THE THREE HAPPINESS [精神科医が見つけた3つの幸福]を読んで①
今回は樺沢紫苑さんが書いた「THE THREE HAPPINESS 3つの幸福」という本を紹介します。
3つの幸福
3つの幸福とは、幸福に関する脳内物質のことをいいます。
人間には幸福に関する脳内物質が100種類以上あります。
その中でも、「ドーパミン」「オキシトシン」「セロトニン」がとても重要です。
それぞれの脳内物質には、上の図のような働きがあります。
このようにセロトニンが他の二つの土台で次にオキシトシン、最後にドーパミンとなっており、土台(セロトニン)がしっかりしていないと他の二つはダメになってしまいます。
最初に、土台で重要度の高いセロトニンから見ていきましょう。
セロトニン的幸福
セロトニンは主に健康的な脳内物質です。
セロトニンのイメージは「爽やか」「リラックス」といった感じでしょう。
逆に「苦しい」「調子が悪い」と感じたのならセロトニンが低下していると思われます。
セロトニンが低下している人は精神状態が不安定で、イライラする、怒りっぽい、キレやすい状態にあります。また、セロトニンは集中力にも影響を与えます。セロトニンが低い人は注意散漫となりミスが多くなったり、雑念が多くなります。
セロトニンを増やす方法
起床瞑想
マインドフルネス散歩
しっかりと嚙むこと(ガムも可)
起床瞑想
起床瞑想とは、言葉通りで起床した流れで瞑想をするということです。
起床したすぐは心拍数が上がるので、呼吸を意識的にすることで心拍数が安定します。意識的に呼吸することでセロトニンが上がり、一日の集中力や生産性が向上・ストレス軽減という効果があります。
マインドフルネス散歩
マインドフルネス散歩とは、散歩している時に「今」に焦点を当てながら散歩をすることで、瞑想と同じような効果が得ることができます。「今」に焦点を当てるということは、例えば、「風が心地良い」「自然が美しい」というように「自身の感情」「風景」「自然」などをリンクさしてください。ここで注意することは、「未来や過去のことを考える」ことはやめましょう。
しっかりと嚙むこと
しっかりと嚙むことでオキシトシンが分泌されます。ご飯をしっかり嚙むことはもちろん、仕事などでガムを嚙んでいいのならガムを嚙みましょう。
オキシトシン的幸福
オキシトシンのイメージは「つながりによる安心感」です。
オキシトシンが無ければ、「孤立」「孤独」といった感じです。
この状態は身体の健康も壊すことがわかっています。
人間のほとんどのストレスは人間関係から来ており、それが原因で脳を疲労させ、うつ病などの病気を引き起こします。これを改善するには、人とのコミュニケーションはもちろん、セロトニンが大切になってきます。セロトニンを増やすことで気持ちに余裕ができ、上手く人間関係を築くことができます。そして、「オキシトシン的幸福があって初めて、周囲のサポートや応援が得られ、仕事の成功が加速し、ドーパミン的幸福が得られます。」
ドーパミン的幸福
ドーパミンのイメージは「成功」「達成」です。
ドーパミンは、私たちの「モチベーション」「やる気」の源であり、ドーパミンが出るから「頑張る」「努力できる」し、結果として「自己成長」につながります。ドーパミンは、「もっともっと」の物質です。なので、種類によっては、良い悪いがあります。ドーパミンが爆発すると、依存症になります。依存症にも三種類あって、物質依存(タバコ、薬物)、行動依存(ギャンブル、ネット)、人間関係依存(DV)があります。これらから、ドーパミン的幸福をどのように得て、どう付き合っていくかは、人生において非常に大きなカギを握っています。
最後に
続きまだあるので、また書きます。
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