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40歳ガチ婚活(42):3回目のデートって告白されるもの?後編。

Mさんとの3回目のデート。

映画を観て、公園でハンバーガーを食べながらピクニック。

「今日はぱいなっぷる子さんに渡したいものがあって、、ガサゴソ」


ん?今日もお菓子のお土産くれるのかな。

ガサゴソ

ぱ「えええーーーーーーーー!!!!!!」

M「今日はお花を買ってきました

Mさんの手には、2本のバラが。
わたしはそれを受け取る。

ぱ「かわいい!ありがとうございます!」

ピンクと赤のバラ。
すごくかわいい。
わたしはお花をもらったことって数えるほどしかなくて、しかもその半分くらいは職場で異動の時みたいな形式的で誰の思い入れもないようなお花だったから、すごく嬉しかった。
わたしのために用意されたお花。
それは特別で、今までで一番キレイなバラだった。

今日のお土産はお花ってこと?

お菓子じゃないお土産に、一瞬困惑した。

M「お付き合いしてくれませんか?」

ヘ?
ヒョェェェェェェェェェェーーーー!!!!!!!

完全に油断していた。
3回目のデートで告白ってよくある話だから確かに意識したけど、さすがにまだだろうと思っていた。

だって、初対面:1.5時間
2回目:2.5時間
3回目:3時間(映画のぞく)
まだ7時間くらいしか話してない。
まだ手も繋いでない。

参考までにこれまでのこと。
初対面:4時間くらい(酔っ払い)
2回目:4時間くらい(酔っ払い、手を繋ぐ)
3回目:6時間くらい(酔っ払い、手を繋ぐ、キスする、その他ピー)
とか。

今までの恋愛とは比較にならず、わたしはバラを見つめたまま、思考回路はショート寸前のセーラームーンとなる。

Mさんのことあんまりまだ知らない。
まだ好きじゃない。
でも、誠実でいい人。
居心地は良い。
でもでも、お互い婚活をしているのだから、中途半端なことをして相手の時間を無駄にしてはいけない。
もう少しお互いを知ってからお付き合いしたい、と言おうか。

わたしの脳内は人生ゲームのルーレットのごとく、ぐるっぐる高速で回転した。
時間にして約15秒。

とその時。
もう1人のわたしの声が、目の前のバラから聞こえてきた。
ほんとに聞こえた。

「こんな素敵なことしてくれる人他にいる?いや、もうお前には現れない」

ソレナー!!!!!!

わたしとのデートの前日にお花を用意して、当日はずっとバックの中に隠して、デートの終わりにそのお花を渡して告白してくれた。
これ以上に素敵な人なんてもういない!

「わたしで良ければお願いします」

ずっと望んでいたのにどうにもこうにも叶えられなくて、もう無理かもと思って絶望する日が何度もあったのに、それが叶う時ってあまりにもあっけない。
まるで日常の一部かのごとくさらりと通り過ぎた、ゴールデンウィークのうちのたった1日の出来事だった。

あっけなく叶えられてしまったことがもう一つ。

マッチングアプリで付き合うことになった場合の、まず1つ目にぶつかる問題。
それは、相手がアプリを退会したかどうか知りたい問題
マッチを解除すれば、相手には「退会しました」と表示される。簡単に嘘がつける。
これまでは付き合いましょうとなっても、まだ相手がアプリ続けてたらどうしようと心配で仕方なかった。
なのに、
「アプリ一緒に消しましょう」と言われて、その場でお互い退会して、退会完了の画面を見せ合った。
あまりにあっけない。

前回の彼氏と別れて3年7ヶ月。
もうこれ以上大好きになれる人いないと思った人にフラれて3年。
結婚相談所に入ったり婚活パーティーに行ったり、婚活を最優先にして1年。

やっと彼氏ができた。
しかも、確実に今までで一番誠実な人だ。

この日、わたしたちは手も繋がず帰った。

40歳にして、今までで一番の純愛がはじまっちゃうってやつ?!

というわけで彼氏ができました。
とはいえこれからまだ「結婚」に向けて道のりが続くわけで。
果たしてわたしはこのまま結婚できるのか、これからも見守っていただけたら嬉しいです。
ちなみに、スマホへのnoteからの通知で、彼にこのnoteの存在がバレたかも⁈と思う瞬間があったので、これまでの記事のタイトルを少し変えました。





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