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読書とは

読書
勉強
子育ての風景

“読書”というと要するに「本を読むこと」ではあるが
教科書を読んでも読書じゃないよなあ、などとしばし考えて
読書とは・本を読んで楽しむことと見つけたり ♪
安いしすぐ読めるしで電子書籍もよく買うが
どうしても手に取って・ページをめくりたいと思う本の場合は紙の方を選ぶ。
一度電子書籍で買っても、できたら改めて紙の本を買いたいなあ
と思うことも少なくない。
情報が欲しくて本を買いたいときには電子書籍で構わないのだが
その本を丸ごと“愛したい”“楽しみたい”と思ったときには
デジタル画面の“2次元”では物足りないのだ。

で、愛でたい本は紙で買うことに決めている。

さてそこで
例えば、以前図書館で借りて惚れこんでしまった本を挙げると
「亡命ロシア料理」ピョートル・ワイリ、アレクサンドル・ゲニス著 
未知谷発行
バズっていたので気になって図書館で借りたら
私の後に5人の予約が入っていたので急いで読み終えたのだが
もう一度手に取って落ち着いて味わいたくなってしまったのだ。
この本は、ソ連からアメリカに“亡命”した二人の男性が
故郷の味を懐かしみつつ種々様々な文学や歴史のエピソードを織り交ぜて
料理というものについて語るものだ。

「亡命者が失って再び取り戻せぬものを、悲嘆にくれながら挙げ連ねたら、亡命して良かったことのリストと同じくらい際限がない」

私が借りたのが1996年に出版されたもので2014年に新装版が出ている。
ということは、売れ続けている、ということだ。
これは料理の本というよりはソ連の時代や歴史、文化、文学等
非常に濃厚な知識が折り重なって味を出している文芸書である。
わからない・知らない言葉をじっくりと調べながら
魚の骨を一本一本しゃぶるように味わうような本だ。

「現代という実在的孤独の時代に、濃厚な、あつあつのスープの入った鍋ほどしっかりとした礎はない。」

まことに
本を味わうためには知識が必要で・知識を得るには本が必要なのだ。
ハードカバーがいとおしい。
買うぞ買うぞ買うぞ♪
この本は自分で本が読めなくなるまで手元に残すと思う
というワケで
やっぱり買いました ♪
この表紙の硬さと重さがいいんだよ ♪

さてそこで・ですよ
今更ながら・改めて・読書とは何だろうと
いつもの新明解国語辞典第三版で「読書」を引いてみた所

どくしょ 【読書】 [研究調査のためや興味本位ではなく]教養のために書物を読むこと。[寝ころがって読んだり雑誌・週刊誌を読んだりすることは、勝義の読書には含まれない]

ひいいいいいいいーーーーーー!!!!!!!
ごごごごごごごめーなさーい!!!
夜中に目が覚めては布団の中で電子書籍を読んでいました(汗
専門書も読んでいたけどダメ!?ダメっスか!?
ちなみに
「勝義(しょうぎ)」とは、同じく新明解国語辞典第三版によれば
[転義やひゆ的用法でなく]その言葉の持つ、本質的な意味・用法。
とあるので
ここに書かれた「読書」という言葉の意味は悪魔でも
ちがたっ!あくまでも本来の意味という事で(うろたえている
今の読書という言葉が意味するところはもっと広くて良いのではないか。
[教養のために]とあるが、教養というのは本当に範囲が広くて
たとえ研究目的で読む専門書でも教養に含まれると思うのだが。
いかがなものでござろうか。

で、教養ってナニ?

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