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「宇宙的な形象化原理」の日

朝6時くらいです。おはようございます。今日はハーブのお話はないです。ハーブはTwitter(@sanagi_herb)で。

今日は星のお話がたまっています。(そして長い)

いつもご覧いただき、いいねをいただきありがとうございます。

循環し上昇する世界


14日から太陽は魚座のラストスパート25度のシンボルのエリアに入ってきていました。
2019年3月からの流れもあと5度で一段階上昇することとなります。
そして下弦の月の昨日16日は魚座27度のシンボルエリアまで進んでおり、本日の13時ごろには28度まで進みます。

魚座25度まではそれまでの価値観を打ち崩してサラにしてから、ひらめきや霊性を鍛え、精神を高次な領域へと導くための経験や物語がありました。また、自分や社会の外側にある新しい世界の存在というものにも気づき、それをもっと感じ取り実生活へと広げようとします。自然界と人間の関係について真剣に考えるパイオニア的なナチュラリストの物語でもあります。

魚座26度から30度は魚座の最後の段階というだけでなく、12星座のすべてのシンボルの流れの終着地点です。そして彼らの深遠なる思索は自然界のみならず宇宙に広がります。すごい。

魚座の次には、新しい12サインの循環としての第2円の牡羊座が到来します。それはかつての牡羊座と構造は似ていても、サイズも発達度も違う牡羊座で、通算すると13番目のサインと考えます。12サインは平面状の円盤の上をぐるぐる回転しているわけではないので、新たに牡羊座に戻っても、それは前の状態に舞い戻るわけではありません。―『サビアン占星術』松村潔著より

二度と同じ日は来ないことからこれは納得できる説明ですね。人間が体験と思考を積み重ねては拡散させてまた集約して…と繰り返して積層させていく生命体なのがわかります。
芸術や哲学などで命題となる「何のために生れてきたのか?」に対する答えに、魂に経験を積み重ねさせるためだと答える方がいらっしゃいます。理由に関しては諸説ありますが、私はあまり詳しくはありません。
今日まで人がたくさん生まれてきていることや、こうしたアストロロジーを使った循環しながら上昇していく物語として伝えられてきて残っていることからそういった説が想像できるのかもしれません。
ただただ興味深いです。(美術史や工芸史を学ぶのと同じ感覚です)

また、この魚座の終着地点あたりに生れるかた(最近から春分手前までの誕生日のあなた!)は強い孤独の中で生きていくことが多いそうですね。苦労していそう。
全く新しい、見たこともない世界を見ようとしていて、すでに感じているのだからそうなるのでしょうね。存在を全力で肯定したいです。かっこいいですよ、あなたは。

ちなみに私は牡羊座1度の、もうその宇宙の果てしない孤独がぶわって広がって使命を果たされた後の新しい世界に放り出された新生児なので、ある意味恥ずかしいほど気楽なものです。わからないことしかないから聞くし失敗するよ先に言っとくわ、ごめんね!みたいなところがあります。
自分の話はいいか、話し戻します。

魚座26度は「影響を分割する新月」

というシンボルです。
新月は地球から見て太陽が同じ方向になり、月が太陽の陰になって見えることを言います。月は月として存在するのだけど、太陽の影響が強すぎてほとんど私達には見えなくなってしまうんですね。
この度数は自分のルーツとなる人やモノ、存在との決別を象徴していてまさに孤独を知っていくことになるのだけど、それを寂しいとは感じていない状況です。なぜならこの状況に意味や目的を捉えているから。
一見孤立無援の状態ですが、思考や行動が純化されることになり目的を遂げることにも繋がってきます。

その次の

魚座27度は「収穫する月」

というシンボルです。
新月に与えられた太陽の影響が、実りとなって収穫できます。実りは26度での行動による結果として、自分の本質に迫る出来事や気づきが得られます。それは望むか望まざるかに関わらず自身の本質かつ運命的なものなので、受け入れて飛び込むのが良いようです。
うーんなるほど。自分ってこうだったよね、と良くも悪くも自覚するという事ですか。

今日至る、

魚座28度は「満月の下の肥沃な庭」

というシンボル。
新月、月、満月と月が続きいてきましたがここにフォーカスされるのが庭です。
え?庭?いきなり?感が否めませんよね。


満月の光に照らされた、つまり自分の本領に目覚めたときに目の前に広がったのが豊かに耕しがいのありそうな新たな可能性(=肥沃な庭)ということです。
そしてこれは


生命の気配もなく、根本的な沈黙の中にあり、しかしそこに飛び込んだ途端、即座にその成果を返してくる宇宙的な形象化原理とでもいうようなもので、通常の手段では決してかいま見ることはできません。―『サビアン占星術』松村潔著

と表現されています。
この表現から私はミヒャエルエンデのモモに出てくるマイスター・ホラを思い出しました。時間の主である彼もこの「宇宙的な形象化原理」のなかで存在しているのです。


ミヒャエルエンデは時間や事象の現実化に関して、「宇宙的な形象化原理」を把握していたのだろうなぁ。
今で言うと、ジョジョの奇妙な冒険の作者の荒木飛呂彦先生もこの原理を理解してそう。

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そして、12サインの28度はそれぞれ次のサインの存在が現れる度数でもあります。
前回の満月の記事で水瓶座28度は「倒され、のこぎりで切られた木」と申し上げました。


次の魚座では「満月の下の肥沃な庭」なのですね。
豊かな庭では生命が内包されて、あらゆる創造性と可能性を感じさせます。予想外の発見だったかと思いますが、自身が望む方向に思い切って飛び込み強く突き進むことによって飛躍ができる度数という事です。


自分の意志を無自覚的にも固く持ち、最後は自覚をし進んできたからこそ、人生は夢だらけになるというわけですね。

普通に生きていれば、昨日今日で人生はどうこうなるでもない。
けれどこんなにドラマティックな展開がどこかの世界線にあるのならば、次のサインに進む前に今一度、自分のしたいことやしたくないことについて思いを巡らせてみるのもいいかもしれません。そして、遅すぎるっていう事はないと思います。

早朝に、失礼いたしました。もちろん素面です。
みなさまに「宇宙的な形象化原理」の祝福があらんことを。おやすみなさーい。

参考図書↓

牡羊座1度から魚座30度までわかりやすく解説されています。情報量がすごい。


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