思っていたのと違う
習い事教室でのこと。
「美味しいラーメン屋さんがあるから、〇〇日にみんなで行かない?」
とお誘いがあった。
○○日は、教室がある日。
それが終わった後に夕飯に食べに行こうというのだ。
そのラーメン屋さんは教室から遠いので、車で行くらしい。
車に参加者を乗せて連れて行ってくれるそうだ。
送迎付きはありがたいし、美味しいラーメンを食べてみたいので二つ返事で了承した。
それから数日経ってメッセージが届く。
習い事教室メンバーにまとめて送信したようだ。
内容は、例のラーメン会の詳細と出欠の確認だ。
読むと、予想外のことが書かれていた。
『懇親会を行います。
日程は〇〇日です。
参加費は5,000円です。
会場が遠いので、車を出せる方はお願いします。』
おやおや…?
なんか思ってたのと違うぞ。
たしか気軽にラーメンを食べる予定だったはずでは。
しかも5,000円ってなんやねん!
ガチの飲み会じゃないか!
ラーメンと餃子を食べられれば満足だったのだが・・・
5,000円となると、コース料理+飲み放題だな。
そうなると時間も長くかかりそうだぞ。
1時間位で終わるかと思ってたけど、こりゃ2~3時間はかかるぞ・・・
しかも車で行く場所。
私は運転できないので必然的に乗せてもらう身だが、
そうなると簡単に帰ることもできない。
「明日があるので先に失礼します」が使えないじゃないか。
懇親会が終わるまで待つか、自力で帰るすべを見つけるか…
と頭の中がグルグルと忙しい。
たしかに最初はラーメンを食べる程度の話だったハズだ。
うん、そうだった。そうだったよね?
あれ?私の勘違いだった?
いや、そんははずは・・・
と自問自答を脳内で繰り返している。
おそらく状況が変わり、ラーメンを食べる会が懇親会という名の飲み会になったのだと思われる。
とにかく次回習い事に行った時に、更なる詳しい情報を聞いてみよう。
私の勘違いだったのか、途中で予定が変わったのか、どっちかハッキリする。
そして自分が納得した上で行くかどうか決めよう。
「行きます」と言った手前、キャンセルしたくはない。
だが、思っていたのと違う内容で、気持ちが乗らないまま参加しても絶対に後悔する。
適当に参加して疲れ切って帰ってくることが実際にあるからだ。
もちろん、いけばいったらで楽しいのはわかっている。
ただ、気楽なラーメン会(2,000円未満、1時間程度を予想)から
ガチの飲み会(5,000円、2~3時間程度)への変更は、
ちょ、ちょっと待ってください・・・ と考えざるをえない。
しかも足がないので帰りたい時に帰れない。
送迎付きは魅力的だが、逆に言えば自分で移動するすべがないということ。
いっそタクシーを使うことも考慮にいれねばならぬ。
となんだかんだ書いたが、おそらく私は参加するであろう。
だって「行きます」って言っちゃったもの。
武士に二言はない。
(武士じゃないけどさ)
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