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ペンと旅【特別編 蛭子さん】

こだわリストについて

年のせいだろうか。最近は旅番組を観る機会が増えてきました。新聞のラテ欄でも、まず目が行くのは旅番組。ドラマやバラエティよりも優先順位が高くなっています。

コトバは悪いですが、思春期には「『いい旅夢気分』なんて誰も見てないよ」と思っていました。すいません。猛省です。時間が経つと人の趣味・趣向は変わるものですね。タイムマシーンがあったら高校時代のボクに、「いずれお前も釘付けになるぞ!」と教えてあげたいくらいです。

やっぱりバス旅が好き

旅番組といえば、テレビ東京が得意としているジャンル。先ほどの『いい旅夢気分』を筆頭に、さまざまな旅番組が制作されています。なかでも蛭子能収さん、太川陽介さんの『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(以下バス旅)は、ボクのお気に入り(予測変換で番組名が出てくるには驚いた)。毎回、欠かさずに観ていました。

スタートからゴールまでたどり着けるのか。蛭子・太川コンビのドタバタぶりにハラハラしつつも、ボクがたのしみにしているが宿泊地での食事です。地のモノを目いっぱい味わえるのは、なんとも羨ましい限り。旬のお刺身を味わっている姿を見ると、こちらも思わず食べたくなりますよね。

ただ、蛭子さんはゴーイング・マイ・ウェイ。自分の好きなモノを周りの空気度外視で食べ尽くす。その潔さ、頑なさ、何物にも左右されないこだわり。蛭子さんだから許される行為ですよね。トレダカとか気にしないですもんね。

特に蛭子さんは海産物を食べません。以前、とある大学の学園祭の講演会で、その理由について話していたことがありました。幼い頃に嫌というほど海産物を食べたことで、お腹いっぱいになってしまったそうです。そのため、いつも食べるのはお肉ばかり。トラウマが蛭子さんを肉に向かわせているそうです。

講演会でもマイペース

蛭子さんをゲストに迎えた講演会ですが、ここでも独自路線を歩んでいました。講演時間2時間の中で、ひとりで話したのはたったの20分。これには訪れた人みんなが度肝を抜かれました。

20分講演した後は、参加者との質疑応答が行われ、ほとんどバス旅の話ばかり。いろいろと撮影秘話を話し、当時はまだメディアでリリースされていなかった、映画の情報をポロっとフライング告知。これにはマネージャーさんも大慌て。でも、蛭子さんは淡々としていました。

あの独特の調子で「あれ?これ、言っちゃ駄目だっけ?そうなの。みなさん内緒でお願いします。また太川さんに怒られちゃうから」なんて、ふにゃふにゃしながらお願いしていました。力の抜けた声と姿勢で言われると、なんとなく黙っていようかなと思わせてしまう、圧巻の説得力はただただ凄いなと。

唯一無二の存在感

田中要次さん、羽田圭介さんのバス旅も好きでしたが、再びコンビを組んだ蛭子・太川のバス旅はタクシーを使える新ルールが加わっても、相変わらずの珍道中。こんな状況でもあるので、こころが和みました。

第一弾のスタート地点の意味も、新ルールが設けられたことも、加齢を配慮されて撮影日程が短縮されたことも、全く知らずに番組に参加した蛭子さん。下準備をせずに、ある意味ノーガードで臨む、あの姿勢にはビックリさせられました。

稼げていないと本人は言うものの本業が漫画家で、タレント業は所謂ライスワークだから肩ひじ張らずにできるのでしょうかね。あの存在感は唯一無二なので真似できるものではないですが、脱力感などエッセンスは取り入れてみたいと思わせる不思議な魅力に満ちた方ですよね。

みうらじゅん氏曰く、ひるこのうしゅう(蛭子能収)。名前の読み方からして目が離せない蛭子さん。熱湯風呂に入る『スーパージョッキー』が終わったとはいえ、ご高齢なので無理をなさらずに、まだまだ全国各地をバスで巡ってほしいですよね。

おもいのままに。続けます。今日も呼吸ができた。ありがとう!

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