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【Day.43 フィリピンのキャッシュレス事情】

前回の投稿でフィリピン人の銀行口座率について投稿を致しました。本日はフィリピンのキャッシュレス事情についてです。日本では大分浸透してきたようにも思いますが、果たしてフィリピンではどうでしょうか?


・クレジットカード/デビットカード

日本では一番長くキャッシュレス決済の手段として使われてきたのがカードでの決済ではないでしょうか?フィリピンでは3%がクレジットを有しており、13%がデビットカードを有していると言われています。(2017年、世界銀行の調査により)クレジットカードは銀行口座を保有していないと開設ができないので、そもそも銀行口座の保有率が低いフィリピンではこれくらいの数字が妥当なのかも知れません。
とはいえフィリピンでもホテル・モール内のお店・レストランではクレジットカード/デビットカードが利用可能です。一方でコンビニやタクシーの支払いには使えませんので、ご注意ください。(あくまでも井上情報)


・モバイル決済サービス

日本と同様にフィリピンでも通信会社がモバイルの決済サービスをリードしています。よく使われているのはGlobe社のG-Cash、Smart社のPayMayaでしょうか。G-cashは登録ユーザー数が2,000万人以上もいるようです。その他外資系ですと配車アプリを運営しているGrab社のGrab Payやアリババグループの提供しているAli Payが使えるお店も多いです。
モバイルの決済サービスは銀行口座を持っていなくても利用が可能なので、それだけ普及しやすいのかも知れませんね。私がフィリピンへ出張で行く際にはGrab Payを使うことが多いです。コンビニなどに専用のチャージ機がありそこで都度チャージをしています。コンビニやファストフード店などクレジットカードが使えないようなお店で利用が可能です。

フィリピンでは銀行口座・クレジットカードの保有が進むよりもモバイル決済サービスの普及の方が進みそうですね。この流れはコロナ禍においても加速をしているようです。携帯電話普及率、フィリピンは110%ですからね。

「こんな話、ソルトの活動に関係あるの?」と思われるかも知れませんが、企業と同様にNPOも社会や人々の生活がどのように変化していくかを予測する力が必要だと私たちは考えています。それにもしかしたらモバイル決済サービスの普及により、私たちが今行っている経済的リテラシーを学んでもらうワークショップのコンテンツも変えないといけなくなるかも知れませんしね。
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