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続子供のなぜどうして病

子育ての風景
勉強
言語

以前書いたことの続きを書きたくなった。

子どもの多くは4歳、5歳のころに
「なぜどうして」と大人を質問攻めにするものだ。
大抵の大人はうるさく感じて適当にあしらったり
よその人に聞いてごらんと丸投げしたりするが
「あのおばさんに聞いてごらん」と複数回投げられた側から言うと
これは博物館とか図書館に連れて行く手があるので連れて-
えー、メンドクサイなんて言わないでこれくらいやりなよ、と言いたい。
私はそういう大人の知恵がないので七転八倒して説明してしまうのである。
近所の幼稚園児に「アレルギーって何なの?」と聞かれたときには
お家にさあ、ハエが1匹飛んでいたからってさあ
モップやテーブルやイスを振り回して
お家の中をめちゃめちゃにしちゃうみたいなことしちゃうのがアレルギー
ハエ叩きでパシッてやればいいのに、やりすぎちゃうんだよねー
(わかったかなー)
「へー、なんでだろねー、ヘンだよねー」
と、その子はひとまず納得したようだった。
どうしても説明が子どもには難しいなー、と思うときには
その子と一緒に不思議に思うことにしている。
「えー、おばさんも知らないのー?」
「よくわかんないよねー」
「それでさあ、ナンで不思議だと思った?」
一緒に考えているうちにその子も何となく気が済んでいるように感じる。
アレか、大人がまともに相手をする事がポイントなんじゃないかな。
さてそこで
どうして小さい子どもに色々説明するのがメンドクサイのかと言うと
小さい子どもがわかるように説明するのが大変だからだ。
で、ナンで説明するのが大変かと言うと
小さい子どもはまだ説明を理解できるだけの知識がないからなのだ。
説明の中にどんどんわからない言葉が出てくるから
聞いている子どもも説明する大人もイライラしてしまうのだ。
これは双方にとって不幸なので
大人の知恵として適当にあしらうというワケだ。
さてそこで
この説明する言葉の意味を次々と調べる繰り返しの感じには覚えがあった。
中学生の時だったか
何かの言葉を辞書で調べたときに載っていた説明の言葉をまた辞書で引いて
とやり続けてみたら延々と辞書を引き続けることになって途中で飽きたw
考えてみれば辞書というのはイヤイヤ説明する大人と違って
自分が引き続ける限り飽きもせずに説明してくれるのである。
ナンとありがたいものではないか。

小さい子どもに説明するときは
その子には理解するための知識がまだ不足しているということを前提に
どうしてその子が質問をしてくるのかまで考えて相手をするといいと思う。


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