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向日葵文庫(創作)・アラサーOLの戯言
2023年9月23日 13:50
これを渡ってしまったら、それこそ私はダメになる気がする。夜が深くなっていくと、道を歩く人はほとんどいない。終電を過ぎたこの時間は車も少なくて、帰れなくなった人たちを乗せたタクシーが数台通り過ぎていくような状態だ。こんな時間になると、田舎の信号機は働くことをやめるけれど、都会の信号機は「もしも」に備えて稼働し続ける。だから毎回試される。車も人もいない状況での赤信号。たっ