見出し画像

Out of 紅白, But I Love. '23 vol.7

ここから後半戦。どんどん行きましょう。


紅組⑫SPEED/Body&Soul

(商品化されてる最新のライブ音源は2010年。)

もうこれは夢ですよ夢。
それはわかっているけど、なんか今年は無性にSPEEDが見たかった。

2008年の完全復活以降、一応解散はしていないらしいので実現できなくはないかな、っていう。

それに実際昨年は彼女たちの母校、沖縄アクターズスクールの周年イベントで仁絵ちゃん除く3人でこの曲(Body&Soul)を披露してるわけで、
なんか意外と、、夢じゃない?

一部メンバーに世間の風当たりが強いのは重々承知の上で、だからこそ彼女たちにはやっぱSPEEDとして、ステージで歌とダンスでその壁ををぶち破ってほしいなって思うんです。

楽曲とパフォーマンスに関しては結構今のティーンにも受け入れられる要素がたくさんあると思ってるし、特に激バズりしてるNEW JEANSのコンセプトにはものすごく初期SPEEDみがあると思っているのでムード的にもバッチリ。
さらに現在行われているPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSでもちゃんみなの美人同様、課題曲に選ばれていてリバイバルキテる感にさらに拍車がかかってる、はず。

夢とは言ったけど、これリアルにどうでしょうかね。やっぱダメかなぁ。、

Body&SoulだけじゃなくSPEEDの楽曲もまた名曲揃いなので(特に2000年一度解散した際のラストシングル"LONG WAY HOME"は逆にいまめちゃくちゃ聴いてます普通に)、
先入観なしで聴いてみると本当クオリティにびっくりすると思います。乞うご期待。

仁絵ちゃん元気かなぁ。

白組⑫TOMORROW X TOGETHER/Sugar Rush Ride(Japanese Ver.)

BTSを擁する韓国のHYBE所属の5人組アイドルグループ、TOMORROW X TOGETHER(通称txt)の今年日韓でリリースした楽曲、Sugar Rush Rideで白組も後半戦スタート。

白組のKPOP枠はtxtことTOMORROW X TOGETHER。
BTSの弟分的な位置にいるのがちょっと勿体無いくらい単独でいいグループだなって思います。

まず最近のKPOPボーイズグループの中ではかなりの少人数の5人組なところ。
ガールズグループになると4人組とか結構いるけど、男子でこの人数っていうのがSHINeeもそうだけど一人一人の歌声、ダンス、ラップスキルなどパートが多くてメンバー各々の個性がわかりやすい。

次に楽曲。特に日本のファーストアルバムが大好きで。
KPOPグループの日本オリジナルアルバムが気にいるのって僕の中ではあんまりないパターン。少女時代とAFTERSCHOOL以来かも。
JPOP的なメロディラインの聴きやすさとKPOPのエッジの立ったトラックが上手く融合してるなぁという感じですごくまとまりのいいアルバムでした。
その後はよくありがちな急なコンセプト変更などがあったりしてちょっとついていけなくなったりしてますが笑、しっかり活躍の幅を広げていってるなってのは見ていて感じます。

バンタンの成功があったからか楽曲がUSのスタンダードに寄せすぎる時があってそこはどうかなぁとは思ってますが、このSugar Rush Rideはひさびさに一聴していいなって思いました。

韓国アイドルは相変わらずの戦国時代で栄枯も激しいですが、最近契約問題等を乗り越えて長く活動してくれたり、一度は解散や休止したグループが数年ぶりに復活してくれたり、
少しずつ変化が見え始めてるかなと思うので、txtも本人たちの意志があれば長く続けられるグループであってほしいなと願っています。

紅組⑬AI/WORLD DANCE feat.ちゃんみな

続く紅組は本家紅白にも4度出場しているAI。

ちゃんみなから続いて今回の裏テーマ企画、Female Rapper Renaissance第2弾です。
(要はフィメールラッパーコラボリレーを混ぜ込んでるということです、はいわかりづらくてすいません。)

あちらではどうしてもゴスペルルーツのバラード曲が選ばれがちですけど、
ネイティヴ仕込みのリズム感を持ったHIP HOP/R&Bアーティストでもあって、こちらではそんな彼女の一面が十分発揮されている最新アルバムからのダンスチューン、WORLD DANCEをセレクトしました。
プロデュースはYaffleでfeat.はちゃんみな。
こういう若い感性とのコラボをガンガンしていってほしいですし、結果としてリスナー層が広がってより長く愛されるアーティストになっていってくれれば、というのはどの年代かに関係なく思うところです。

今年はニューアルバムのリリースもあったり、なによりAwichの楽曲に参加というひさびさに"ラッパーAI"の客演仕事があったり、
昔からのリスナーにとって嬉しいニュースが続きました。
ライフスタイルの変化もありながら、マイペースに活動してくれて、いい楽曲を生み出してくれればなと思います。


白組⑬藤井隆/ナンダカンダ

昨年もこのOut of 紅白にはご出場いただきました、日本のシティポップ最良の遺伝子を引き継ぐ男(©️宇多丸師匠)こと、藤井隆さんです。

藤井さんの音楽活動はそれこそご自身でレーベルを立ち上げてやり始めた2015年のアルバム、COFFEE BAR COWBOY以降が特に好きではあるんですが(それとほぼ同時に始まったプロデュース仕事の作品もすばらしい)、今年はなんといっても上記添付しましたTHE FIRST TAKEでのナンダカンダの歌唱が最大のトピックかなと。

2000年リリースのナンダカンダですが、
時を超えての今回のセルフカバー。再生回数は現在800万回を超えてます。
これは楽曲の素晴らしさはもちろん、藤井さんのこの間のバラエティでのご活躍や、真摯な音楽活動、そしてこのデビュー曲に対しての感謝を常に言葉にされて歌い続けてきた結果だと思います。

過去の作品も大切にしつつ、常に新しいものを発信し続ける。これは芸人/歌手/タレント・藤井隆の全ての活動において一貫して守り続けている信念のような気がします。

もし本家紅白出ていたらどんなステージングだったんだろうなと想像するのも楽しみです。
(2015年あたりのベストアルバムのリリースタイミングでのMUSIC JAPANでの歌唱がある意味カオスで忘れられません。)


紅組⑭浜崎あゆみ/Voyage

今年は紅白出るかと思ったんだけどなぁ。、
もしかしたらこの後発表されるのかしら。

ということで紅組続いては浜崎あゆみさんでVoyageです。
今年は25周年でひさびさのテレビ出演が続き、並行して47都道府県のツアー中というメモリアルイヤーに相応しい精力的な活動を行なっている浜崎さん。

Crystal Kayのところで書いたことにも共通するんですが、あゆの今年の活動を見ていると、続けることの難しさと尊さを本当に実感するんですよね。
歩みを止める決断も、歩み続ける決断もどちらもすばらしいんですけど、いわゆる"世間"に晒され続けるという意味においては歩み続けることのリスキーさは昔より大きいような気がします。

それは時に苦行のようにも思えるのですが、ファンと共にサバイブする、生き抜いていく意志が常に彼女を押し進めてきたのだろうなと思います。

そんな彼女の歩みを振り返り、そしてまた前へと進んでいく、という意味を込めて、
(あと単純に僕がこれ大好きなので)
Voyageを選びました。

彼女も常に新しい作品を作り続けているアーティストなので、今回は節目的に過去曲にしましたけど、最新作も楽しみです。


白組⑭山崎まさよし/One more time, One more chance

敢えて聴きたい。山崎まさよし/One more time, One more chanceです。

いや単純にいい曲だからこういう年末の歌番組にも出てきてもいいのになって思います。

改めて楽曲を聴いていると、曲自体は結構洋楽ロック的なアプローチだったりするのに、歌謡曲育ちの日本人の琴線にも触れる稀有な声質が絶妙だなぁと再認識しました。
セロリがSMAPに行ったのもそうした洋楽的なポップス感が当時のトップアイドルが表現するトレンドの音楽としても受け入れられたからじゃないかなと思ったりもします。

今回のライブでのことは行ってない人間からはその内実は100%は絶対わからないし、ステージ裏や御本人の心境に何があったかなんてもっとわかりません。

だからこそ歌い続けているのなら、それを素直に聞くしかないかなって思います。
まず作品を聞いてから判断する/されるのが、リスナーとアーティストの関係の第一歩な気がします。

あと音楽バラエティみたいな番組に出てる山崎まさよし結構好きだったなぁ。、また出ないかな


今回はここまで。


前回はこちら。(向井太一/Crystal Kay/岩崎宏美/德永英明)


次回はこちら。(Awich/藤井フミヤ/AKB48/NEWS)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?