小さな国の小さなカフェの小さな君

取り留めのないことを
おしゃべりして

僕たちは
友達同士だね

明日 君が
突然 旅立っても

僕たちは いつまでも
友達でいられるんだ

小さなカフェの
小さな君は言った

旅を続ける理由を
聞かれて
僕は 困る

目的地がないから

小さな君は
君は 大きく頷く

あぁ 君は友達だ

君が 大きくなって
君が小さな君だとわからなくなったとしても
僕たちは
いつか また
取り留めのないことを
おしゃべりして

新しい友達になるだろう
昔々に
出会って
友達同士だね、と

語ったことなど
お伽話だったかのように
宇宙が ひろすぎて
僕は
旅を続ける


#詩 #詩を書く#詩作#ポエム#言葉

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