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坂元裕二脚本が好き💐「大豆田とわ子と三人の元夫」



まず、ちょっとした、凄い!と思う経験をしたから、聞いてほしい。
それが私の、坂元裕二との出会いなのです。
その後で、私が思う坂元裕二の良さについて書いています。是非聞いてほしいです。

私は、帰納的に、坂元裕二に導かれた。

私はドラマが、別に好きと言うほど好きではない。飽き性だから基本的に、10話も見ていられないの。
あとから、つまらなかったなって思って辞めたりするとそれまでの時間が勿体無いとか思ってしまうような少し寂しい人なのです。
だから、手当たり次第映画とかドラマを見たりはしません。

それでも、小さい頃からある程度の作品には触れてきた。そんな私の好きな恋愛映画は、「花束みたいな恋をした」。好きなドラマは、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。好きな言葉は、「人の孤独を埋めるのは、愛されることじゃない。愛することだよ」

そう。私は、坂元裕二が好きでこれらの作品全てに行き着いた訳ではないのです。

映画の中で1番好き、ドラマの中で1番好き、言葉の中で1番好き、が導いた、「坂元裕二」なのです。

たまたま全て坂元裕二脚本だった
のです。

これって、凄いことだと思うんです。帰納的に、坂元裕二という人に行き着いたという訳です。
本気で惹かれているのだと思いました。運命かもしれません、笑


私の好きな言葉
「人の孤独を埋めるのは、愛されることじゃない。愛することだよ」

この言葉をどこかで聞いたか見たかした時、すごく納得させられて好きな言葉になりました。でもどこで聞いたかもいつ聞いたかも覚えてなかったんです。

私の働いているアルバイト先に、自由に雑談を書くノートがあるんです。そこに先輩がこれを書いていて、すぐに写真を撮って連絡しました。
これ、なんのドラマですか!!って。


すぐに、「大豆田とわ子と三人の元夫」と教えてもらい、忙しくてしばらく見てなかったのですが、これもなんと坂元裕二の作品だと知ってから、すぐに見ましたね。


私が思う、「坂元裕二」の作品
唯一無二の良さ

坂元裕二のドラマは視聴率に結びつかないといいますが、その理由も凄くわかる気がします。
好き嫌いが別れるという意見にも納得できます。
ハラハラする場面とかはほとんどなく、日常の一部を切り取ったような作品が多いから。
深く言及してない出来事を書いていることも多く、ただ受動的に見ているだけじゃ面白さを感じられないから。ある意味、見ていて少し労力を使うのかもしれません。これらのことを含めて、万人受けするかと言ったら、やはりそうじゃないと思います。


でも、私は、そこに良さを感じます。極端な話、最初と最後、1話と10話を見れば完結するドラマがたくさんある中で、1話の中でも最初と最後を見ればいいドラマとは違って、
1話から10話、1話の中でも最初から最後まで。
一つ一つの会話も全てが作品の良さ

だと思うのです。1話の価値も、3話の価値も、8話の価値も、最終回の価値も、どれも変わらないのです。
途中でスマホをいじったら、集中できない状況でみたら、どのドラマより良さが減ると思います。登場人物一人一人の、一つ一つの言葉を大切に見ることに意味があると思います。


「大豆田とわ子と三人の元夫」

本当に、面白かったです。こういった類のドラマはあまり見たことがなかったけど、本当に面白かった。どうしたらこんな台詞が思いつくのだろう、登場人物一人一人の視点が本当に面白いって思いました。
伏線回収も凄い。まるで、アニメを見ているみたい!

あまり深く言及せず、見ている人に考察させるシーンなどが多い気がします。
坂元裕二の作品は、やはり受動的に見るだけでは勿体無いと思います。

とわ子は八作のことが好きだったのですね。好きな人に好きな人がいるとわかって一緒にいるのって凄く辛かったのだと思います。寂しかったのだと思います。相手がカゴメだから尚更。だから自分から振って、その後、2人の愛してくれる人と結婚して、でもそれも、なんか違うなってなったのではないのでしょうか。
ここでの、シンシンの「人の孤独を埋めるのは、愛されることじゃない。愛することだよ」が凄く心に沁みます。これら一連のシーンが、凄く考えさせられて、私は大好きです。


これからも坂元裕二の作品を鑑賞し、坂元裕二ワールドを感じていきたいです。

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