Chapter2:やっぱ公務員じゃね? 2020年10月~12月

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こんにちは。三条です。

民間企業の早期選考で失敗したのは前回述べた通りです。どう考えても就活のお作法を全く知らなかった自分の落ち度でしたが、正直かなり落ち込みました(それだけ就活を舐めていたということでもある)。そこで私はこう思いました。

公務員がいい。

公務員がいいと思った理由は2つあります。まず1つ目は、編入試験に落ちたら公務員試験を受けると決めていたことで、公務員試験を受けることに対する抵抗は少なかったからです。中央大学法学部の学生は公務員試験を受ける人が多く、何やかんやで自分には中大法学部の血が流れているんだな~と実感しました。

2つ目は、勉強がほとんど評価されない民間就活に嫌気が差したからです。私は大学受験では国立志望で5教科7科目勉強し、大学編入でもドイツ語や小論文の勉強をしてきました。圧倒的に勉強が得意なわけではなかったけど、何やかんやで人生の節目で環境を変える時はペーパーテストが無いと正当に評価してもらえる気がしないと思っていました。今振り返るとけしからん考え方です(笑)。


とはいえ、公務員試験の制度や科目数を見てビビります。足踏みします。まず科目数がおかしい。

教養試験(基礎能力試験)は高校までで習った内容がほぼ丸ごと出ます。特に社会科学と人文科学は、高校で捨てた物理、化学、日本史などからも出るのでかなり負担に感じました(公務員試験でも捨て科目を作るのが定石だと知ったのはもう少し後でした)。

そして専門試験でめちゃくちゃビビりました。一口に公務員試験と言っても様々な区分がありますが、どの試験でも使う場面が多い科目は以下の通りです。

政治学、行政学、民法、憲法、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学

は?

と思いましたね。こんなにやるなんて無理だと直感が語りかけます。うまい、うますぎる。特に経済学なんてやりたくなさすぎワロタ。


こんな感じで、民間就活は嫌だけど公務員試験を受ける決断もできない。そんな不毛な日々が10月中続いていました。


しかし、そんな時に頼りになった先輩が2人いました。1人は近所に住んでる立教大の先輩で、国家一般職に合格していました。この先輩からはたくさんのお話を聞いて教材まで頂きました。本当に感謝しています。

もう1人は、中大時代のサークルの先輩でした。文学部ながら果敢に公務員試験にチャレンジし、某都道府県庁に合格していました(都道府県庁は純粋にスゴい)。この先輩からは学習面でのアドバイスを特に多く頂き、本当に助かりました。圧倒的感謝です。


という感じで2人の素晴らしい先輩のリアルな声を聞いたことで、公務員試験を受験する決意が固まりました。そして、11月上旬にTACの講座に申し込みました。サークルもあって通うのはだるかったので通信講座にしました。
しかし、12月上旬に演劇サークルの本公演が控えていたこともあり、11月はろくに勉強できませんでした。中大で授業を取っていた政治学と行政学は何周か目を通しましたが、人名や用語をしっかり暗記するレベルには至っていませんでした(これをやっていたのは後にある程度奏功したけどね)。


ところが、

おわかりいただけただろうか。



10月と11月は民間の状況に全くと言っていいほど目を向けていなかったのです。10月や11月は民間企業の秋インターン真っ盛り。業界にもよりますが早期選考の案内も増えてきます。そんな重要な時期を棒に振ったのです。これが地獄でした。死ぬほど後悔してかなり長期間尾を引きました。



……とはいえ、後悔してもしょうがないので、12月の演劇の本公演が終わったら本格的に勉強を開始しました。この時、興味のない科目から始めて挫折するのはまずいだろうと判断し、興味があった政治系科目と憲法から着手しました。感想としては

とにかく楽しい。


政治系科目は元から興味がありましたし、憲法は法律研究サークルで1年半以上教えていたのでほとんど復習のような感じでした。

勉強をすることで民間就活の人たちと違うことをやっている感覚が生まれ、それで何とか精神を繋ぎとめられました。公務員専願で行く勇気なんて最初から無かったのに…


Chapter3に続く


超重要なアドバイス:
民間就活を考えている人は秋インターンに行きましょう。そうしないと情報収集が遅れて取り残されるリスクが上がります。秋は止まるな。お兄さんとの約束だ。

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