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坂道シリーズの歌詞考察

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乃木坂46、欅坂46、けやき坂46、日向坂46、櫻坂46の歌詞考察です。
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2023年10月の記事一覧

それならずっと僕のことは数に入れないでよ【櫻坂46 隙間風よ 歌詞考察】

それならずっと僕のことは数に入れないでよ【櫻坂46 隙間風よ 歌詞考察】

「優等生」の憂鬱「完璧」の象徴として「雲ひとつない青空」を使い「僕」と対比させる。
それを「僕」は残酷だと言う。
何も無い空っぽな「僕」が浮き彫りとなるだけだ。
言い訳という逃げ場が無くなる。

そう思う理由は何故なのか。
普通に幸せな日々を送っているはずだ。
「過去」の象徴として「親とか教師」を使い、それらからの期待にもそれなりに応えてきたと言う。
何がそんなに不満なんだ。
そんなに差し迫った不

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そう今度は私たちの番だ【櫻坂46 マモリビト 歌詞考察】

そう今度は私たちの番だ【櫻坂46 マモリビト 歌詞考察】

何故この楽曲に感動するのだろうか。
それは櫻坂46の物語に感動しているからだ。
当て書きだと思われる歌詞がそう感じさせる。
今このタイミングで3期生がうたう意味(必然性)がある。

欅坂46時代からの長い歴史を感じることができる。
それを遠くから見ている主人公。
まだ傍観的な存在だ。

1期生、2期生という先人が優しく迎えてくれた。
名もなき者(3期生)の物語のスタートだ。

私たちは既に当事者だ

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森田ひかるは救世主である。【櫻坂46 承認欲求 MV考察】

森田ひかるは救世主である。【櫻坂46 承認欲求 MV考察】

明らかにオーギュスト・ロダン作のエヴァのオマージュのようなシーンがある。
エヴァとは言葉としては福音(喜ばしいおとずれ)の意味であり、作品としてはロダンの代表作「地獄の門」の両脇に、アダムとともに立てるべく構想された作品で神が禁じた智恵の実を食す罪を犯したことで、苦悩に身もだえする姿を示す。

最初のシーンで神に祈りを捧げる森田ひかる。
しかし、次のシーンでは掛けていた眼鏡を外し踏み潰す。
つまり

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