見出し画像

19、2024年4月14日(日)沖縄美ら海水族館

★★☆
入館料:1,950円(ファミリーマートもとぶ山川店)
※ネット情報で海洋博公園前店が安い(1,880円らしい)と聞いて、そこに行ったつもりが「もとぶ山川店」でした……でも定価よりは安いから良しとする。
・再入館可、チケットのQRコードを入り口でタッチするだけで出る時に手にスタンプを押すなどは不要。
・海洋博公園の敷地内にある。
・世界最長飼育記録のジンベエザメ、ジンタがいる。
・館内の薄暗さがマリホ水族館を彷彿とさせる。

昼食に利用したレストラン「イノー」は1人でも窓際の良い席に案内してくれて好感持てる

・人生初沖縄旅行

予告どおり4月に行ってきました、沖縄美ら海水族館!
本当はもっと後の方というか、私の水族館巡りの最後に行くつもりだったんですけどね。(なんとなくラスボスのイメージがある)
一昨年から他人に「日本全国の水族館に行くのが夢なんです!」ということを公言するようになり、そうすると結構な確率で人から言われる「美ら海水族館には行きましたか?」「美ら海水族館良いですよね!」という言葉。
そのたびに「まだ行ったことないんです……行きたいんですけどね(T_T)」と答え続ける自分が嫌になり、「美ら海水族館に行ったことのない私」を卒業するために、予定を大幅に早めて行ってきたというわけです。
旅行数日前に天気予報をチェックしていた時は沖縄も晴れで、その後大阪の天気しかチェックしておらず、大阪の天気が変わらない(晴れ)ということは沖縄もそうだろう、と思って雨具をいっさい持たずに行ったら、飛行機が空港に到着する頃からもはや雨orz
雨女の力は今年も健在で、結局旅行中に沖縄の青空を見ることは叶いませんでした……。

・「黒潮の海」は宇宙

それでも水族館は館内が多いので、十分楽しめましたけどね!
美ら海水族館と言えば、やっぱりジンベエザメ!

食事中の縦泳ぎジンベエザメ

と言いながらも、実は内心「いや別に海遊館でも見れるし」くらいに思ってたんですよね。
でもやっぱり、世界最大級の水槽はダテじゃない!
迫力がとにかく凄いんです!!
ジンベエザメや巨大なマンタが泳ぐ姿は、もはや宇宙空間を遊泳しているかのよう。
ジンベエザメの世界最長飼育記録というのも、この広い水槽は無関係ではないと思いますね。

ブラックマンタ(自然界でもなかなか見られない個体らしい)のかっこよさがハンパない

この「黒潮の海」では1日3回給餌タイムがあるのですが、その内マンタの給餌があるのは9時半のみ。
ちなみに9時半は「マンタの給餌」ということになっていますが、ジンベエザメの給餌も普通にやってました。
この時間のみに見れるマンタの宙返り食事ですが、これは芸として教えたものではなくて、自然界でも海中にまとまったエサがあれば普通にやっている行動だそうです。

「黒潮探検」行きのエレベーターの絨毯がかわいすぎる案件

ついでに言うとこの時間帯のみ、給餌を「黒潮探検(上から大水槽を見れる場所)」から観察することができて、マンタの宙返りと上から給餌を1日の間にどちらかしか見れないのが悔しいところ。
両方見学したい方はぜひ2回、美ら海水族館に行ってください。

・食べる姿の愛おしさ

「黒潮の海」の給餌タイムを見学した後は、イルカショーを見るために外へ。
美ら海水族館(というか海洋博公園)の凄いところは、水族館に入館しなくても無料でイルカ、ウミガメ、マナティーが見れる点ですよね!
本来なら「オキちゃん劇場」という場所で見られるらしいですが、去年の9月から当面改修工事をしているらしく、現在は「イルカラグーン」というプールで見れます。
今回は一応見れたとはいえ、前に行った新江ノ島水族館もイルカショースタジアムは改修工事中でしたし、どうも私はイルカショーに縁がないような気がします……。
「オキちゃん劇場」がどうかは知りませんが、イルカラグーンの客席はただの芝生&ベンチで、雨が降ったらとてものんびりと見ていられないような場所でした。(あと炎天下もキツイと思う)
ちなみに私が見た回も最後の方で大雨が降り出して、みなさん退散するように去って行きました。

で、ショーもまぁ楽しかったのですが(単純なショーのレベルとしては、しながわ水族館と同じくらいな印象)、それより楽しかったのはイルカの給餌体験!
ショーを良い席で見たいと思ってだいぶ早くイルカラグーンに行ってしまったのですが、早すぎて今からちょうど給餌体験の受付をする、というタイミングで。
イルカの給餌体験はWebチケット販売があったから、てっきりそれで受付終了して当日は無理なのかと思っていたのですが、普通にできたので体験してきました。
伊勢シーパラダイスで無料でイルカとキャッチボールしてきた身としては、500円の給餌体験は高くない?! と思ってしまったのですが、間近でイルカを見れて悔いはない。

口を開けているだけなのに笑っているように見えるイルカちゃん(人生の勝ち組)

エサ(魚の切り身)を食べるイルカって、めちゃくちゃかわいいですね。
ちなみにその後、ウミガメの給餌体験(500円)もやってしまいましたが、沖縄テンションということで許してください。
ウミガメのエサはキャベツと白菜でした。

給餌体験ではないですが、私が見に行くと必ずごはんタイムだったのが、アメリカマナティー。

レタス? を持つおててのかわいさは異常

私が運よくそのタイミングだけに訪れていたのか、はたまたマナティーとは常にご飯を食べ続ける生物なのか……。
鳥羽水族館のマナティーは食べてなかったから、前者の可能性が高いですかね……?

・こまごまとしたお気に入り

ここからは、私が気になったあれこれを紹介。

上段はオスのハナゴイ、下段は……?

私のイメージするザ・沖縄という感じの綺麗な魚たち。
上はピンクが美しすぎるハナゴイで、オスとメスで姿が違うそうですが、ここに写っているのはおそらくオス。
下は……私、これと似たような模様の魚のパネルがある! と思って、この子をアミメブダイのオスだと思っていたのですが……今改めて見てみると、模様がどうも違う……。
公式サイトの「美ら海生き物図鑑」で見てみると、オビブダイとかカンムリベラも近い気がしますが、どちらも微妙に違うように感じる……。
結局この子が何者なのか分からないのでしたorz
情報お持ちの方、いらっしゃいましたらご一報くださいm(_ _)m

上段がタピオカウツボちゃん、下段はツマジロ様

こちらはレア系2種類。
上のタピオカウツボは生きた状態で展示されるのは国内初だそうです!
アメリカのアニメキャラみたいな表情と名前がかわいすぎる。
下のツマジロは一見どこにでもいるサメですが、こちらも日本では美ら海だけで見られるそうです。
確かに、ツマグロというのは聞いたことありますが、ツマジロは名前すら初めて聞きました。

ちょっと縞模様の長い生物、イシヨウジ

別の意味でレアというか、「イノーの生き物たち」というコーナー(タッチプールではないけど、タッチプールみたいに上から覗ける水槽)で「今月の飼育担当の推し生物」に選ばれていたのが、こちらのイシヨウジ。
「体が小さく動きも少ないので見つけるのが難しいです!!」と書いてあったので、「そんなに言うなら見つけてやろうじゃないか」と思って探して、意外とすぐに見つけて嬉しかったので撮った1枚。
でも2回目にここを通った時は見つからなかったので、やっぱり1回目ですぐに見つかったのはラッキーだったんだと思います。

あれ、この子どこかで……?

凄く既視感あったのは、このネズミフグ。
頻繁に水槽の前の方に出てくるところが丹後魚っ知館のネズミフグを想起させるので、思わずその場でネット検索してしまいましたが、丹後魚っ知館のネズミフグは京都水族館に行ったようなので、ここのネズミフグは完全に別の子みたいです。
もしかしてネズミフグという魚自体が人懐っこいとか、そういう性格みたいなのがあるんでしょうか?

多分左がシマヒメヤマノカミで右がネッタイミノカサゴ

なによりも私がしょんぼりしたのが、こちらのミノカサゴの仲間たち。
前回京都大学白浜水族館で「ミノカサゴとハナミノカサゴの見分け方が分かった、イエーイ!!」と喜んだ私。
まさかそのわずか3か月後に再び「ミノカサゴの違いが分からない女」に戻っていようとは、あの日の私には想像もできなかっただろう。
だって、まさかミノカサゴにそんなに種類があるとは知らなかったんです!
この写真だってその水槽には3種類のミノカサゴ(あとキリンミノ)がいたはずなのに、全種類写真撮ったつもりで帰ってチェックしてみたら、シマヒメヤマノカミばかりでキリンミノは1枚も無いし!!
それくらいに見分けがつかない……orz
もう二度と水族館で、ドヤ顔で「これはミノカサゴ」なんて言うことはできないでしょう……。

これがかろうじて撮れた写真

行くまですっかり忘れていましたが、私は美ら海水族館に対して期待していたのでした、ウミヘビについて!
そもそも私が爬虫類タイプのウミヘビのかわいさに卒倒しかけたのは須磨海浜水族園(リニューアル後もいるのでしょうか)ですが、その後ネットで調べたところ、魚類のウミヘビを展示している水族館はそれなりにあるのですが、爬虫類のウミヘビを展示している水族館は凄く少ないようなんですよね。
そんな中で、美ら海水族館では爬虫類タイプのウミヘビを展示している!
ということで、そのコーナーに気づいた時、喜び勇んで駆け寄ったのですが……。
写真から察してもらえるか分かりませんが、なんとなくここのウミヘビ、愛想がない。
あまり水槽の近くに来てくれないというか、展示の仕方の問題なのか、なんとなく見にくいんです。
もっと至近距離で見ることができたら、間違いなくこのエラブウミヘビが今回のMVPだったでしょうが、そんなわけでMVPは見送り。

・今回のMVP

ジンベエザメしか勝たん

ということで、今回のMVPはジンベエザメです!
いや、私の中では「ジンベエザメとか美ら海水族館にとってシンボルすぎて面白みに欠ける。もっと魅力的な生き物が他にいるはずだ!」くらいの気持ちで行ってたんです。
でも入ってすぐに「黒潮探検」で上からその姿を見てしまったら……「あ、もうこれはジンベエザメだわ」と思いました。
ガラスを通して横から見るのと、全然違うんです!
その大きさがダイレクトに伝わってきて……。
その後大水槽で何度見ても、その王者たる風格というか、水槽の中なのに自由に泳いでいる感じというか。
「もう美ら海水族館=ジンベエザメで良いわ」と思ってしまいました。
ジンタ君が今後も長生きしてくれることを願います。

今回は場所の関係で日曜日に水族館に行くことになり、予想どおりとても混んではいましたが、比較的人の回転は早く、朝の時間帯と特に閉館間際の時間は空いていたのでそれなりによく見ることはできました。
とはいえ、こうして帰ってきて文章で書いてみると結構駆け足で見てしまって、あまり1つ1つの水槽をじっくりと見れてなかったような気もします。
場所的に美ら海水族館を再訪する機会、はそうそう訪れないでしょうが、お金と時間さえあればまた行きたいですね。
なんにしても、初めて1人で飛行機に乗って旅行もできたので、これでまた私の行動範囲が広がりそうです!
さて、次はどこに行こうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?