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本当はよく知っている街なのにどんどん知らない街になっていく

お久しぶりです。少し日が空いてしまいました。

地元で1ヶ月以上過ごすのが約5年ぶり。

歩いていると知っている風景はかろうじてまだそこにある。
友達とふざけて落ちた川、長く通っていた音楽教室、好きな人を見かけたスーパーなど。どれも懐かしい。

それでも、知らないスーパーや家がたくさん建っている。
あれ、ここは前何だったっけ?
思い出せなくなっている。何度も通った道のはずなのに。
知らない風景と思い出せないことに悲しくなった。

スーパーへ向かう途中、見上げると山の方に小学校が見えた。
私の通っていた小学校はちょっとした山の上にある。
黄色の帽子を被り、坂を登ったり下りたりしていた日々を思い出す。

当時は坂を登ることを疎ましく思っていたが、学校へ近づけなくても、見上げることができるのはいいなと思う。

なんだか、時の流れを感じてしまった。
まだまだ子どもの気分だったが、時間には逆らえない。

いつか、大学の周りの風景も懐かしくなることがあるのだろうか。後期もオンライン授業だと、私は地元から参加することになる。卒業式はできるのだろうか。卒業式もなくなれば、大学へ次行くのはいつになるのだろう。最後だと思わなかった、留学前の登校が最後になる可能性もある。

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