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「仕事大好き人間」の私が生きづらいと思った19のとき

(※はじめに言っておきます。今回の私の話6000字を超えているため、非常に長いです。笑 そして、ここに書こうか悩みながら書きました。みなさんにご理解いただければ幸いです、、。)

専門学校とバイト先を行き来していたような毎日だった19のとき。

専門学校での課題のため、将来のためにお金をコツコツ貯めるためもあって、バイトと専門学校を行き来していました。

次の日が1限でも夜遅くまでロングで必ず働き、休みの日は遊ぶよりバイトを朝から夜まで入れて、扶養の調整が必要なくらい働きに働いていて、遊びに行くとかめったにしないような学生生活でした。

でもそんな毎日でも決して苦ではありませんでした。
なぜなら、タイトルに書いた通り、私は「仕事」というものが好きだからです。
私が考える「仕事」というのは、人のためになり、さらに頑張った分オマケでお金がもらえる、そんな考えの持ち主です。

そんな毎日の中で私が生きづらいと思ったきっかけについて今回は書きたいと思います。

覚えられず、すぐ忘れてしまう。

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私は高校生から同じバイトをずっとしていました。
しかし、それだけ年数を重ねても、ケアレスミスをしたり、「忘れる」「覚えられない」といったことで悩まされました。
まわりの社員さんとかには「お前何年やってるんだよ」と言われる始末。

「覚えられない」ということはもともとあったので、あまり気にとめませんでしたが、「忘れる」「おぼえられない」ということは仕事に支障をきたします。
「さなさん、これやっておいて〜」「あ、あとこれもー」なんて言われると、「はい!」と言いつつ、頭の中で「これとこれをやる」と唱えながら他のことをやると必ず忘れる。

「さなさん、これやってくれたよね?」と言われたときに、「あっ、、」と思い出すのです。
「すみません、今やります。」
といってやろうとするものの、
「ちっ、、はぁ、、もういいよ、違うことしてくれる?」とため息をつかれたり舌打ちをされたりして、「はぁ、、またやっちゃった、、」と悲しい気持ちになるのです。

やらかす時間が悪く、忙しい時間にやってしまうと、「はぁ、まじ使いものになんねぇ」と言われることもありました。

私ってなんでこんなにできないんだろう。

私って使い物にならないくらい、仕事できない人間なんだ。

毎日そう思っていました。

でも周りで働いてくれている仲間がその様子を見て、そういうことがあった日は必ずと言っていいほど、励ましてくれるのです。
そのおかげで私はやっていけたのかなと思います。

忘れないように私がした努力

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私はひとつのことをやっているときにひとつ言われると忘れてしまう傾向にあります。
そのため、私がやったことは
「言われたらすぐやる」
「手が離せず、できなかったら付箋やメモ帳に書いて、見える位置に貼っておく」
これを徹底することです。

これは今現在の仕事においてもそうです。

私は今でも忘れてしまうので、必ずメモるか言われたらすぐやるを徹底しています。
しかし、仕事の優先順位などもあるので、優先順位が高いものが急にきたりするとそっちに気を取られてしまい、メモするのを忘れて、結局忘れてしまいます。笑

そのため、忘れていないと思っていても、忘れているときもあるので、必ず一緒に仕事をしている方に確認するようにしています。

前置きで「聞いたかもしれないんですけど」とつけると「聞いた気がする」というときでも、聞きやすくなるので、そうしています。
聞かないでおこられるより、聞いて怒られる方がいいかなと思っているので、、!

私が一番ショックを受けたこと

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私はバイトで、電話対応をしていました。そんな中でショックを受ける出来事がありました。

ある日の平日。

その日はなんのイベントもないのにとっても忙しく、社員さんと2人で店を回している状態でした。
そんな中、電話が鳴ると社員ではない私が必然的に電話に積極的に出なければなりません。

「お電話ありがとうございます」というと、お客さんがなにか言っているのですが、なかなか聞き取れません。

「申し訳ございません、お電話が遠いようでして、、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」

そう聞いても、何を言っているのかさっぱりでした。

「3回聞いてもだめだったら、お客様に失礼になるから社員さんにかわってもらおう。」と思い、「申し訳ございません、もう一度よろしいでしょうか」と聞くと、、
やはり聞き取れません。

諦めて、「少々おまちください」と言って社員さんに「ちょっと何回聞いても何言ってるか聞き取れなくて、、かわってもらってもいいですか、、?」というと、舌打ちをした社員は普通に電話の受付対応をしていました。

電話が終わったあと、「聞き取れるじゃねーかよ」と一言。

そんなことを言われても、私にはひとつも言葉として認識できなかった。

どういうことなのか、、。

こんなに電話対応も3年はしてきているのに、ここまで聞き取れなかったのは初めてだった。すごくショックで、電話が出るのがとても怖くなった

でも、仕事なのででなくては、仕事できない人間だ。

そう思いつつ、一生懸命頑張って過ごしました。

もう、電話番号を見ただけでこのお客さんだとわかるくらいでした。

しかし、何回も聞き返しすぎて、何度お客様を不機嫌にさせてしまったことか、、
何度「耳悪いの?」と言われたことか数え切れませんが、その分お客様からのアンケートに名指しで「受付のお姉さんがとても丁寧な対応してくださいました。ありがとうございました。」の一文が書かれたときはとてもうれしくてたまりませんでした。
ちなみに、こんなに何度もお客様を怒らせてしまったのに、アンケートに電話対応で文句やクレームを書かれたことは一度もありません。
偶然なのでしょうか、、。

でも『電話対応って「聞き取れない」のが最初は普通だよ』みたいなことってよく言いますよね。

私ももう4年やってるけどな、、と思いつつ、このときはそう思っていました。

しかし、、、

なんとなく相談してみたら

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こんな悩みを言っても、みんな「そういうことあるよねー」しか言わない人のほうが多い中、医療関係の大学に通っていたひとりの子が「それ、ADHDじゃない?」と言ってきた子がいました。

ADHD?なんだそれ?

ひとつも聞いたことがなかった私。

調べてみると私の症状に当てはまるものばかり。
「いや、でもこれ当てはまるというのか?」「甘えじゃないのか?」と思いつつ見ていても、8割以上は絶対に当てはまる。

「大人の発達障がい」といわれるADHD(注意欠如・多動症)ですが、やはり「甘えだ」とかそういうことでADHDだとわかる人が少ないらしい。

勇気を振り絞って、私はお母さんに話してみた。

「私調べたんだけど、ADHDなのかな、、って思って、、」

すると母は「え?そうなの?」というと深刻そうな顔をして「実は、、」と話し始めた。

私がまだ幼稚園に入る前にADHDの症状をやっているテレビを見ていて、私のことをADHDではないかと疑ったことがあり、一度は病院に行ってみようと思ったものの、父と話し合った結果やめたそうで、、。

まさかの回答だった。

え?じゃあ、私ってADHDなの?

そう思った瞬間、「私が発達障がいであるかもしれない」ということと、「でも周りからは仕事できないと思われてしまう」という気持ち、色々な気持ちが湧いてきた。

でもほんの少し、「だからだったのか」と安心できる気持ちもあった。

しかしこの社会で、「私ADHDなので、できませーん!」というのは通用しない。
やっぱり歯を食いしばって生きていかなければならない。

まとめ!今の「私」は頑張ってると思う!

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結局、ADHDかどうかというのは病院に行ってみないと本当にそうなのかということはわかりません。
なので、私は日常生活によっぽどの支障をきたしたりしない限りは病院には行って受診をしない方向で考えています。

そのため、今でも悩むときがあります。

例えば、1対1で話をしているのに、後ろの音が気になってしまうのかよくわかりませんが、、「こっちを聞く!」ってどんなに思ってもいつの間にか耳が後ろの会話に傾いてしまい、話の内容を全く聞いておらず、「すみません、もう一度いいですか?」と聞きなおしたりすることは日常茶飯事です。

しかし、これも幸いなことに周りの方が優しいかたばかりなので、もう一度言ってくださいます。

仕事中に今現在やっている仕事と全く関係のない電話を対応をしてしまうと、電話に集中しすぎてなのか電話対応する前に自分が何をしていたのかわからなくなってしまい、どんなふうにデザインをしようと思ったのかすら忘れてしまうため、3年目の分際で申し訳ないのですが電話番号や表示を見てわかるお客様しか、あまり出ないようにしています。

もちろん、電話対応したときはうしろでなにか話をしていると、そっちに耳が傾いてしまい、電話の話が全く聞き取れていません。

おそらく、バイトのときも「聞き取れない」というのはこれが原因だと考えられます。他の電話がなってる音でもカチャカチャしている音でも私の耳はそっちに傾いてしまいます。
小さいBGMでも私の耳はそっちに傾いてしまいます。
それにあの電話の独特なザラザラ音ばかりが目立って聞こえるというのもあります。

ものをよくなくしてしまったり、場所を忘れてしまったりするので、データや原稿ファイルなどの順番はできるだけ変えないように、場所を移動させないように効率を重視したような配置にするよう心がけています。
どうやったら仕事が効率よく回せるかということを重視した結果、デスクまわりが汚いと非効率なので片付けは苦手ですが、デスクまわりだけはきれいにしています!笑
(Macのキーボードは白いので、汚いとすぐにマイペットとかで退勤後にきれいに磨きます。笑)

もし私がADHDだったとしても、世間に「甘えだ」と言われたくないので、ADHDなりに努力してできることは何でもするべきかなと私は思っています。

しかしながら、ADHDだとしたら一緒に過ごしたり、結婚を視野に入れてる人がいたりする場合は相手の人が理解して、協力する必要が多少はあるのかなと感じます。

ですが、職場の人にもこのことは一切相談をしていません。

なぜなら、私は本当にADHDであるという証拠も何もないからです。

なのでもしかしたら、「さなさんって耳悪いの?」とか「記憶力ない」と言われているかもしれません。笑
実際、私に指示をするときには必ずと言っていいほど口だけでなく、メールやメモ帳に書いて持ってきてくれます。(お手数おかけしてます、、泣)

弱点が多いとわかっているからこそ、
そんな自分と一生付き合っていかないといけないからこそ、
自分としっかり向き合い、工夫をしていくことが大切だと思います。

長々と最後まで読んでくださった方ありがとうございます!

ここからはおまけ。〜私の症状について〜

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【私がADHDの診断サイトでよく当てはまる項目】
・詰めが甘いとよく言われる
・片付けが苦手
・順序だてて物事をすることが苦手
・集中するとトイレや食事を忘れる
・忘れ物、ものをなくすことが多い
・すぐに気が散る
・騒音や他の音が気になってしまう
・時間に余裕があっても、ゆっくりじっとしていることが苦手
・断捨離が苦手
・余計なことを言ってしまい、後で落ち込む
・直接話かけられているのに、注意を払うのが難しい

特に私が思うに、「時間があってもじっとすることができない」というのは「注意欠如・多動症」というだけあり、特徴的なのかな〜なんて思います。
ADHDでも有名なのが「会議中なのに席を離れたことがある」という項目ですが、これは私は経験がありません。

でも、休みの日にじっと椅子に座ってるということが難しいです。
会社でも永遠に足を組み直したりしてモゾモゾしてます笑

家では椅子の上で体育座りしてみたり、普通に座ってみたりあぐらかいてみたり、、
それでもなんか嫌になると、立ち上がってウロウロして、リビングの机の周りをぐるぐるしたり、なぜか用もないのに無意識に冷蔵庫を開けて眺めます。
母には「電気代かかるからやめて」と怒られますが、、笑

それで歩きながら、「なにもすることないな〜」って言うのが私の家での暇な時の過ごし方です笑笑
なんか、ずっと無で座ってるのが嫌になってきちゃうんですよ!
会議中とかだと静かな部屋で、会議に集中しているのでそんなことはないんですけどね、、。

なので、誰かと話していたり、何かに集中していれば、そのようなことが起きることはありません!
ちゃんと椅子にも座っていますし、ちゃんとじっとしてます。笑

でも、集中している最中に「これやっといて」とか言われたり、話しかけられたりしても、無意識に返事をしてしまう事が多く、「これやっといてって言ったよね?」と言われても、返事をした記憶すらないことがあります泣
それか、完全に聞こえていなくて無意識に無視をしているということもあり、怒られたりします、、

私が言われるのは(これはADHDなのかわかりませんが)食事を終わったあと、テーブルの上を片付けた時、必ず「終わった〜」と思っても調味料か何かがひとつだけ残ってるんです、、母に、「まだあるよ!」と毎日言われますね〜泣
何か物を探してる時もなかなか見つかりません。
が、、大概目の前にある事が多いです。笑

受験のときはとても苦労した!

すぐに忘れてしまう、覚えられないというのはほんとに私の人生の中で1番厄介だと思っています。
特に、他の子よりも私は受験勉強に関してはとても苦労したのかなと思っています。

1日前に記憶したものも、1日経てば忘れてしまうので、次の日にもう一度やる。
その後1週間でもう一度やる。
その後また1週間でもう一度やる。
それを続けて1ヶ月経ったら、見直してまた1ヶ月後にやる。それで覚えてなかったらまた繰り返すといった感じです。

なら、数学なら!って思うじゃないですか、、数字苦手が苦手で、そもそも公式を覚えるだけでできるようなことでも公式をどう使えばいいのかわからないんです。
、、単純に馬鹿です笑笑

日常生活や人との会話

目をずっと合わせるのもつらかったりします。ずっと目を見て1対1で話をしているとき、後ろの音が気になってそっちに耳が傾いてしまった場合、私の目はその耳の傾く方向に移動しようとします。
それを自分で必死に抑えます。
それが結構つらい、、

どうしたらいいかもわからなくなったりすることも沢山ありますが、色んな経験、自分のことをよりよく知ることにより、色々見えてきて「生きにくい」と感じているのも、「ここをこう工夫すれば」という風に考えを変えることができます。
でもその工夫さえも考えるのがめんどくさいと思う時ももちろんありますし、それをどう改善するべきなのか、とても悩むこともありますし、工夫にも限度があって、耳が傾いてしまうということのように改善不能なものもあったりします。

忘れ物をしたり、あ!これやってない!とかあったりして友達との待ち合わせに、30分遅刻してしまったりすることが最近多くなってきてしまって、ほんとに申し訳ないと思っているので、30分前行動を心がけようと思っています、、。
まぁ、そうやって1時間前に支度したとしてもなぜか遅刻する率の方が高いですが、、泣

変にこだわりがあったりして、「こうなってないと嫌」ということがたまにあったりします。

このコロナ禍で私が特に感じるのは「人と直接会えない」ことが苦痛でしかないです。
電話が苦手な私にとって、ZOOMであるとか、電話だとかは聞き取れないので、わざわざ友達に電話しようとかひとつも思えないのです。
むしろ、電話で友達に聞き返してしまうことが申し訳なくて、電話は緊急のとき以外はしません。
そのため、文字で会話することを優先で考えて、口で伝えたいことも、どうしても文字でばかりになってしまいます。

ストレスで急性胃腸炎になったり、過労で救急車で運ばれたり、いろいろありましたが、これからも、波乱万丈かもしれない楽しい人生、私なりに工夫しながら仕事をして、生きていきたいと思います!

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます!感謝です!

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