるときは時間ぴったりに到着するように向かってしまう。まぁ、わたしはとんだ方向音痴なので、少し早く到着するように移動してようやく時間どおりというところなんだけれども。特に、渋谷や横浜は、高確率で乗り換えに失敗する。

それはさておき、わたしが待ち合わせ場所を指定できるのなら、なるべく本屋さんで待ち合わせをしたい。書店ごとに、季節ごとに、雑誌の入れ替わりごとに変わる書棚を眺めるのが、好きだから。あと、立ち読みがしたい。

幼い頃は【立ち読みに行く】という名目で書店に行くことができたのに、歳を重ねるごとになんだかそれが恥ずかしくなってしまった。最近は、立ち読みで【読み込むため】というよりは欲しい本の目星をつけて本屋さんに行って、あとがきやら帯を見て、これに決めよう!と【決断するため】の立ち読みをするように。

コンビニの雑誌にもゴムや紐が縛られるようになってきてしまった。もちろんそのおかげでいつでも綺麗な状態の雑誌や書籍を手に入れられるようになったけれど、気軽に手に取ってはいけないような気持ちになる。売り物だから、それでよいんだけれども。

でも、待ち合わせで行った本屋さんではなんとなく【読み込む】ための立ち読みが許されるような、そんな気がしている。なので、ちょっと早めに本屋さんへ行って、連載されているコラムだとかわりと信じている占いだとかのページをチェックする。

あと、本屋さんで待ち合わせをしたいと思える人はだいたい本屋さんが好きなので「あとちょっと……‼︎」と目配せするとその人もまた書棚たちを眺めてそれなりに時間を潰してくれるのでありがたい。

そして、本屋さんを後にしながら「あの特集、おもしろかったね」とか「どのコラム読んでたの?」とかそんな話で盛り上がる時間もまた楽しい。好きなおやつも、好きなアニメも、好きなドラマも……好きな作家さんもついついみんなに布教したくなる。

最近、よく行くようになった本屋さんがあって。そこに、お気に入りの雑誌が毎回2.3冊入荷されることを知ってしまった。お家にあっても、店頭に並んでいるそれを手に取ってしまうので本当に本当に好きなんだと思う。

学生時代に共にがんばった友人と社会人になってから出会って応援している印刷会社さんが一緒に作っている、この雑誌。写真もことばもさわり心地も、あたたかくて素敵な雑誌なので、勝手に宣伝。

この雑誌を置いている本屋さんにハズレはない‼︎と信じて疑わないので、よい待ち合わせ場所を見つけてしまった。と、はやる気持ちをこのnoteに。忘備録、備忘録。

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