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楽しむことを忘れるところだった。

「仕事に行きたくない」
という感情を、抱きかけました。

頭の中はお金のことでいっぱい。
どう資金繰りしよう、ああ、豆が思ったように売れない…。
イベントの集客や、若手の育成も。
だめだ手に負えない…!

寝る前も、起きてからも、キャッシュを得ることばかりに頭を捻り、自分の本来の強味をすっかり忘れ、逡巡していました。

危なく、自分自身のミッションを見失うところでした…。

放射冷却の寒空の下、西屯田通をボロっちいロードレーサーで通勤途中、「自分が今日のコーヒーの事を考えていない」ことにふと気づけたんです。

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フリーランスの皆さん、起業しようとしている皆さん。
おはようございます。

起業2期目の、いつでも改革男、おしばです。
コロナショックのおかげで気づいた事があるのでメモ書きしておきます。


「自分が心から楽んでいること」や「夢中になれること」が、生業の質と正比例していく世界観が、フリーランスの在り方の1つというか、品格であると僕は考えています。

自分が収入を得ている「仕事」が、ただの仕事になってしまうこと。
それは、フリーという生き方を選んだはずの自分自身が従属してしまうということ。つまり「表現者としての自分の死」を意味します。

短期的な結果を重要なゴールであると錯覚し、その過程に対して神経質になってしまうと、均衡の取れたあなたの世界観や、絶対的価値は途端に崩れていってしまうのです。

これは、今の自分への戒めであると同時に、フリーランスという生き方を選ぶ人たち全員に、ぜひ心がけていてほしい考え方です。


そもそも僕にとって今の仕事は、
「仕事!」というほど大層なものではありません。

毎朝寝坊しながらシャッターを開け、1日平均10人も来ないコーヒー屋で、札幌では飲めないレベルのコーヒーをドリップしながら数人のお客さんに感動を届ける。他にも週1の焙煎業務や諸々企画やイベント等いそいそやってますが、たったそれだけです。

馬車馬のように働く社会人の皆様には頭が上がりません…。

自分でお店を経営するということは、

心から好きだからやっている。
熱意を伝えたいからやっている。
性に合うから続けている。

この三拍子で成り立っている、儚いバランスの生業です。

スターバックスで働いていた時、店長に耳が痛くなるほど言われた言葉。

「ロマンと効率のバランスを考える」


これが無意識的に出来ていたからこそ、
穏やかなワルツを刻みつつ1年間お店を続けてくることが出来たのです。


不測の事態に客足が途絶え、売上はどんどん目減りし、お店を守ろうと、家庭を守ろうと必死になって考えていました。

ロマンはそっちのけで、効率の方ばかりを考えていました。

バランスを崩すと人は転んでしまいます。
転ぶ前に踏みとどまることが出来て良かった。
大切なことに気づくことが出来て、本当に良かった。

僕は人生で一番大切な、楽しむことを忘れるところだった。

まだまだ不況は続くでしょう。苦しい思いをするかもしれません。
のらりくらり、やってきましょうね。
熱意あるところに人は集まってきます!

いつだって大切なのは、

「ロマンと効率のバランス」

です!


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