怒りについて
おはようございます。サメル(覚める)と申します。毎日500文字前後で投稿中です。
500文字というとどのくらいでしょうか?原稿用紙だと2枚分。テレビなどのナレーションだと1分半くらい。読むのはもっと早いですから、1分もあれば読めるでしょう。
今日は、怒りについてです。
皆さんは、よく怒る人のこと好きでしょうか?おそらくあまり好きではない人が多いと思います。なぜならあまり自制心がない人の様に思えるし、そもそも怒られると嫌な気分になるからです。
それでは怒りという感情は、必要ないのでしょうか?仮にそうだとして、必要ないから自分の怒りの感情は全部無視なんてことはできるはずがありませんし、できてもめちゃくちゃ体に悪そうです。
怒りを表に出すべきか我慢するべきかについて結論から言うと
プライベートの相手には怒りを伝えるべき
仕事の相手には条件付きで伝えるべき
と私は思います。
怒りのデメリットは、感情的になることで客観的な視野を失い、1.目的達成に不利な状況に陥ってしまうこと、2.純粋に相手を傷つける危険性があることの2つだと思います。
共通の目的を持った相手(例えば仕事の相手)に対しては客観的な根拠を持って、それが目的達成に必要な場合は戦略的に怒りを表出するべきです。相手も、共通の目的達成を目指しているという前提に立って話をしてくるでしょうから、その場合の怒りで個人攻撃に繋がることはなく、2つ目のデメリットもクリアできるでしょう。
逆に、プライベートの相手(恋人、友人など)に対しては基本的に怒りを覚えたら全て表出するべきだと思います。なぜなら、プライベートの繋がりは継続的な関係であり、共通の目的達成のもとに一緒にいるわけではないからです。どういうことかというと、共通の目的がない以上、正当性を判断する基準が両者の感情になるからです。
だからと言って相手を積極的に攻撃するべきだということではありません。
重要なことは感情の共有です。継続的なコミュニケーションである以上、互いの不快感を軽減するための情報共有、あくまでも今後のコミュニケーションをよくするための手段として怒りを伝えるのです。この際重要なことは可能な限りストレートに伝えること。自分の感情に混ざり物を入れて逃げること、相手をコントロールしようとして遠回しな言い方をすることなどは相手とのコミュニケーションから逃げている行為に他ならないと私は思います。
怒りが生まれることはしょうがないとして、怒りについて考え、どう付き合うかを一人一人が考えることが、無用な争いを減らすことに繋がる気がします。少し長くなりました。
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