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悪意のない何気ない言葉が何よりも凶器だったりする


「あなたを思って言ってるの」

「それだけ休みなら旅行も遊びも何でもやりたい放題だね」

「全然元気そうやん」


本当に普通の言葉・・・だと思う。

精神病がわかり休職をよぎなくされた私に対しての
ごく普通の言葉。
何なら私を元気づけるために言ってくれた言葉かもしれない。

でもそれを真っすぐ受け取ることができなかった。


私を思っているなら、今は放っておいてほしい。
私は私の今の状況を人に見せたくない。

行けるんだったら旅行も遊びにもたくさん行きたいけど、
ベッドから起き上がれないの、
電車に乗ったら吐きそうになるの、

何も、、何もしようと思えないしできないんだって。

元気そうにみえるのね。
余計な心配をかけずに済むからいいのかもしれないね。
そう思うたびに余計に心が冷えていくのが分かるけれど。


症状がひどい状態の時、
まさにどんな言葉にも勝手に傷つき勝手に泣いた。



でも少しずつ回復する中で分かったことがある。


何気ない言葉にも種類がある。

・悪意はないけど特別何も考えず放たれている言葉
・悪意はなく、むしろ元気すけるためなど思いのこもった言葉

中には、精神病なんて、、、みたいな見下しや憐れんだ言葉を
受けるようなこともあるけれど、
そんな言葉をまともに受ける気はない。

想像力の乏しい哀しい人だなとさえ思う。


なりたくてなった病気ではないけれど、
なることで気づいたことがある。

この知見や経験を私は忘れない。


自分が凶器のような言葉を振り回してしまわないように。


#独り言

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