『SOFT SKILLS』から得た学び
こんにちは、Kanonです。今回は…
『SOFT SKILLS』を読んだ感想と、内容のまとめです。
読むきっかけ
ばんくしさんが自身のnoteで紹介されていたことがきっかけ。
そのなかでおもしろそうだなと思って買ってみたのがこの本でした。
なお、この本を読んだ上で自分がこれまでに培ってきた『SOFT SKILLS』をこちらの記事にまとめています。
よければご覧ください。
解説内容
キャリア
セルフマーケティング
学習
生産性
資産形成
フィットネス
マインドセット
感想
学習〜マインドセットの部分については、すでに他の、より詳しく書かれた書籍で学習済→実践していました。
ですが、自分がこれまで学んできた技術的な部分以外の学びの方向性が間違っていないんだと確認できました。
その意味では自分にとって真に価値があったのは「キャリア」と「セルフマーケティング」の章でした。
この本では、「ソフトウェア開発者はキャリアやセルフマーケティングと聞くと吐き気を催す」的なことが書かれており、実際この本を最後まで読むまでは自分もそうでした(笑)
キャリアとは他人を蹴落とし、社内政治を引き起こす要因
セルフマーケティングはハリボテ人間が胡散臭い情報商材を売るためのスキル
みたいな考えでしたw
しかしこの本を読んでからは、
キャリアとは単に自己実現のための方針
セルフマーケティングとはより多くの他人に自分のこと正しく知ってもらうためのスキル
と考えられるようになりました。
そして、これら二つはソフトウェア開発者にとって必要なスキルなんだと思えてきて、視野が広がったような気がします。
また、キャリア〜マインドセットのそれぞれを一冊の本として詳しく解説している書籍はたくさんあるけれど、それを体系化して一気通貫で書かれていることにこの本の真価はあると思います。
個人的に共感できた部分の概略
自分のキャリアをビジネスとして扱え
自分は、"わたし株式会社"という自分自身の経営者である。
会社との関係を捉え直す
雇用者と奴隷→雇用者とわたし株式会社、という経営者同士でやりとりしていると考えろ
わたし株式会社が提供するサービスは、ソフトウェアを作れる能力
わたし株式会社が提供するサービスの売り方を考える
わたし株式会社が提供するサービスを向上させる方法を考える
わたし株式会社のサービスを専門化する
わたし株式会社のサービスをマーケティングする
適切なキャリア目標の立て方
大目標→小目標へブレイクダウンしていく
会社の管理職や重役を目指すのか、社外に飛び出し企業するのか方針を定める
社交スキルを鍛える
ソフトウェアの開発者の時間はコンピューターではなく人を相手にするために使われている
なぜならコードを使うのは人なのだから
人との接し方を考える
誰もが「大切にされている」と感じたがっている
批判をしない
人が何を望んでいるかを考える
よい履歴書の書き方
プロを雇って書いてもらうのがベスト
雇えない、雇いたくないなら自身の履歴書をオンラインに載せろ
面接をハックする
合格の決定的な決め手になるのは、個人推薦をもらうこと
個人推薦をもらうために人脈を作る
コネではなく友達を作ろうとする態度を示す
いずれくる転職のために今すぐできること
技術的なスキルを磨く
人脈をコツコツと作ること
他人のブログを読んでコメントする
地域の他の開発者、リクルーターと知り合いになる
プロフェッショナルであれ
プロとアマの違い
プロ
常に従う原則を持っている
仕事を正しく完成させる
間違っている時や知らない時にそれを認めることを恐れない
首尾一貫しており安定している
責任を取る
アマ
頼まれたらなんでもする
仕事をとにかく終わらせることに力を注ぐ
知らなくても知ったふりをする
予測不能で信頼できない
責任を避ける
プロになるための習慣
事前準備
時間管理能力
正しいことをする
品質の追求
自己研鑽
セルフマーケティングの基礎
マーケティングは才能を数倍にする
正しいセルフマーケティングの方法は他社に価値を提供すること
ハリボテの自分を見せることではない
成功するブログの作り方
今すぐブログを作れ
ブログが重要な理由
履歴書は2ページだが、ブログはその人物についての情報の宝庫
文書の書き方を学んでいるソフトウェア開発者は自分の意図を伝えることが得意になる
成功する方法は書き続けること
週に一度は更新する
同じジャンルのブロガーの記事にコメントを残す
人が欲しがっているものを与える
自分がしていることの90%はタダで分け与える
学び方を学ぶ
手を動かした時に最もよく学べる
学んだことを他の人に教えると知識が補強され理解が深まる
給与の賢い運用方法
目先のことだけを考えるな
資産と負債
資産はお金を増やす
負債はお金を減らす
資産を買え
失敗を恐れるな
壊れやすい自我を守るために人は失敗を恐れる
失敗は敗北ではない。成功への道。正面から向き合う。
成功のためにはときどき雨に濡れるような体験をする必要がある
自分のキャリアについて考えてみた
自分はアニメやマンガ、ラノベといったオタク文化の発展に貢献したいと思っています。
であれば、今の会社ほどその目的にコミットする上でふさわしい場所はないので、今の会社で管理職になることを目指す方が人生を豊かにできそうかなと。
自分の専門というところを考えると、今の専門はビジネスルール・ロジックを実装していくバックエンド部分に特化していると思います。
クライアントの希望、イメージを汲み取る力
クライアントの要望をコントロールする力
タスクとお金を管理する力
クライアントの要望を机上に表現する力
クライアントの要望をビジネスロジックとしてコーディングする力
あたりが身についている力のように思います。
こうして見てみると、今の方向でどんどん特化していくと最後にはマネージャーになっていくのかなと思わなくもないかなと。
ただ、やっぱり組織横断的に技術的な問題を解決していくロールのこともすごくかっこいいなと憧れる気持ちもあります。
なので、どっちに転んでもいいようにもうしばらくは技術力を上げられるだけ上げる方向で努力していこうかなと思います。
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