実録40歳の婚活(33):おじさんとおばさんの仮交際。(前編)
もうお見合いは終わっちゃったんだけど、わたしには仮交際の人がいるのだ!
仮交際が決まった次の日には、ファーストコールといって、男性から女性へ電話がかかってくる。
そこで次会う約束をしたり、LINEを交換したりする。
最近は電話をするなんて滅多にしないものだから、電話が来る前から憂鬱。
約束の21時ぴったりに電話が来た。
電話口から男の声ぇ!
久しぶりすぎてものすごく新鮮だった。
電話だと姿が見えないから頭が寂しい姿が目に入らなくて、声だけ聞いたら男性ということだけでドキりとしてしまった自分がいた。
ドキりとしたとはいえ、電話はあまり好きではないから、ささっと次の予定を決めてしまいたかった。
しかし、次の予定の話題にもならず、15分くらい世間話だけして終わった。
LINEを交換したから、これからは本交際に進むべく、この仮交際=お友達期間でお互いを知っていくために、最低1日一回くらいやり取りするんだろうなと思った。
それなのに「よろしくお願いします」という初回のやり取り以降、しばらく連絡を取らなかった。
わたしからLINEを送ればいいのだけれど「もうあとがないから」という理由で仮交際に進んだものだから、積極的に連絡を取る気にもならない。
なんなら、もうこのまま仮交際終了にならないかなと考えていた。
1週間後くらいに「メシでも食いに行きましょう」というお誘いをいただいた。
「メシを食う」て。
いい大人なんだから「ご飯を食べに」とか「お食事」と言ってほしい。
「くそしたい」と同じレベルに聞こえるのはわたしだけでしょうか。
わたくしはお花摘みと言いたいのですわよ。
まぁでもいちいちそんな小さなところに引っかかるから、わたしは未婚なのだ。
忘れよう。
ちょうどこの頃、前回の記事で書いたとおり体調を崩していた。
食事を摂ることがまだ不安だったので、外食ができそうになるまで少し待ってもらうことにした。
そして1週間後、体調も回復したので、
「完治したのでお食事でもどうですか?」とLINE。
わたしから提案した日程はダメだったみたいで、3日ほどあちらから候補日をもらう。3日のうち2日が平日。
出不精のわたしは、平日に家で仕事を終えてから都心に出ていく気持ちにはどうしてもなれないので、そこからさらに2週間後くらいの日曜日に決まった。
結局お見合いしてから1ヶ月が経過して、初の食事。
その間、LINEのやり取りは2回くらい。そして、そんなにラリーは続かないやり取りだった。
当日のお店は、何か食べたいものありますか?と聞かれて、わたしは慣れない人との食事が苦手だから、なるべく大好きなものを食べに行きたい。
だから「中華とかタイ料理はどうですか?」と言ってみた。
「中華気になります!」とのこと。
わたしが、ここ最近2週連続で行った中華の食べログを送りつける。
「行きましょう!」とのこと。
男性を立てた方がいいのかなと迷いつつも、リードされる感じもなかったから勝手にわたしが予約をした。
あちらにもわたしにもやる気のない関係性。
美味しい中華が食べられるのならそれでいいやと、わたしはメシを食いにいくのであった。
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