ワーホリ エージェントの選び方大全〜夢を食われるな〜
こんにちは、ニュージーランド・クライストチャーチでワーホリ中のさめです。いろいろ落ち着かず更新していませんでした。次は日常生活の話をしたい。
今回は初心に立ち返ってエージェント選びの話をしたいと思います。
ワーホリに限らず、多くの人が利用するにもかかわらずネット上に十分なクチコミがないことも多い留学エージェント。
私自身、留学エージェントのカウンセリングで不快な思いをしたり、見積もりをとってあとは申し込むだけの状態だった留学エージェントに飛ばれたりと、かなり苦労しました。
他の人には留学エージェントに夢を食われてほしくない!そんな思いでこちらの記事を執筆させていただきます。何かの参考になれば幸いです。
※おことわり※
大変申し訳ありませんが、個人の主観による極端な意見が入ってしまう可能性があるため本記事では具体的なエージェントの名前を出すことは控えさせていただきます。
1.ワーホリ、留学エージェントは使うべき?
そもそも留学エージェントって使った方がいいの?そう感じる方も多いと思います。
個人的には使って良かった!と思っていますが、人によるもの。
語学学校に通わないワーホリの場合はそこまでメリットがないため、留学エージェントは使わない!で良いと思うのですが、語学学校に通うことを検討している場合は一旦見積もりだけでも取ってみると良いと思います。
留学エージェントができること
では、なぜ見積もりだけでも取るべきか?ということで留学エージェントができることを見ていきたいと思います。
①プロによるサポート
当たり前ですが留学エージェントは留学・ワーホリのプロ。ネットの下手なまとめ記事と違い、知識も経験も豊富です。
また大抵の場合留学アドバイザーの方自身も留学・ワーホリ経験者であるため、安心感が抜群です。
個人で手配して生き残る!というのも戦略のひとつですが、人間どうしても不安になるもの。サポートがあるという安心感は何物にも代え難いのではないでしょうか。
②必要なものをまとめて手配してくれる
絶対に必要なのに手配を忘れた!という事態も個人手配だと起きてしまいかねないものです。
その点、留学エージェントは語学学校・空港からの送迎・保険などといった必要なものをまとめて手配してくれますし、個人で手配せざるを得ない部分もサポートをしてくれるためありがたいものです。
③楽
留学エージェントに頼んでしまえば個人で手配するより考えることが少なくて楽です。
個人で手配する場合は語学学校をゼロから探すなどかなり大変なのでその点留学エージェントは手間が省けるでしょう。
④語学学校に直接申し込むより安くなることがある
留学エージェントなんてどうせ仲介料取ってるから語学学校に直接申し込んだ方がいい!そう思われる方もいるかもしれません。
しかし、留学エージェントと語学学校は繋がりが強く、中には「○週間申し込むとこの留学エージェント限定で1週間分授業無料」というような場合も!(私もそれで2週間分無料になりました)
語学学校の授業料はかなり高いので金銭的負担が減るのはありがたいものです。
留学エージェントができないこと
とはいいつつ、もちろん留学エージェントにもできないことはあります。
現地の仕事確保
これは自分でやらざるを得ません。(事前に留学エージェント経由で仕事を確保できる、と謳うところも存在しますが、ほぼ確実に何かおかしいので疑ってかかった方が良いと思います)
そのため、語学学校に通わない場合はそこまで利用するメリットがないように思えます。(実際どうなのかは私にはわからないです……)
超きめ細やかな現地サポート
スーパー個人的意見ですが、基本的にはあまり期待しない方が良いと思います。
もちろん着いてからもサポートしてくれるところ、また現地サポートを謳うところも多く存在しますが、きめ細やかに、となるとなかなか難しいので多くのものは期待しすぎない方が得策でしょう。(ないよりはマシだと思いますが)
2.留学エージェントを選ぼう
ということで、実際に留学エージェントを選ぶ時に見るべきポイントを紹介していきたいと思います。
見積もり金額には何が含まれているか?
まずは一番大事な金額の話。以下のものは含まれていた方が良いでしょう。
語学学校(入学料、授業料、教材費)
まずは最重要、語学学校から。
授業料だけでなく入学料、教材費、場合によっては各種税もかかってくるのでかならず必要経費が全て含まれていることを確認しましょう。
また、これは見積もりには含まれませんが、多くの学校が放課後のアクティビティを行っています。アクティビティの参加費が不当に高くないか確認しましょう。(原則無料で材料費、交通費といった必要経費だけを徴収する学校ならともかく無駄に高い参加費を取る悪質な学校も存在するので……)
宿泊施設費用(ホームステイ、シェアハウスなど)
多くの人は最初1-3ヶ月程度ホームステイ、シェアハウス、寮などの宿泊施設を手配することになると思います。基本的に割高なのですが、他と比べてもどう考えても割高すぎるということがあればその留学エージェントは避けた方が良いでしょう。
なお、滞在費とは別に宿泊施設登録費などを請求される場合もあるので見積もりに含まれているか確認しましょう。
空港からの送迎
多くの留学エージェント/学校は初日の空港到着後宿泊施設への送迎サービスを行っています。
飛行機の長旅かつ大荷物で疲れており、かつ慣れない街でいきなり公共交通機関で移動というのはかなり無理があるので依頼するのが得策でしょう。
基本的に高くはなってしまいますが他と比べて割高すぎるなどが無ければ許容範囲かと思います。
保険
ワーホリの滞在期間をカバーできるようもれなく手配してもらいましょう。
ワーホリ用プランだと保証内容に不安が残る……という保険会社も存在するため、事前にプランに含まれている保証内容は絶対に確認を怠らないでください。
他にかかる主な費用についても述べていきます。
航空券
中には留学エージェントや留学エージェントの提携先経由で取れる場合も存在するようですが、基本的にはスカイスキャナー等のアプリで探すのが一番安いかと思います。
航空券の価格は日々高くなっていくので早め早めの手配を心がけましょう。
パスポート申請/更新費用
パスポートがなければ何も始まらないため早めに申請/更新しましょう。(私は有効期限の都合でなかなか更新できず全てがギリギリになってしまいました……一定条件を満たせば早めに更新できるようです)
ビザ取得費用
例えば、NZの場合はビザ自体の費用はかからないものの多少の税金が取られます。自分で取ればそれだけで済むのですが、代行業者に頼むとだいぶ高くなります……。国によりますが、少なくとも日本人のNZワーホリに関しては全てオンラインで完結できる上手続きは決して難しいものではないので頑張って自力で取りましょう。
サポート期間はいつまで?サポート料は?
留学エージェント最大の強み、サポート。
残念ながら中途半端なところまでしかサポートしてくれなかったり高額なサポート料を取る残念なエージェントも存在します……!
必ずサポート期間は確認しましょう。
日本出発まで
現地到着まで
語学学校終了まで
ワーホリ終了・日本帰国まで
ワーホリは着いてからも悩みが付き物。上2つでは絶対に足りないので、最低でも語学学校終了まで、できればワーホリ終了・日本帰国までサポートがついているエージェントを選びましょう。
また、サポート料にも注意が必要です。どこまでが無料、どこからが有料でどれくらいかかるのかは絶対に申込前に確認しましょう。
サポート料完全無料を謳うエージェントもありますが、その分語学学校等の費用が割高になっていないかは要注意です。
語学力向上サポートって必要?
エージェントによってはオンライン英会話などの渡航前語学力向上サポートがついていることも。
私は怠惰すぎて語学サポートがあっても使わないことが分かり切っていたので気にしませんでしたが……。
個人的には別に要らないと思います。世の中にはさまざまなサービスがあるので自分で十分どうにかできますし、無料でついてきます!とか言っておいて実際不当に値段が高い悪質なエージェントを引き当てる可能性も高いので。
3.こんなエージェントは地雷かも?
大手であっても正直質が悪かったりお金をぼったくったりする残念なエージェントは多く存在します。
地雷エージェントに引っかからないために、個人的に気をつけるべきだと思うポイントをまとめてみます。
広告をよく見かける
目立つ広告があるとどうしても目が行きがちなもの。しかし、広告費にお金を費やしている分不当に金額が高い場合が多いため警戒した方が良いでしょう。
カウンセリング時の雑談が多い(=具体的なプランや行きたい国の現状の話が少ない)
今の大学や仕事、住んでいる場所など雑談から話を進めるエージェントは多いです。
こういうところは話は上手いのでその分心を掴まれがちではあるのですが、実質的な話はしてくれていない場合が多いため要注意です。(特に時間制限があるカウンセリングの場合はなおさらです)
無駄に不安を煽り、よりお金がかかるコースを勧める
こういうところは基本的に入るお金を増やしたいだけなので、流されないよう気をつけましょう。
私の場合語学学校は12週のつもりだったのですが、あるエージェントに「あなたはCEFR A2程度の力しかないから21週みっちり勉強した方がいいですよ!せっかく向こうに行って語学力足りないままなんて嫌ですよね!?」と言われ無理やり21週の見積もりを取らされました。
でも今CEFR C1相当のクラスで無事やっていけてるので、本当にその話に乗らなくてよかったなあ〜と思います笑
公式サイトを見てもどれくらいの金額がかかるかイメージしにくい
勿論見積もりを取るのは大事なのですが、見積もりを取らなくても自分で費用の目安は考えられるところの方が安心だと思います。
中には公式サイトに金額が明記されておらず、見積もりを取るまでよくわからないところもあります……。
質問や依頼事項にちゃんと答えない
もはやエージェント選びというより常識的な話なのですが、こういったところも注意です。話を聞かずに向こうの都合のいいように手続きを進められてしまったり、何より自分が損したりするリスクが高いです。
返信が遅い
返信が遅いエージェントは結果的に飛ばれるリスクがあるので要注意です。
私が最初に契約しようとしたエージェントはあまりに返信が遅く、結局これでは間に合わないだろう、というところまで行ってしまいました。
土日祝を除いて遅くとも1日以内に返信が返ってくるところが良いでしょう。
何となく不安を覚える
この感覚は一番大事にした方が良いと思います。
私も何となく不安を覚える…という理由で契約を見送ったエージェントがあるのですが、こちらに来てからほかの日本人と話したらそのエージェントは酷いという話で盛り上がりました。
4.悪質な留学エージェントから身を守るには?
悪質な留学エージェントから身を守り素敵な海外生活を送りたい!私の経験から以下のことをおすすめします。
必ず複数社に見積もりを取る
どうしても最初に見積もりを取った会社に依頼したくなりがちですが、この点は徹底しましょう。他の会社と比べることで不当に高いお金を取られることを防げます……!
また、気になる語学学校がある場合は同じ学校・同じプランで複数社に見積もりを取ってみるのも良いでしょう。
疑問に思ったことはすぐ質問する
この点も大事にしましょう!質問に真摯に答えてくれるエージェントならよいですが、質問から逃げたり、あいまいな答えしか返ってこなかったりするところは話が通じない地雷エージェントである可能性が高いです。
すぐに契約しない
見積もりの有効期限を短くし、「今を逃すと高くなりますよ!」と脅すことですぐ契約させようとするエージェントもあります。
しかし、先述したように絶対に他の会社の見積もりをとってから契約するところを決めるようにしましょう。万が一見積もり期限が切れてしまったら契約直前にまた取り直せば良いだけの話です。
自分がやりたいことを明確にする/自分の意思を貫く
結局こちらに尽きると思います。
私個人の経験をお話しすると、NZに行くのを決めてエージェントの方とお話しした時ネルソンという町の語学学校を強く勧められました。人口が少なくのんびりした町で、日本人比率も少なく、校内の英語使用ルールが徹底しているというのが理由でした。
正直かなり揺れましたが、東京に直近2年間住んでいた私は都会は嫌だからオークランドは避けたいけど、あまりに人が少ないのも寂しいなあ……と思いクライストチャーチに来ることにしました。
結局、クライストチャーチですら東京暮らしに慣れてしまった私にとっては思ったよりも田舎で、さらにはネルソンの語学学校は日本のエージェントがこぞって勧めるせいで日本人だらけになってしまっているという噂を聞きました。
もしエージェントの話を鵜吞みにしてネルソンを選んでいたら一生後悔していたと思います。
どうか、自分のやりたいことを明確にして自分の意思を貫いてください。
おまけ 個人契約ってどれくらい現実的?
私がエージェントを介して契約したのは語学学校・ホームステイ・初日の空港からの送迎・保険です。(それに加えて、ワーホリ終了まで無料サポートがついています。)
語学学校に直接連絡を取り契約するということも十分可能です!大きな学校であれば日本人スタッフがいらっしゃることも多いです。また、自分の学校の場合ホームステイや寮、初日の空港からの送迎も学校経由で契約可能でした。
NZに来てから知り合った日本人の中には、NZの遠い知り合い経由でホストファミリーと直接連絡を取り自分でホームステイを直接契約したという人もいました。エージェントや語学学校経由だとかなり高いお金を取られてしまいますが、その方の場合は相場と比べてかなり良心的な値段だったので現地のつてを頼れる方は頼ってみると良いかもしれません。
保険についても十分自分で手配可能です。
勿論エージェントを使うメリットは大きく、私の場合は使ってよかった!と感じていますが、個人契約も現実的に可能なので挑戦してみるのも良い経験になると思います!
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