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えりょん
2023年4月24日 10:22
途方にくれるほど綺麗で 泣けた夕暮れの帰り道 自転車を なるべく ゆっくりと走らせて 幼かった自分と 重なり合う 思い出すのも 息がつまるほど あなたに まっすぐだった 十四歳の初恋の記憶 #詩 #詩作#記憶#ポエム
2023年4月21日 13:38
昼間と夕方の間の薄い月を隠す雲のような ちょっと 無神経な 場にそぐわないあの人の血と ゆらゆらとみなもをなでる海藻のようないつの間にか蒸発してしまいそうなわたしの血がせめぎあい おいそれとあなたを造る #詩 #詩を書く#詩作#ポエム
2023年4月18日 10:55
ここにあるのは 菜の花と 荒れ地と 渇いた風と わたし ゆきさきを 決めてから家を出るべきだったと後悔して何マイルも 歩く綿ぼこりのようなわたしはアコースティックギターを背中に背負って 荒れ地をゆく 少しだけ かっこつけて 口笛をふきながらゆきさきを捜す #詩 #詩を書く#詩作#ポエム
2023年4月14日 12:57
透明な潮騒に 溶けてゆく 裸足になって あるいは海猫の けたたましい鳴き声が頭の中を覗いている秘密は いつしか秘密ではなくなる終えた旅を 振り返りながら また新しい旅にでなければいけない 目前にある歪曲した持て余した時間を 刹那と呼んで いつまでも続かない嘘に 君は 泣く #詩 #詩を書く#ポエム#詩作