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私は絶望できない

2020,930 加筆訂正。
この記事のあと、一人の女優さんが亡くなり、産後鬱ではないかなどと、色々話題になりました。
真実はわからない。自殺に至る何があったか、自殺ではない可能性だってある。憶測だけでなにも語れないし、私には知らない部分が多すぎる。

だから、彼女のことを私は語らないし、自殺した誰かを攻めたり、残された人を傷つけるものに、ならなければいいなと思います。

娘がかわいくて、楽しくて、そんな日々でも、絶望しかける日は生きていれば人生のなかでやってくる。他人にとってはどんな些細に見えることでも、布団に潜っておいおい泣きたいときはやってくる。人にその事を話す頃には、ケロリと笑顔で話せるようになってからかもしれない。
こんなにのーてんきな私ですら、絶望を切望するときがある。
それが、誰かの心を軽く出来ますように……。

noteのお題、「#私の勝負曲」で思い出した。
ドリカムの『何度でも』という曲。

https://youtu.be/zgLAWm68XVg

それを聞いていたのは、初めての保育園に就職して、2、3年目。
どうやっても上手くいかなくて、「自信を持ちなよ」と先輩に言われる度に、自信をなくしていったあの頃。

『何度でも
何度でも
何度でも
立ち上がり 呼ぶよ
君の名前 声が 枯れるまで』

頑張れとか、行動を変えろとか、この歌は言わない。
頑張っていて、もがいて苦しい今を、肯定してくれて、10001回目の希望に繋げてくれる歌だった。

あの頃。職場から帰る自転車で「何度でも」を聴きながら一人で泣いた。
当時は、出来の悪い自分を攻めることしかできなくて、きっと今はNHKのプロフェッショナル冒頭15分にいるのだと思うしか、自分を守れなくて。
いつか『10001回目』が来るのだと、信じるしかなかった。
結局、年度の終わりに無事にやめるまで、毎日のように歌を胸に、出勤した。

思い返せば今までの人生、もう絶望したい!と思ったことが4回くらいある。
布団をかぶって、もう三日くらい潜り込んでしまいたい。
でも、1日だって、それは許されなかった。

2人目をお腹のなかで失ったときも……。
お医者さんから話を聞いたときは涙が溢れて止まらなかったけど、昼寝した娘のベビーカー泣きながら押して帰って、家に帰ったらフル充電の娘を前に、30分だって布団に潜り込めず、夕飯を作り始めた自分に泣き笑いした。

どんなに辛くても、明日は来る。
あの頃は、子どもたちが待ってる。
今は、我が子が腹をすかせている。

自殺しないかぎり、自分で絶望を終わらせることはできない。
そして、終わらない限り、ちらちらと希望が見えてきて絶望ができない。
希望とは、娘であり、友人であり、家族であり、夫で。
娘が癒しとか、そんな甘っちょろいもんじゃなくて、彼女が生きていることそのもので、彼女の時間軸に私がいる必要がある、のなら生きなくてはならないということ。

生きなくてはならない。


痛みはどれだけ顔を歪めても、ほんとのところを周りに分かってはもらえないし、周りの人はその人の人生を生きているから、周りは普通に過ぎていく。
時にまわりの時間軸に身を委ねながら、自分の出来ること探るしかない。

そうするうちに、
最初の園を辞めて別の園に拾ってもらったら、苦しんでいた園を客観的に見ることが出来たり、
少しずつ、失った痛みが過去になっていったりする。

あるママ友とトラブルになって、会いたくないとか、居場所がないとか、一瞬絶望した時もあったけど、いや、娘のために、引きこもっている場合ではないと思い直した。
だって目の前に娘という、遊びが仕事の、小さな人がいるんだもの。彼女と楽しく過ごすことを考えて、こもらずに別の仲間のところへ行ったら、受け入れてもらえて今がある。

コロナの自粛期間中、あれよあれよと行けるところがなくなっていく現状で、いかに安全に外遊びできるか、いかに楽しく中で過ごせるか、出来ることを必死に考えていた気がする。

最近気づいたこと。

なんかもう、人生、常に、何があっても、
「そこからどうするか」しかないのだ。

じっくり絶望できるのは、贅沢なことなのかもしれない。
絶望している時間はない。
10001回目を、目指してなにか出来ることをさがして、毎日ご飯作って食べて、過ごしていくしかない。
時は矢のように過ぎていくから。

~~~~

なんのはなしやと思いきや、 最近、悩んで悩んで決めた娘の幼稚園入園に、秒差で落ちたのです。いっせーのーせの、ネット申し込み。
ジャニーズのコンサートかってくらいの、早い者勝ち。

娘から渡されたトウモロコシの芯を受け取らなかったら入れてたのかもしれないと、思わずにはいられない、送信押したと同時に、『定員に達しました』というつれない画面が現れたときの衝撃。

ウソでしょ。
先輩ママさ達んからそんなこと一言も聞いてない。
しかも友達は入れてる。
一緒にしたくて選んだ訳じゃないけど、何が娘にとってベストか、自分の覚悟も含めて悩んできめたのに、全てがパーになって、焦った。
大事な娘の未来が確証持てなくなって不安で仕方なくなった。

絶望している暇はない。
愚痴ってすむ話じゃない。
次の一手の最善を、探す日々が始まった。
保育園、結果出るの2月って、遅すぎるよー……。
点数制で容赦なく切られるの怖いよー……。第2希望の幼稚園と併願か、はたまた少し範囲を広げてみるかー。第2希望の幼稚園の穴も見えてきて、また不安になるから、他も見る。
コロナと夏休みで動けなかった部分を、最近毎日穴埋めている気分。
でも、遊ぶ時は遊ぶ。これも大事。

飛ぶように過ぎていく日々。
きっといつか、この日々も、笑って「あの頃」と呼べる日が来るのだと思いながら、願いながら、また明日が来る。

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ありがとうございます!いい1日になりますように
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保育士、学童保育士、漫画原作、留学夫と共にロンドン語学留学、の経験をへて、現在一児の母。 四角いところを丸く掃くタイプ。 北村薫、森絵都が、青春の書。 https://twitter.com/GMKqK45tieDHxCy
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