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外食の思い出

我が家はもともと外食にはあまり行かない。夫が外食をあまり好きじゃないのと、家族で外食に行くともめる確率が高いからだ。

子どものころ、実家にいた時も家族で外食はめったにしなかった。病気の祖母がいたからだし、孫請けの町工場をやっていてそんな時間がなかったから。でも、本当にたまーに行った。たまにね。

私が頼んだメニューはいつも来るのが遅いことが多い。そして、当時の私は食べるのが遅かった(今はその片鱗もない・・・職業柄食べるのは異様に早い)父はいつもさっさと食べ終わり、食べ終わらない私にイライラし始める。そんな父を母と祖母が気にするという構図が家族の外食の思い出。楽しいことなんてない。

すぐできるだろう、とお蕎麦を頼んだら、そんなときに限ってお蕎麦が最後だし。「早くしろ」と怒鳴りつけながら食べる夕食はつらいね。いつも父の顔色を見ながらおびえている家族だった。

ちょっと外食へのハードルが高めになってしまった昨今。子どもたちにはいい思い出を残してあげたいな。

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