金木犀の香りと、

金木犀の 香りがする時 あなたに 逢えた

待ち焦がれて

なんとしても生きなければいけないと

懸命に 夢みて

金木犀が香る時
やっと あなたに 逢えた

石畳の細い道を
きっと 私たちは
いつか 散歩する

金木犀の香りに
包まれて

夕暮れの
薄い 橙色か

金木犀の きっぱりとした橙色か

どちらが
綺麗だろう、なんて あなたと
話せることを 切に願い

わたしは 少しだけ
そっと 目をつむる

金木犀の 香りに
しばし 酔いしれる


#詩 #詩作#詩を書く#ポエム

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