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家族旅行、はじめました

旅の流儀について

旅は、ひとり。
そう決めていた。
敬愛する伊集院静氏も、ひとり旅をすすめる。
ボクもそうして来た。
スポーツライター時代には、様々な街にお邪魔した。
その土地ごとに思い出がある。

旅は何かしらの気づきを与えてくれた。
移動時間が長いから自ずと思いにふけるからだろう。
旅をしていた時の自分の至らなさ、好きな人のこと、これからのこと。
普段は考えないことを考えられる。

旅は自由だ。
誰にも縛られず、予定も立てず、おもいのままに行動できる。
予定外も構わない。
むしろ大歓迎。
自分ひとりだから。

食事が思ったほどではなかった。
自己責任。
実物は写真ほど感動しなかった。
自己責任。
誰にも文句は言われない。
これが、心地いいのだ。

今回、はじめて家族旅行をした。
結婚当時は休みが取れず。
子どもが生まれてからは帰省が精一杯。
帰省を旅とくくれば何度かしているけど、妻はそうは思わないらしい。
いろいろなタイミングが重なり、家族旅行に行くことになった。

魅了された坂茂デザイン

家族旅行が実現した最大のきっかけは、casaBRUTUSのライフスタイルホテル2020だ。
この特集に掲載された山形県鶴岡市にある、坂茂氏デザインのスイデンテラスに夫婦で一目惚れした。
二人で気に入った以上、ひとりで出かけるわけには行かない。
というわけで、水盤に浮かぶ不思議な空間に赴いた。
この旅日記は複数回に分けて書こうと思う。

おもいのままに。続けます。今日も、呼吸ができた。ありがとう!


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