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誰かとの誓い、自分との誓い。ジュエリーブランドのデザイナーふたりが、自分たちのペアリングを制作して
ペアリングーー約束や誓いの意味で身につける、お揃いのデザインの指輪。誰かとリングを共有するということは、大きな決意の表れと言えるのではないでしょうか?
離れて暮らす、自分たちのためのペアリング
私は、2020年4月から、パートナーの西坂と共同で「SAN」というジュエリーブランドを展開しています。
私は、専門のガラスについて学びなおすため、昨年夏から活動の拠点をオランダに移しました。
昨今の情勢やさまざまな事情で、学校への入学を控えていた私は、西坂を日本に残して先にひとりオランダへ。将来的には西坂もオランダに渡る予定ですが、しばらくは9,000km以上の距離と8時間の時差がある土地で、離れて暮らすことになっています。
婚姻関係にない西坂と私は、日本とオランダで別々の暮らしを送ることになったのを機に、9年間の中で初めてペアリングを制作することにしました。金額的にも安くはない出費になるので、結婚ではないにしても、それなりの心構えを持って制作に至ったのです。そうしてふたりで制作したリングは、とても満足のいく仕上がりになりました。
何よりもうれしかったのは、「これからも一緒に頑張ろう」という決意を、目に見える形にできたこと。オランダに来て半年になりますが、手元を見るたび、リングがその決意を思い起こさせてくれます。
恋人同士に限らず、大切な人や自分との誓いを立てるためのエンゲージリングだってある
たとえこの指輪がペアでなかったとしても、制作してよかったと思っています。なぜならこれは、ふたりの誓いであると同時に、「新しい世界で頑張る」という自分自身との約束の証でもあるから。
西坂はよく、「リングのデザインをするのが好きだ」と言います。リングは、鏡を見なくとも自分から身につけている姿が見える。そして、いつも指に触れて愛でることができる。手元をふと見たときに、誰かを想ったり、自分自身を振り返るリマインダーになったりするのが、ジュエリーの役割なのかもしれません。
ペアリングは恋人同士のためのものという定説があるけれど、きっと恋人に限らず、家族や友だちなど、大切な誰かとの約束やお守りになります。そしてペアでなくとも、自分を鼓舞する、自分とのエンゲージリングになるのではないでしょうか?
だからSANでは、ペアデザインのリングを一本から注文できるようにしました。もちろんペアで身につけてもいいし、一本のリングを誰かと共有したり、自分との約束にしたりするのも素敵だと思います。
誰かとの、あるいは自分との誓いがあるという方は、ぜひリングを身につけることで想いを目に見える形にして、手元に置いてみてください。
SAN Web - http://san-tokyo.com/
Online Shop - http://santokyo.buyshop.jp/
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