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#119.「犬の散歩時間を決めない!」意外なメリットとは

こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。

前回までは、【イヌ友は必要か】というお話をお届けいたしました。

今回は「犬の散歩時間を決めない意外なメリット」についてお話しようとおもいます!

私は犬の散歩に関しては、時間や場所、それから散歩コースなどはなるべくランダムに変えていった方がいいと思います。

決まった時間にお散歩をするということは、私は実は避けてきました。

それは、うちの愛犬みことさんの代になってそうしてきたのですが、
これには理由があります。

トイレトレーニングとお散歩の関連性

その理由の大きな一つは、トイレです。

愛犬さんをお家に迎えられるのは、だいたい生後3ヶ月から4ヶ月くらい。
その時にトイレのトレーニングがしっかりできているという場合は珍しいと思います。

たとえブリーダーさんやペットショップできちんとトイレのトレーニングがされていたとしても、

環境や生活のルーティーン、場所などが変わることでワンちゃんは一時的にトイレがわからなくなってしまうということは、パピーさんにはとてもありがちなことです。

もしくは、サークルですね。

サークルの中で最初はトイレとベッドを置いて、
その状態であればトイレで排泄ができていたのに

そのサークルから出したら、リビングや他のお部屋に出してしまうと、
トイレができなくなった!!

ということはとてもよくあるパターンです。

それにはたくさんいろいろな理由がありますし、
教え方もいろいろあるのですが・・・

ここで飼い主さんが、お散歩ができるようになると、
トイレのトレーニングをしないで、

じゃあお外でしてほしいということで、
お外に連れて行くという場合があります。

特に朝起きてすぐというのは、排泄のタイミングなんです。

人間も朝起きてすぐにトイレに行くという方は多いと思います。
この時に朝起きてすぐにお散歩に連れて行く、
そこで朝一のトイレをお外で済ますという習慣ができますよね。

そうなると、このワンちゃんは一生この習慣を引きずる・・・
覚えていくようになります。

朝一の排泄はお外でするものという風に覚えていくわけですね。

このルーティーンというのはものすごく強くワンちゃんは覚えていきます。

ですが、人間には実際、例えば朝起きて体調が良くない日もあれば、
朝起きて台風がすごい時、雪がすごく降っている時などいろいろあるわけです。

ですので、私は朝起きてすぐ排泄のためにワンちゃんを外に連れて行くということはあまりお勧めしていません。

ワンちゃんと飼い主さん、十何年を共に過ごしていく中で、
その習慣を作ってしまうと、それができなかった時、
もしくは時間がずれた時、何かの事情でやりづらい時に、
犬、人ともにストレスを負ってしまうんですね。

当然ワンちゃんは排泄をしたいので、お外に行こう、行こう、
まだ行かないの? ということで、

飼い主さんに要求をするようになります。


そして、特にありがちなのは、男の子のワンちゃん。

虚勢・未虚勢にかかわらず、虚勢をしている方がその頻度は高いんですけれども、マーキングですね。

入浴付け、足を上げておしっこをするというマーキングをしたがる年齢。

大体1歳前後、半年から1歳前後、多くなってくるのが男性ホルモンの分泌が盛んになってくる7、8ヶ月。

大型犬であれば、もう少し10ヶ月、11ヶ月ぐらいになると、
体の機能もしっかりできてきます。

男の子としての認識も男性ホルモンの分泌量の増量によってできてきます。

なので、お外で自分の匂い付けをしたいという行為が始まってきます。

仔犬のころには朝起きてすぐのおトイレ、排泄はトイレシートでしていてくれたのに

例えば朝7時に起きて、朝10時ぐらいにお散歩に行くようにしているご家庭では、朝7時ごろのおトイレをしないで、

そのまま10時ごろの排泄散歩まで待っているという現象が起きてきます。

ワンちゃんは、もう少し我慢すれば、お外で入浴付けができるんだということで、溜めておけるようになってきます。

これが1歳を超えてくると、確実にその機能が備わってきます。

つまり、膀胱を閉めておく筋肉が発達して、体の機能が整ってくるので、
長い間、おしっこを我慢して、膀胱に溜めておくことができます。

ワンちゃんは、大人になると、1日2回ぐらいの散歩の時の排泄で家では一切しないという子が、結構増えてきます。

そのぐらい、体の中に溜めておけるようになってくるんですね。

ただ、これができるのが、大体10歳ぐらいまでで、10歳、12歳、13歳、14歳と、体の機能は衰えてきます。

そして、多飲多尿になってくる子も多いです。


病気になったり薬の副作用で、トイレが近くなる場合もあります。

年齢が上がってそうなった時に、やはり毎回外に連れて行くことって、
とても難しいです。

それができる環境、例えばお庭があるとか、それであればいいと思うんですけれども、都市部に住んでいたり、マンションだったりすると、共有部は抱っこしていかなくてはいけないといった決まりもあります。

なかなか、1日に4回も5回も、排泄のためにお外にワンちゃんを連れて行ってあげるというのが、難しくなってくると思います。

また、そうでなくても、夏場はとても暑いですし、
とてもタイミングを取るのが難しくなってくると思います。

なので、

私は排泄のためのお散歩というのは、あまりお勧めはしていません。


飼い主さんは、お外でトイレをしてくれたら、
トイレの失敗を気にせなくても済みますし、
トイレシートの節約にもなりますよね。

ですが、10何年間一緒に住んでいく、
そして犬も人も年を取っていくということを考えたときに、

排泄はトイレでできるという習慣をちゃんと残しておくということは、とても大切だと思います。



実は定期的な時間でのお散歩というのは、定期的な排泄のための散歩になりやすいのです。


そのため、できるだけ毎日時間をずらすということをお勧めしています。


これは子犬の頃から始めないと、5歳、6歳になっていきなりそのルーティンを崩すとなると、ワンちゃんは理解ができません。

若いうちから、もし1日2回行くと決めたのであれば、
その時間をランダムにする。

もしくは回数も、今日は1日1回、今日は1日2回、今日は短い散歩を3回などというように、なるべくルーティンを変えてあげるといいかなと思っています。

我が家の犬は、1回トイレシートを敷いて、
そこでするんだよと言って「排泄のコマンド」をかけ、
そこでトイレを成功したら、次からその場所に行くという習慣ができていたため、亡くなる寸前までトイレで困ったことはほとんどありませんでした。


トイレや散歩というのは日々のことですから、本当に習慣化しやすいものです。

そして犬の習慣化に関しては、飼い主さんの想像のつかないところで進んでいきます。

飼い主さんがいざじゃあこの習慣を変えようと思っても、ワンちゃんには理由がわかりませんから、その変化がストレスになってしまうことが年をとればとるほどあります。

ですので最初からお互い犬、飼い主さんともに、

ストレスがないようなルーティーンを作っておくこと、


これがとても必要になるかなと思っています。


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