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【非営利型株式会社Saniwaの事業内容と妄想内容】

具体的な事業内容


一つ前のnote【非営利型株式会社Saniwaとは?】では、抽象的な話が続いた。「んで、実際に何をするの?」という質問を頂けそうだ。そこに答えてみたい。端的に以下の形になる。


インドのビーチとダディ・ピッグ

Well-being×事業者支援×インド


最近、企業経営や組織運営の文脈でもWell-beingという言葉がよく使われる。

企業も一昔前のようにただ売り上げを上げていけばよい!という指標ではたち行かなくなっている。社会全体としても幸福度の向上が叫ばれ始めていたり、SDGsの目標に掲げられていたりもしている。

ちなみにこのWell-beingは日本語では「健康」や「幸福」と訳される。1998年のWHOの憲章の序文で使われた。

「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます。」

世界保健機構

また、1998年の第101回WHO執行理事会において、「Physical(肉体的), Mental(精神的) AND Social(社会的)に加えて、「spiritual(霊的)とdynamic(動的)」を加えた新しい健康の定義が検討された。結果的には見送りとなっているが、健康や幸福の概念が如何に多義的かがわかるエピソードだ。


総合的(ホリスティック)な意味での健康・幸福


僕たちは、身体だけでも精神だけでもなく、社会的、時には霊的・環境なども含めた健康や幸福を目指していきたい。そのときに参考になるのはやはり東洋的な視点になるのではないか。

その源流としてやはりインドは避けられない。インドの健康法としてヨガやアーユルヴェーダも日本で紹介されているが、実際にインドでの伝統的なそれは、より本質的・統合的である。同時に、統合的であるが故に分かりづらいことも。

例えば、インドの伝統的なAsana(アーサナ)よりもフィットネスとしてのホットヨガの方がずっとわかりやすい。本質的で統合的なインドの知をわかりやすく多くに人と分かち合っていけるのか。それが僕たちのテーマになる。


今、取り組んでいる3つの事業


①インドサンタナグループのインドヨガ留学のマーケティングの支援


僕の前職であるインドサンタナグループ。ここ最近の中軸的な事業であるインドヨガ留学。今や6年目で600人以上の日本人にインドの伝統的なヨガをお伝えしてきている。

何よりサンタナグループ自体は60年の歴史の中で、インドを訪れる日本人に対して絶対的とも言える安心と安全を提供してきた。本質的・統合的なヨガを学ぶ環境が整っている。後はもう少し多くの方に届ける仕組みがあればというところ。

まずは以下のような説明会を共に行っていく。



②アーユルヴェーダサロンPadmaとの協同事業


本格的なインドの伝統的代替医療・健康法であるアーユルヴェーダを提供しているPadmaというサロンがある。アーユルヴェーダ・マッサージやアーユルヴェーダ的な心身共に優しい食事、セルフケアを学ぶオンラインサロンなどを推進している。

本質的且つ統合的なアーユルヴェーダ発信基地である。このPadmaさんとインドでのアーユルヴェーダワーケーション、日本でのリトリート、新商品の開発などを構想している。

それらのプロジェクトを進めるためにも11月にインドツアーに行く。



③死と向き合う個人向け・法人向け研修事業


多くに日本人にとって、インドにおいて本質的・統合的なWell-beingに向き合わされる大きな理由に「インドにいることで死と身近に向き合うことにな」ということがある。

ただ、もちろんインドに行かなければ死と向き合えないわけじゃない。例えば、各種死の瞑想や墓地を歩くこと、死と優しく向き合う対話カード414カード、死から自分の生を捉え直すワークショップなどがある。

死と向き合うことで自分のいのち全体を見つめ直したり、例えば企業人生を捉え直し組織全体のミッションを再考する機会となる。そんな研修を作り上げているところ。

死から自分の人生を捉え直すWSトライアルの様子



今後の妄想内容


これから具体的にどういった事業を構想しているのかまとめていく。あくまで願望ベースの構想である。別の言い方をしたら、無責任な妄想と言っても良い。僕たちがどんなことを妄想しているのを喜ぶ人達か、でもいい。

あくまで妄想にお付き合い頂ければと思うので、「お前、あれやるとかって言ってなかった?」みたいなツッコミは無い方向でたのんます。


①インドでの各種リトリート


実現度が最も高いのがこれらの構想。僕が前職で取り扱っていたものでもある。企画して集客さえできればすぐにでも実現できる。今、考えているのは例えば以下がある。

  • 414カードリトリート@インド

  • 島田啓介氏と行く インド瞑想リトリート

  • 世界最大のエコビレッジ、オーロビルでのリトリート


②死と向き合うcafe


ヨーロッパで広がりつつある「デス(Death)カフェ」という社会的な動き。

「デス(Death)カフェ」:
死をタブー視せずに受け入れ、語り合う場のこと。宗教や国籍、年齢や性別などに関係なく、お茶やコーヒーでも飲みながら語り合う。

他力本願.net

スイスから始まったその動きは、ここ数年で日本にも広がりを見せ、日本特有の形で定着しつつあるという。2020年には主催者同士を繋ぐ「デスカフェオンラインサミット(Death Cafe Week 2020)」なるものも開催されている。

僕たちも414カードのワークショップや死から自分の生を捉え直すワークショップなどを開発してきた。是非これから間借りカフェで、そしてゆくゆくは常設のデスカフェを開催したいと考えている。府中には都内最大規模であり、日本初の公園墓地でもある多磨霊園がある。死と向き合うにはぴったりではないかと。

インドテイストも加味して「インデスCafe」というネーミングはどうだろうか、なんてとこも考えている。

③府中のインド感満載のコーポラティブハウス


さぁ、この辺りから無責任さがどんどん大きくなる。府中にインド好き、インドに関わる人、インド的価値が日本に必要なんじゃないかと思う人が共に住むことに興味がある。

コーポラティブハウスとは、
入居希望者が集まり組合を結成し、その組合が事業主となって、土地取得から設計者や建設業者の手配まで、建設行為の全てを行う集合住宅のこと。

Wikipedia

例えば、月に1回はカレーパーティを開く、二ヶ月に1回皆で一緒にインド映画を見る、チャイを飲みながら定例ミーティングをやる、定期的なヨガや瞑想会の開催など。もちろんある程度のスパイスの匂いは許し合うと始めから決めておく。

各種手作りカレーを持ち寄って食べるのが美味しく楽しそう


④Well-beingがテーマのエコビレッジへの参画


エコビレッジへの参画も構想として上がっている。まずは前述したインドのサンタナグループがプリーにエコビレッジを構想している。既に日本語も教える小~高校までの一貫教育校が建っており、これから日本人向けのヨガプログラムを森の中で受けられ、牛などを飼い酪農などをも進めるような方向だ。Saniwaにも企画段階から参画して欲しいという打診をもらっている。

また、Saniwaには石川県出身のメンバーがいる。彼の地元でも耕作放棄地や空き家の有効活用が求めらているよう。更にインド人で町作りに精を出している人もいるとか。後は、人と企画さえあればどうにかなりそうとも。石川県においても自給自足できる村があると面白いのだろうと。

インドと石川にWell-beingをテーマにしたエコビレッジに参画する。そんな構想がある。東京の府中と石川、インドのプリーという多拠点で帰れる場所があれば、、、めっちゃ面白い。そんな風に考えている。


事業内容と妄想内容の2つの方向性


こうやってまとめてみて、二つの方向性があるなーと改めて。それはそのまま理念の達成への二つのアプローチでもある。その二つのアプローチとは、人作りと場作り。

①人作り(個人の変容のサポート)


自分達も含めて個人へのアプローチ。そのためのヨガやアーユルベーダ、死と向き合うWS、リトリートやツアーなどを行う事業者の支援のお仕事。「誰しも存在しているだけで無条件で価値がある」を体現する人が増えちゃう事業。

②場作り(コミュニティ変革のサポート)


自分達も属しているこの場や社会へのアプローチ。そのためのwell-beingをテーマにしたエコビレッジやカフェ、コーポラティブハウスへの参画のお仕事。存在しているという無条件の価値でつながれちゃう社会のプロトタイプを作ってみちゃう事業



他にも興味あることなどあるが、一旦これくらいを出しておこうかと。どれも僕たちだけで完結できるプロジェクトではないので、一緒にやりたい!こんなのはどう?みたいなご意見ご提案があれば是非頂きたい!



最後に


前回の「非営利型株式会社Saniwaとは?」も含めコンパクトに概要だけを書くつもりだった。最初は二つの記事を一本で書く予定だった。(到底無理だった(^_^;)

ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます。まだまだ不明瞭な部分も多いが、偽らざる非営利型株式会社Saniwaの今今。

生まれたばかりのSaniwa。これらのnoteを見て下さった方々と共にプロジェクトを進めていけるとこれほど嬉しいことはありません。

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