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カリブ海の宝石:サンブラス諸島「あぁ、わたしバカンスしてる。」

水飛沫が身体中に降ってくる。
あんまりにもボートが揺れるものだから、隣の手をぎゅっと握る。
「USJよりたのしいでしょ」
その手の主が言った。

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パナマの北東部、カリブ海に浮かぶ約360の島々からなるサンブラス諸島。別名「カリブ海の宝石」。
わたしの海水浴デビューは、なんと、このサンブラス諸島。

パナマシティから車とボートを乗り継いで約3時間。原住民のクナ族ガイドと共に、島をめぐる。
なれるまでは、ちょっとしたアトラクション並みに揺れるボート。でも、アトラクション並みだからといってUSJと比べるのは、なんか違う。とりあえず「たのしいの質が違うと思う」と答え、水飛沫を楽しみつつびびる。
3島ほどまわって、同じツアーボートに乗る観光客と目を合わせてにやにやできるくらいには、リラックスする。
(尚、1島目で補聴器を水没させたため、このツアーは補聴器なしで参加。)

ちなみに、このメンバーのうち6人くらいがグループで参加しており、お酒を入れたクーラーボックスをボートに持ち込んでいた。欧米人の気合、しゅごい。
ツアー客たちと仲よさそうに並んでいるけれど、わたしは他のツアー客と目が合うたびににやにやしていただけで、ほぼ一言もコミュニケーションを取っていない。なんなら、スペイン語は「hola」と「jajaja」くらいしか知らない。ちなみに前者は「Hello」で後者は「hahaha」である。これが言えたとしても、目が合ってにやにやしているのとさほど代わり映えはない。

lunchも水上レストラン。
ちょっと食べたら海に入って泳げちゃう。

カリブ海レストラン。
この景色の一員になっただけで「あぁ、わたしバカンスしてる」と思えちゃう。

こんな贅沢な海水浴デビューをしてしまったものだから、未だ2度目の海水浴は実現していないのである。
あと、海水はしょっぱい。ちょっと鼻に海水が入るだけでツーンと鼻が痛くなる。

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あ。補聴器はその後3日ほどシリカゲルの入ったケースで乾燥させて、錆びた電池のカスを取り除いたら、復活した。でも、帰国して補聴器屋さんに行ったら「いくら防水型とはいえ、塩水に浸かることは想定していない」と怒られた。良い子は真似しないでね。

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