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あなたの未来を書きます

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有料記事 その人の未来を明るく書きます♪
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#あなたの未来を書きます

希望への歩み方

希望への歩み方

1【巻き起こる嵐】

「うぅっ…わぁぁぁーーー!」
私は我を忘れていた。
アスファルトにひざまずき、手のひらから血が滲み出るほど打ちつけている。
『私が一体何をしたというのだ!』
この心と体がバラバラになってどうしようもないくらいの怒りが込み上げてくる。
一番嫌な自分をさらけ出している。抑圧された感情を体の中から声となって吐き出している。

「なんなんだよ!
このクソみたいな人生は!
私が何したっ

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【とことこストーリー あなたの未来を書きます】募集中!

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【とことこ ストーリー  あなたの未来を書きます】

note(有料)で “物書き屋” を はじめました!
とことこ…とことこ…未来に向かってあなたは歩く。
この世に一つしかないあなただけのストーリーを作ってみませんか?

人には必ず紆余曲折があり、平坦ではないです…
今の問題を抱えて生きている人にエールを贈るストーリー。
必ず未来を明るく書きます!

*注
あくまで、私が想像するストーリーです。

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光の輪へ

光の輪へ

「私は、癒しと笑顔と元気を皆様へ届けられるようなオペラ歌手になります。
そして、この世界が平和で温かいものになりますように祈ります」

煌(きら)は、全世界に向けて自分の存在をアピールした。
話題のオペラ公演「椿姫」千秋楽の日。
虐待や貧困にある子供たちを救いたいという想いから発した言葉。

煌の挑戦は、始まった…

「きいちゃん、お歌が上手ね〜」
周りの大人たちがこぞって、小さな煌に言う。
煌が

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光に導かれて

光に導かれて

 「なんで、私はできないんだろう…」
 そんな思考がグルグル頭を駆けめぐる。気がついてはいるけど、片付けられない。物が散らばる。
 やらなくてはいけない事とできない自分のギャップに悩んでいた。
 大学生になって、自分のことは自分でできるようにと母親から言われた。頑張ってやろうとするけど、3日も経たないうちに私の部屋は密林のジャングルと化すのだった。

 そう、私はADHD 注意欠陥多動性障害なのだ

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時を超えて

時を超えて

木々の隙間から涼風が吹くなか、祖母は足を止めた。7月の暑く厳しい夏、蝉の声が一斉に鳴き始める。
 祖母は、ある想いを持って神社に来ていた。

「どうか、お腹の中にいる子が無事に生まれてきますように…」

 私の祖母は昭和13年 第二子を妊娠していた。しかし、祖母の身体の状態は低栄養、妊娠高血圧症候群だったため胎児にも栄養が行き届いていなかった。
 そして、その年の暮れも押し迫る頃、妊娠8ヶ月にして

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