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【世界のB面を歩く⑲】 ブータン・ティンプー「自然に還る死生観」

観光学者の独自視点で迫る短編紀行文。シリーズで巡る世界一周。世界各地のオリジナル写真も掲載し、世界を学ぶ旅をお届けします。第19回はブータン。 

8月だというのに、標高2300メートルの首都の早朝は、キリッとしい。

天を貫く白い仏塔は、メモリアル・チョルテンと呼ばれる。首都ティンプーのシンボルだ。

多くの人が、お経を唱えながら仏塔をぐるぐる回っている。チベット仏教国であるブータンでは日常の風景だ。

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