新たな展開・・・

前回の記事でも書いた、高校生の夕ごはん。
2020年4月からほぼ毎日、佐伯鶴城高校剣道部の高校生たちに夕飯を作り続けてきました。

そして2021年12月頃に、先生から新たな依頼が・・・
そう、寮(厳密にはシェアハウスになる予定)です。
剣道の有名な先生(どのくらい有名かというと、先生が現役高校生だった頃に『玉竜旗高校剣道大会』という全国大会で優勝を納めた剣道の腕前の持ち主。そして自身の腕前だけでなく市外からも生徒を呼べちゃうほど指導も上手な人格者)の下で剣道を学びたい!ということで佐伯市外から進学してきている高校生たち。市内からはもちろん、市外から2020年度は3人のみ。2021年度は1人だったのですが、2022年度は新たに4人(男子2人・女子2人)の生徒が入学することになり、先生から「寮やらない?」と提案をいただいたのです。
今後も生徒を呼んで育てたい、他の部活でも「市外から呼びたいけど寮がないから呼ぶのを躊躇している」という声があるというのです。

この2年間、毎日高校生たちの様子を見てきて、体つきはもちろん、心の成長が見られて、人の成長ってこんなに嬉しいものなのかとひしひしと感じています。楽しそうな日も、凹んでいる日も、苛つきを隠せない日も、どんな日も近くで見守れることがすごく楽しいです。

でも、寮となると夕ごはんだけの関わりよりもっと深くなってくるし、仕事量は増えるだろうし、色々な面でやっていけるかわからない。
楽しそうだけど大変そう。
大変そうだけど楽しそう。
いつもだったら”楽しそう”という要素で「やってみましょう!」と返しがちですが今回は本当に未知の領域だったので「採算合うようにできるか計算してから返答させてください!」と返し、何から始めたらいいのかわからないまま思いつくままに必要そうなものや情報を集め始めました。
許可や資格は要る?
初期費用はいくらかかる?
月々の収支の見込みはどのくらい?
いや、そもそもできる場所があるのか?
最大何人入居できるようにする?
などなど・・・質問はいっぱい出てくるけどどこでどうやって調べられるのかわからず、とりあえず友人たちに相談。
「物件を探そう!」ということになり、不動産屋さんに行ったり、目ぼしいエリアを隈無く歩き回って空き家の持ち主を探して交渉をしてみたり。

そんなことをしているうちに、始めは「いい物件があればやる方向で考えてみよう」くらいにしか考えていなかった気持ちが「いい物件探していい住まいを作るから待ってろよー!という気持ちに変化していき、気がつけば前のめりに「寮をやるぞ!」という気持ちになっていました。笑
昔から、頼られるとつい嬉しくなってその気になっちゃうのです。困ったもんだ。

ゲストハウスの日々の業務もしながら、毎日の夕ごはんもしながら、寮の場所探しに燃えてくるポンコツ。気付かぬうちにキャパを超えて気を張り過ぎていたのかも・・・。事件は起こります。

つづく。

よりよいゲストハウスにするために使います。例えば、宿泊のお客さん向けの近隣ごはん屋さんマップを作ってみたり。